「君の声が」制作事情。約ネバ小説第4弾での、「どうしてエマがいるのがわかったのか」のレイの種明かし。
実は読んでビックリしたんです。
彼自身の誕生日と一緒で、墓場まで持っていくものだと思っていたので。
打ち明けるにしても、ノーマンとフィル、トマラニまでかな…?と思っていたんですが。
ギルダの問いかけで、まさかのみんなの前でお披露目。
いや、ちょっと待って。
その名前聞いて心中穏やかならぬ人が約1名いるでしょうよ…。
(まぁそうやって、ノーマンやレイの事情を知ってる人に伝える方法も有りかな、とも思いながら)
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そして私も原作最終回を思い出す。
『コニー、ドンにも教えてくれたら良かったんだけどな…』
そんなの有り得ないのは分かってる。
これはレイの呪縛を少しでも解くための場面なのだから。
ドンには到底及ばない。
そう考えた時、私の中のドンが言った。
「このままエマがみつからなかったら、俺よりレイの方がヤバいからだっての!」
(↑ノーマンも同じく)
成程ねぇ。
だから彼女は彼の方に声をかけたと、君はそう考えるのね。
自分と比べる事すら間違ってるくらい、彼が重いものをしょってる事を知っていて。
だから彼の方に彼女が声をかけたのもわかっていて。
『どうして君はそんなに物わかりよくいられるの?私だったら嫉妬するわ…』
と思っていたら、
「俺はもう先に声をかけてもらってるからな!」 と返ってきた。
あぁ、そうか。「がんばってね」って言われたんだっけ。
「おう!俺はコニーに期待も信頼もされてるからな!」
そうか、そうか。やっぱりすごいよ君は。
結果から、+思考で理由を解き出しているよ…。
と感心していたら、ちょっと寂しそうに彼は笑っていた。
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…という事があって、この激しい妄想を形にしたくなり、今回のマンガにしました。
ドンは、レイとの差をわかっていて、その上で見栄もあり、余計な心配をかけないという意味もあり、自分でそうありたいという思いも込めて、「信頼」という言葉を使ったのでは?と思っています。
そういう、レイ(フルスコア3人)に及ばない彼の哀しさ、それでも前を向き彼らの境地を目指す彼への愛しさを最後のページのアップに込めた次第です。
私がドンを応援したいのは、そういう所なんです。
正に「推し」というやつ。
とはいえ、贔屓キャラに対する妄想には違いない。
甚だ解釈違いかもしれないので、そこは「笹矢の妄想」として受け止めて下さいませ。