サキュバスオメガバパロビマヨダ4-2 10/1追加ドゥリーヨダナは、こう見えても手練だ。
積めるだけの研鑽を積み、数え切れぬほどの人間たちを誘惑で絡めとっては地獄に落としてきた。
落ちた人間の魂は地獄全体で管理されることになるが、ドゥリーヨダナは『わし様の魅力で落としたのだからわし様のもの』という謎の主張により時折無断で精気を吸ったり使ったりしている。
閑話休題。
ともあれ、そんな風にサキュバスとしての魅力を高めてきたのも全てはこの日のため。
ビーマを他の人間たちと同じように地獄に落とし、己の好きにもてあそぶために、ここまで駆け抜けてきたのだ。
ならば今こそその磨き上げた手練手管を発揮するべきなのだ。
なのに。
「っ」
する、ぱさ。
ストールが落とされる。
シャツのボタンが無骨な指によって一つ、二つと外されていく。
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