dom/subバースでドがsubの話夢主に頭を撫でられてうっとりしてるドス君とか、
夢主にキスしてくださいっておねだりするドス君とか、とにかく夢主に甘えまくってる可愛いドス君が見たい。
subだけど傾向は「尽くされたい」なのでお願いとして色々とやらせてくる。要求が段々エスカレートして行きそう。本質がS。
-----------------------
「kneel(座って)」
domである彼女の命令に従って、ドストエフスキーが跪く。この超人的な頭脳を持ち、普段は他人を翻弄しているような美しい男が、自分の命令に素直に従っているのを見るのは、中々に良い気分だった。
「good boy……いい子ね。」
彼女の言葉にドストエフスキーは嬉しげに目を細めた。
「ふふ、もっと褒めてくれても構いませんよ?」
「そうね、フェージャ、come。」
おいでと、両手を広げれば彼は膝立ちになって彼女の腰に抱きつく。
「撫でてあげる。大人しくしててね。」
彼女は彼の艶やかな黒髪に指を通して、ゆっくりと頭を撫でた。彼は目を細めて心地良さそうにしている。
(可愛い……)
「ふふ、気持ちいいです……」
「良かったわ。」
自分に信頼を預けて、されるがままになっている可愛い彼との至福の時間。そのまま暫くの間、彼女はドストエフスキーの頭を撫でていた。
ふいに彼が言った。
「……さん、そろそろご褒美が欲しいです。」
「良いよ。何が欲しい?」
「キスしてください。」
「分かった。」
彼女はゆっくりと顔を近づけると、そっと口付けた。軽く触れただけで離れようとすると、いつのまにか後頭部に手が回されていて、離せない。
「ん、うう!?」
ドストエフスキーは彼女の唇を舌で割って、絡ませてくる。
歯列をなぞり、上顎を舐められて、身体から力が抜けていく。
「ん、ふ……う……」
息も出来なくなるような激しい口付けに、頭がくらくらする。
stop(やめなさい)と、言わなければならないのに、呼吸すらままならない状態では出来るはずもなかった。
ようやく解放された彼女は、肩で息をしながら、目の前の彼を見上げる。
「な、なんで……急に……こんな……」
彼女の言葉を無視して、ドストエフスキーは彼女の首筋に顔を埋める。
ちくりと痛みが走しった。
「ちょ、ちょっと待って!stay!!」
彼女の制止の声も聞かず、ドストエフスキーは鎖骨にも吸い付いてきた。
「んっ……フェージャ、だめ、ステイ!」
やっとのことで、彼女はドストエフスキーを押し退けた。
ドストエフスキーは不服そうな表情を浮かべたが、すぐにまたにこりと笑った。
「すみません。貴女の肌が綺麗なのでつい。」
ドストエフスキーは悪びれもなく言った。