残したい物(レスター&ヤナギ)「先生、これ受け取ってください。」
『んー、ラブレター?』
「そうです。」
『ほ〜君がぁ
いいの?こんなもん私に渡しちゃって』
「どうしてですか?」
『いいかい、人間はね
心は変わるし、記憶も霞む。
残らないものはなかったも同然になるんだよ。
でもこんなものがあっちゃ、
君の心のカケラがずっと残るんだ
まして私に読まれてみな?
君のラブレターを100年先まで一言一句違わず覚えてるぞ。
君ぃ〜大人になってもこんな恥ずかしいことはないと後悔するぞ〜』
「構いません。
俺は…
なかったことになる方が耐えられません。」
『…そっか。
それじゃぁ、ありがたく読ませていただくよ。』
+
先生〜何歳なんですか?
『それが覚えてないんだなぁ〜!
いや、私の記憶力の唯一の欠点だよ、ワハハ』
うそ!!絶対嘘!!
あ、レスター!
先生卒業生ですよね!ヤナギ先生の年齢って知ってます?
「君たち…図書館に来ていて調べることはそんなことでいいのか…」
いいんです!!
知ってるんですか!?
知らないんですか!?
『いいのかな喋って〜
私は君の弱みを知っているんだぞ〜』
レスター先生の弱み!?
何知りたい!?
「んん"ん
ヤナギ先生の言うことをよく聞くように
あと図書館では静かにしない」
えー!!!
『よっしゃ!』
でもレスター先生がああ言うならヤナギ先生は少なくともアラフォー以上か…
若造り〜
『ふふん、なんとでもいえ』