PL1:父親の思い出話でもしようかと思ったんだけど
PL2:父親の思い出話?
PL1:うん。無い思い出話を
PL2:ああ、そういうこと?
PL1:存在してるのに全然設定が掘られてないなと思って
PL2:そもそもお父さんのことなんて呼んでる?
HO1: choice→父上
HO2: choice→dad
PL2:世界観がグチャグチャなんだよな
PL1:一応メモしとくか、母のことは父…
PL2:母のことは父?
KP:母のことは父?
PL2:そんなわけなくない? 複雑な家庭過ぎる
HO1:さて、父上の仕事は何だったんだろう
HO2:dadの仕事は運送業
HO1:運送業ね
HO2:主に白い粉を運んでた
HO1:うん、確かにそうだった
HO2:ビフィズス菌を
HO1:たまに服にさ、ビフィズス菌が付いてて、帰って来た時
HO2:各家庭の玄関の前に置いてあるボックスにビフィズス菌を入れてた
PL1:ビフィズス菌の配達員だった
HO1:各家庭のボックスで雑菌が繁殖して、父上の会社が訴訟されてたりしたよね
HO2:あーしてたね
HO1:あの時は父上も荒れて…
HO2:投獄されたんだよね
PL1:有罪食らってんじゃん。冤罪みたいな言い方してあげたのに
PL2:ダメだった
PL1:負けてんじゃん、裁判
PL2:敗訴
HO1:いやー状況証拠は揃ってたはずだったんだけどね
HO2:まさか上司に全部の罪を被せられるとは
HO1:ね、客のせいだってして…実際そうだったんだろうけど、客のせいだってするよりは社員一個をトカゲの尻尾切りする方を選ぶとは思わなかったよね。社長さん…いい人だと思ってたんだけど、僕もたまに会ったことあったけどさ
HO2:ね、ホームパーティー呼んでくれてたのにね
HO1:そう、ビフィズス菌ケーキおいしかったのに
PL2:ビフィズス菌入りケーキ
PL1:ビフィズス菌で構成されたケーキだよ
HO2:ビフィズス菌豪邸また行きたかったな
HO1:菌がさ、自分の意思を持ってて続々形を変えてって部屋がどんどん増えてくの面白かったよね
PL2:すご
HO2:でもdadの前でその話をすると怒り狂って我を忘れちゃうからな
HO1:ね、怒り狂ってね
HO2:記憶がなくなって、当たり一面血だらけになって、彼女は確かアスナに似ていた気がするって言い出すからね
HO1:母ぜんぜんアスナに似てないのにね
HO2:ね
PL2:あんま良い父親じゃなかったみたいだな
PL1:そうね。結構キツい状況だったのかもしれない、父親周りで
PL2:だから割と父親死んでもあっけらかんとしてるのかも
PL1:なんか最初の地の文で結構あっさりしてるなと思ったんだよ
PL2:そういうことだったのかぁ
PL1:こうなるとさぁ、事故死だっけ?
PL2:交通事故
PL1:ここも怪しくなってくるよね
PL2:あー人為的な…
HO1:うん。結局さ、父上だってトカゲの尻尾切りされてさ、多分…明確に僕も聞いてないけどさ、会社に訴訟起こそうとしてたと思うよ。残りの財産使って
HO2:証拠集めてるッピって言ってた
HO1:そうそう。もうちょいもうちょい!だいぶ集まってきたぜ〜?って
HO2:舌なめずりが止まらなかった
HO1:大変だったよね。母がさ、その舌なめずりをお腹空いてると勘違いして、一日に6食もご飯出てくるようになってたもんね、後半は
HO2:そうなんだよなぁ
HO1:だから冷蔵庫に食材がいっぱい入ってたんだよ。だから僕達は買い物に行かなくても夕食が作れた
HO2:満漢全席が作れたってわけ
HO1:そう
HO2:我が家冷蔵庫は5個あるからね
HO1:父上がおかしくなる前は2つだったのに
HO2:そう考えると平和が訪れたもんだ我が家にも
HO1:まぁ…そうだね。雨降って地固まる
HO2:ハハハハハ
HO1:ハハハハハ
HO2:夕飯食うか
HO1:そうだね