明日への渡り方どよさに
眠り方をマスターしたどーよの叔父貴
寝具に凝って良いものを揃え、快適な睡眠を得ようと考え中
なんだかいつも物足りない
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次の日になったらいつも通りになる
慣れも親しみも信頼もあって、空白が横たわる距離
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審神者は手慣れた様子だった
どうすれば肉体を得た刀が眠るということを、覚えるのかを知っている
過去にも同じ様にしてきた刀がいるのだろう。
行動することに躊躇いも思案もない程
ただ、恐らくあの夜でなければ君は別の選択をしただろう。
あの夜でなければ、君は俺に触れなかった
夜の静けさ
溶ける様に顰めた声
呼吸と拍動
髪をすく手と寄せた体の頼りなさ
穏やかに分けた体温
どこか惜しむ夜
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