要練習□1
視線がウゼぇ。チビのその顔。言いたいことがあるならさっさと言え。黙ってンのが一番ムカつく。気が散る。
ウゼェ視線を感じながらこのめんどくせースマホってやつをどうにかすんのも飽きて、床に放り投げた。らーめん屋も返事しねーし。
「オマエさ」
「ンだよ」
「他に言う事あるだろ」
「ハァ?」
「円城寺さんに、あの暗号みたいなのだけじゃなくて」
「アンゴウ……?」
「さっきの返信、何言ってんのか俺には理解出来ねーんだけど」
「ハ? 勝手に見てんじゃねー!」
床に転がってたスマホを慌てて自分の方に弾き飛ばした。チビはコレには触ってねぇ。ちゃぶ台に寄っかかって、自分のをいじってただけのはずだ。
「オマエがメッセージ送ってたの三人のルームだぞ。こっちには筒抜けなんだよ」
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