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    てんかす

    @Tenkasu111

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    てんかす

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    シャイロックの孤独とかについて

    独白のようなものがメモに残っていたので…
    勝手な解釈とか捏造あるので注意です

    魔法使いとして孤独を初めて感じたのは、自分の成長が止まって、周りが老いていった時だ。同じように育ってきた同年代の人間が初めて亡くなった時は、魔法使いの孤独というのを初めて理解した。私はこの孤独を最初は辛く感じたが次第に慣れていった。この感覚の変化も人間との隔たり生んだ。また一つ私は人間の感覚から遠ざかった。人の死はつらいものだが、何故か心は乾いていて、心から悲しめない自分を嘆いてみたりもした。孤独や別れを嘆いていても、自分の心はすり減る一方だったから、私は嘆くことを諦めた。嘆くのをやめたけれど、別れた人を愛していないわけではない。別れた人を忍ぶための行為を、嘆きではなく、彼らを私の心の中に大切に仕舞っておくことにしたのだ。別れを告げた人たちを忘れずにいることが慰めになると信じて。

    シャイロック 別れ
    私は一族が離散した後、当てもなく世界を旅してみた。このような自由ははじめてだったし、今までにない開放感を感じた。同時に不安だった。私はいったいどこに行けばいいのだろう。私は居場所を探していた。でも、どこへ行っても私の居場所ではないと感じるのだ。

    やったことのない全てをやってみたくなった。少し危険なことも下品なことも。刺激的で頭が弾け飛びそうな快楽の中に身を置いたりもした。でも残るのは寂しさだけで、心の満足を得られなかった。
    800年ほど同じ場所にいたから、もう私の魂はここに根を張ってしまったのかもしれない。私は自分の居場所を作ることにした。
    私の愛する場所に自分の大事で大好きなものを集めて、そしてそれらを大切に世話をして、また愛を育てていく。非常に心が穏やかな毎日。


    そしていつしか私の大切なこの場所は他の魔法使いにとっての居場所にもなった。


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