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    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

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    Tyon。

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    五悠です。
    呪専パロ⑥

    悠仁に振られて傷心な先輩

    #五悠
    fiveYo
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    本気⑥五条の部屋

    傑に捕まり、箱根での出来事を問う詰められた。
    全て話すと、傑は親指で眉間を押さえ、深いため息を付くばかり。

    「はぁ〜〜。悟。君がそんな奴だとは、思っていたが…後輩にまで手を出すだなんて…」
    「はあ?そんな奴ってなんだよ」
    「しかも、好きになったとか訳がわからない。急に襲って来た奴に、これたま急に好きだと言われて信じられるわけはないだろう。悠仁も怖かっただろうに」
    「・・・」

    何も言い返せない。
    何度もため息を吐かれ、イライラが募っていくが、それと同時に焦りも募る。
    悠仁には、嫌われたかもしれない。
    枕に顔を埋めれば、気持ちも共に深く沈む感じがした。

    「おや。落ち込んでいるのか?これは珍しいものを見たな」

    椅子に座っている傑は、項垂れる俺をクスクスと笑ってくる。

    「うぜぇ…」
    「ところで、いつから悠仁を?」
    「ん?」
    「好きになったのはいつだい?」

    人が憔悴しているときに、恋バナかよ。
    しかし不安からなのか、話せば、この行き場のない感情が楽になる気がした。

    「わかんねぇ、けど…あいつのこと見てたら、まぁ。気づいたのは箱根の時」
    「なるほど。だから、悠仁は天然たらしと言っただろ。まんまとハマってしまったわけか」
    「…俺を見つけて走ってくるんだぜ。好きだと思うだろ。すげぇ笑顔で尻尾振ってくるし、勘違いもすんだろ」
    「まぁ、気持ちはわかるよ」
    「それなのに、違うって、失礼なのは悠仁の方じゃねーか!」

    こっちがあんなに本気だって伝えてるのに、なぜ伝わらない。
    もどかしい。腹立たしい。
    …苦しい。

    「まぁ落ち着きなよ。しばらくは、悠仁には近づかないことをお勧めするよ。会う度に告白をしても、怖がられるだけだからね」
    「分かってるわ!」
    「確か一年は、今夜から遠征の任務だったはずだよ。ちょうど良かったな。」
    「うるせぇ…よ」

    他人事だからと、揶揄ってくる。
    認めたくはないが傑の言っていることは正しい。しばらく悠仁に近づかない方が良い。
    これ以上、悠仁に避けられて本当に嫌われしまったら、俺はどうなるんだよ…

    「もう休みなよ。じゃ、また明日な」

    傑はそう言って、部屋を出て行った。
    1人になった部屋で、ぼんやり天井を見つめる。

    自分以外のことで、こんなに悩むのは初めてだ。それも、男相手に。
    恋愛なんてどうやってするのか分からない。
    "恋人"という女がいた事はある。何なら、それ以外にもいた。しかし、その女達とどう過ごしていたか全く思い出せない。
    悠仁とのは、思い出せるのに…

    初めてあいつを見た時、イカれてると思った。監視役なんて面倒だが、上手く使えば呪いは、いや呪術界自体が変わるかもしれない。そんな理由で世話を焼いていた。
    悠仁は呪いなんてものを初めて目の当たりにして、俺のことももちろん知らないわけで。
    あいつは、いつも裏表のない笑顔で接してきた。それが、楽だったんだ。

    あぁ。俺は最初からお前を好きだったんだな
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