独白のようなものがメモに残っていたので…
勝手な解釈とか捏造あるので注意です
魔法使いとして孤独を初めて感じたのは、自分の成長が止まって、周りが老いていった時だ。同じように育ってきた同年代の人間が初めて亡くなった時は、魔法使いの孤独というのを初めて理解した。私はこの孤独を最初は辛く感じたが次第に慣れていった。この感覚の変化も人間との隔たり生んだ。また一つ私は人間の感覚から遠ざかった。人の死はつらいものだが、何故か心は乾いていて、心から悲しめない自分を嘆いてみたりもした。孤独や別れを嘆いていても、自分の心はすり減る一方だったから、私は嘆くことを諦めた。嘆くのをやめたけれど、別れた人を愛していないわけではない。別れた人を忍ぶための行為を、嘆きではなく、彼らを私の心の中に大切に仕舞っておくことにしたのだ。別れを告げた人たちを忘れずにいることが慰めになると信じて。
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