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    wa5959

    @wadakamari5959

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    wa5959

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    描きたいBLコント

    先輩の彼氏はしょくじんぞく大学の頃仲が良かった先輩と久しぶりに居酒屋で会う後輩A
    先輩の友だちB
    先輩C

    「C引っ越ししたんだって?」
    「そうそう、住み込みで今働いてて、病院に老人ホームついてるみたいなところで運転手してる」
    「先輩は今どこに住んでるんですか?何か今日久々に本土来たって言ってたけど」
    「あぁ、今小さい島で生活してるから、こういうチェーン居酒屋懐かしくて感動したわ」
    「田舎とかゲイは生きにくいだろ」
    「えっ、先輩ってそうなんですか!?」
    「そうそう、こいつゲイなんだよ。家に居られなくて大学出てからフラフラしてたもんな」
    「そうだったなぁ、時代もあるけど俺の田舎はバレたら生きていけなかったからなぁ。今居るとこは田舎だし、閉鎖的なんだけど雇ってくれてる病院は寛容であんまり気にしてないみたいなんだけど、さ」
    「けどってなんどよ、言えよ」
    「言えない」
    「何か他に問題あるとか?」
    「うん、まぁ、たいした事じゃないんだけどね」
    「何があったんですか」「何々?」
    「実は雇ってくれてる病院の息子と付き合っててさ」
    「うわぁ、それは駄目だ」
    「それ、バレたらクビじゃないですか」
    「いや、もう俺と寝てることは島民全員が知ってるんだ」
    「島民全員が!?」
    「ヤバイじゃん、島民誰か怒れよ!捕まっても文句言えねぇじゃんお前。島民の倫理観が死んでるぞ?
    島民の倫理観がゾンビだろ?」
    「何か変な島なんだよ。何でも昔本土から来た人間が感染症を持ち込んでから、本土から来た人間が安全かどうか検査する意味で島民と性行して判断した歴史があるらしいんだ。今は病院で検査すれば良いんだけど、年寄りは性行の方が安心するらしい」
    「親も島も公認のゲイカップルとか凄い田舎だな」
    「逆に文明が独自に進みすぎてて、イカれてるタイプの田舎っすね」

    「でも、仕事が嫌じゃなきゃ彼氏も居て仕事あって倫理観ゾンビの島民以外は無茶苦茶いいじゃん」
    「彼氏さん、どんな感じの人なんですか」
    「むっちゃかわいい」
    「えっ見せて?」「わ、本当だかわいい」
    「この顔で体も鍛えてて、おっぱいもでかい。」
    「ヤバイな、悪いとこないじゃん。」
    「かわいい彼氏居て、ちょっと不便な田舎でのんびり仕事して、結構幸せそうじゃん」
    「正直無茶苦茶かわいい。ちょっと恥ずかしがったりするだけでムラムラする」
    「そうなんだ」「何か効きたくないなぁ先輩のそういう話」
    「俺はちょっと気になるかも。男同士ってどうなん?」
    「最近はほぼ夜は毎日部屋に来てくれるからさ
    そりゃイチャイチャするよ」
    「うわぁ、気持ち悪いって言いたいけど相手が結構イケメンだから何かちょっと羨ましいわ」
    「でも家の病院手伝ってるから、結構疲れててさ、結局俺も彼氏も映画見て寝落ちしがちなんだけどね。」
    「何か別に男女と代わらないすね」
    「そうなんだよ、別に男同士でも人間同士の恋人関係ってかわらないと思うよ」
    「何か楽しそうでいいなぁ」
    「不安とかないの?」
    「いや、でもエッチな感じになるとあんまり彼氏の口元には近付いちゃ駄目なんだよね」
    「なんで?」
    「何かそこの島民しょくじんぞくでさ
    たまに理性がとぶと本気食いで肉噛みちぎる時あるから危険なんだ」

    「どういうこと?」
    「彼氏も結構人肉好きだから、いつか食われる恐怖はいつも感じてる。右肩なんか2回くらい肉削がれたからエッチする時は鉄のカバーしてる」
    「え?そんなに?」
    「彼氏のお手製なんだ」
    「彼氏さん歯の力が凄いっすね」
    「え、あれ?感心していいの?それはお前大丈夫なの?」
    「彼氏の家が島じゃ一番強いらしいし、他の島民に襲われる心配はないみたいだから大丈夫」
    「さっき、幸せみたいな感じだったじゃん」
    「まぁ、良いとこもあるけど悪い事もあるって事。仕方ないよ人生だもんな」
    「先輩、彼氏さんに食われても良い覚悟なんすね!」「まぁ、そういう事」
    「これ、納得していいの?本当に?」
    「はぁ~、結構酔っぱらった!今日はもう帰って実家の荷物整理して明日島に帰るわ」
    「おつかれっした~」
    「俺、凄いお前の事心配なんだけど
    ていうか、もう一生の別れな気がするよ?」
    「そうなんだ、俺その彼氏と結婚するんだ」
    「え!?なんで?男同士で無理じゃない!?」
    「日本では無理だから、向こうの籍に俺が入るんだけどね。だから養子。でも島民はみんな知ってるから一応役場では公認のパートナーにしてくれるみたい」
    「わ~!先輩おめでとうございます~」
    「何か、この年齢になって感慨深いよ」
    「駄目だ、お前の事が心配過ぎて喜べない」
    「お前にも喜んでもらえるように、幸せになるよ」
    「そうだと嬉しいけどさ、何か心配だよ」
    「大丈夫だって、またな」
    「本当にまた会えたらいいな……」

    居酒屋から出る先輩

    「俺、昔あいつゲイだって聞いてさんざん可愛い女の子紹介したけど全部反省してるわ今」
    「心から応援してあげましょうよ」
    「今だったら全然ゲイカップル普通だと思うよ、何故か顔が良い事で問題が有耶無耶になってる気がしてルッキズムの考察までしたいよ俺は!!」
    「愛し合ってたら食べられませんて」
    「いや、でもさっきちょっと食われてたじゃん
    鉄の肩パッド作れるやつ今まで出会った事ないよ俺は!未知の領域だよ!単純に怖いわ!!」
    「俺、高専出身なんで作れると思います!」
    「鉄の肩パッドの部分だけで考えないで!
    ていうかしょくじんぞくなんて今世界には居ないはずだろ!?駄目だろそんな人間受け入れちゃ!
    怖いわ」

    「先輩、珍しいとか見た事無いからって悪いものとして決めつけてたら差別ですよ。俺たちが知らないだけで、結構色んな人がいるんですよ。
    ね?店員さん」

    「ここもオーナーしょくじんぞく出身ですよ」
    「え!?そうなの!?」
    「ほら、結構いるじゃないですか~」
    「え~?」

    おわり




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