阿吽の呼吸「よし!終わった!」
予定よりも早く終わった論文を保存してPCを閉じる。
慌てて胴着に着替えて、ぐっ、ぐっ、と何度か屈伸をすると窓から飛び出した。
あれから修行をし直した僕はピッコロさんに仕事と家庭と修行を全て両立できなければ修行しないと言われてしまった。
うそ、と項垂れる僕にお前ならできるだろう?なんて言われればやらないわけにもいかない。
そんな無茶振りは結果的に僕の生活を正すいいきっかけになった。
元来、夢中になりすぎてしまう癖も、その約束を思い出せばある程度で我にかえることが出来るし、身体を鍛え始めたことで集中力もぐっと上がった。
そうしてできた時間でパンやビーデルさん、ピッコロさんとの時間を取れるようになってやっぱりピッコロさんはすごいなぁと思うばかりだ。
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