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    UTDL3

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    DONEサンフリ前提のキャラとサンズの会話。
    短編。G√。
    サンフリ話

    サンフリ前提のキャラとサンズの会話。
    G√。


    息は絶え絶えになり、思わず床へと膝をつく。握っていたダガーナイフのグリップから手を離し、床に置くと既にダガーナイフの刃は刃こぼれしており、ガタガタに歪んでいるのが分かった。
    既に穴の空き、ボロボロに歪んだ床にナイフを突き刺すと、目の前の大理石の柱にもたれかかる一人の男にゆっくりとした足取りで近づいて行く。

    男も自分同様に息は絶え絶えで脂汗の様なものを垂れ流し、男が身に纏っていたブカブカの青いパーカーは何度も何かが擦れたようで既に裾部分はボロボロになっていた。
    男は近付いて来る足音に頭部を上げると、自分の顔を見て忌々しげに、既に持ち上っていた口角の端を更に持ち上げた。

    「hehheh……んだよ、クソガキ。
    悪いがお前を此の先に進めさせる訳にゃいかねぇんだ。諦めてリセットしな」

    武器も使えないだろう。そう付随させて呟いた男は乾いた笑い声を響かせると、じっと此方の様子を伺っていた。心身の疲労が限界にまで近いのだろう、男は疲れで意識が飛ぶのを堪える様に、ただ此方を睨み付けて一挙一動見逃さぬ様に佇んでいた。
    男の言葉通り、強制 5156