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    hal_jj_0923

    ジャックジャンヌ沼の住人
    フミキサァ……!に沼りましたが、
    基本箱推しです(’ワ’)
    みんな大好き❤
    ポイピクのリスト限定は親しいお友達だけ向けです。

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    hal_jj_0923

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    「……どした?やっぱり、怖いか?」
    「いいえ……怖いことなんてひとつも。……ただ、幸せだなって、そう思ったら、なんだか泣きたくなります。」
    「そっか……。俺は、少し怖いかな……。」
    「え……?」
    「幸せすぎて、な……。」
    更文の手が希佐の手からカップを取り上げてローテーブルに置いた。
    そして、更文はそっと希佐に唇を寄せてきた。


    【愛し花の君がため】『二朶の紫陽花 六月』より

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    hal_jj_0923

    DONEキョウキサのお話。不器用な鳳くんとちょっとぽやっとしてる希佐ちゃん。
    かるくて可愛いお話になりました。
    完成版は本で出す予定ですが、1話を試し読みでポイピクに置きます。

    前作『夢でもないのに僕がお前を好きだと思うわけがない。』(ピクシブに全話掲載)と同じ時間軸のお話です。

    ー--------------------------
    『子犬のワルツ【1】』それは秋公演を数日後に控えた休日のことだった。
    「あ、鳳。お前今、手が空いてるか?」
    「はい。なんでしょう、白田組長。」
    自主練をしていた稽古場の出入り口で、水を買いに出たところで鳳京士はクォーツ組長の白田美ツ騎に呼び止められた。
    「今度の公演で使う小道具、取り寄せ注文してたやつがやっと届いたから、お前、街まで取りに行ってくれないか?」
    「はい。喜んで。」
    「その場で品物の確認をちゃんとして欲しいから、判るやつに行って欲しくてな。面倒だけど、頼む。」
    「わかりました!この鳳にお任せください。」
    白田に役目を任されて、鳳は胸を張って応える。
    「あ、店の位置だけど、ちょっとわかりにくいとこに在ってな。発注するとき立花と行ったから、立花が知ってるから。今日は立花はすでに街に降りてるから待ち合わせして合流して向かってくれるか。」
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