漫才ナイト -💵の回-(2021.03.18)バーのマスター:テンダラー(MC)
バーのお客さん:ニューヨーク、黒帯
*
浜「一応この設定で我々に質問があると」
白「もう設定いらんのちゃうん?」
屋「まずテンダラーさん頑なに椅子に座ろうとしないのなんなんすか?(笑)」
浜「いやもう邪魔やない?喋りにくいねんこれ!」
白「めちゃくちゃ遠い!」
嶋「テンダラーさんへの質問を考えさせてもらったんですけど」
浜「ありがとー」(ここの言い方めちゃくちゃ優しかった)
嶋「マスターですよね?バーの」
$「一応マスター…」
嶋「普通逆っすよね?マスターが話聞きません?」
浜「そりゃそやな。最近どうなの~って言わなあかんタイプやもんな」
白「ないもんなマスターに質問」
浜「でもな、俺らコンビ名テンダラー、やっぱりニューヨーク、近いもんあるなっていうのはあるよそりゃ」
屋「ああほんとっすか!」(嬉しそう)
嶋「まじで?」(嬉しそう)
浜「たとえば笑い飯とか銀シャリとか、ご飯系が集まるとか。我々もこう、アメリカ系揃わなあかんもんな」
嶋「ありがとうございます」
屋「そんなシンパシー感じてもらってたんですか」
浜「そう考えたら黒帯、めちゃくちゃ和やんな」
浜「黒帯あれやん、元々松竹やったんちゃうん?」
て「覚えてくれてはります?」
浜「覚えてるよ!1回メシ行かへんかった?」
大「そうですそうです!」(嬉しそう)
て「凄い凄い!」(嬉しそう)
白「松竹やのに?」
浜「いや吉本になってから…多分祇園花月やんな?」
大「前説させていただいて」
浜「祇園花月の前説する子は、ほんまにボイラー室みたいなところの端っこに座ってる……」
大「なんかしらんけど今別府さんが来てエピソードトーク試してくるんですよ(笑)」
浜「劇場出番の合間ってまあメシ行くやんか。まあ誰かと行った方がええやん。一人で行くよりも」
大「でもホンマになくてびっくりしたんですよ。だから僕も1年2年くらい(前説)やらせてもらったんですけど、誘われたん浜本さんと帯谷さんだけですよ」
浜「ちょいまって、俺だけにしといて(笑)」
白「帯谷さんは楽屋で喋る相手おらんから誘ってる(笑)」
浜「でも帯谷さん優しいで。昔営業で一緒になった時に帰り道で駅まで歩いてたら、"そこにマクドナルドあるから買おうぜ"言うて。"あ、ありがとうございます"。"お前チーズバーガーやろ?" "え、まあ、はい"(笑)」
白「若いと思われたんかな」
浜「ようわからん。"白川にも買って言ったった方がええんちゃうかー"。ほんだら電話で聞きましょか言うたら、"いやあいつはてりやきや"。帯谷さんの中になんかあるみたいやわ」
白「チーズとてりやき若いなあ(笑)」
浜「ニューヨークのマイク・タイソンのタトゥーのネタ、あれ俺ニューヨークのネタで初めて見ておもろって思って(白川と)楽屋で喋れへんかったっけ」
白「うん」
屋「それ見てもらってたとしたらABCかもしれないです」
浜「かなあ?」
屋「めちゃくちゃスベりましたよ俺ら」
浜「普段俺ら楽屋でそんな喋らんねんけど、"昨日あれ見た?" "ああ見た見た"ってそれでちょっとキャッキャ言うたよな」
NY「嬉しい!」
屋「ぼくら的にはあれ思い出に残ってるくらいスベりました」
浜「ほんま?全然。あれだけのDVD出して欲しいくらいやわ」
浜「で、結果我々への質問はないということで」
NY・黒「いやいや(笑)」
屋「僕らから言うんですね」
浜「一応(台本に)書いてるんですけどなんかございますか?なかったら別に20時なったらそのまま緞帳下がるんで」
屋「ちょうどアンケート頂いた時に見取り図さんと同じ仕事やって、浜本さんが袖で見取り図さんのネタ見てて…当時見取り図さんあんまりやった時期やったんですって。で、浜本さんが帰ってきた盛山さんに向かって、"盛山、体を40度だけ外向けろ"って言って。それ盛山さん聞いた次の舞台からめちゃくちゃウケるようになったんですって。だから浜本さんの魔法みたいなアドバイスを盛山さんに授けて…」
白「ちょっと俺にせえやアドバイス。何度や、教えてくれ何度か」
屋「二人だけの会話じゃなくて、盛山さんがお客さんとの中継ぎみたいな役になったら見取り図のネタはめちゃくちゃウケるようになるんちゃうみたいなことを浜本さんが言ってくださって生まれ変わったんですって見取り図さんは」
浜「いや覚えてないな」
屋「だから大至急僕らも何度傾けたらいいかだけ…」
白「おれや先、先おれ」
屋「なんで順番待ちなんですか」
白「おれおれ。おれわかってへんねんから」
浜「子供か。"先おれおれ!"」
屋「覚えてはりますか?言うたこと」
浜「覚えてないなあ。おれ?…おれえ?」
屋「浜本さんですよ」
嶋「言ってました言ってました」
白「おれちゃう?」
屋「多分ちゃいますよ(笑)」
浜「多分、分かれへんけどネタみるの好きやから。若手とかの。なんかな、寄席で考えてまうねんな。寄席でウケるかウケへんかみたいなネタってあるやんか。M-1っぽいなとかあるやんか。そういうので寄席っぽいネタを見てまうから、こうしたら寄席でウケそうやなみたいな感じで言うたんかな。多分その時の見取り図、盛山ちょっと怖かったやんイメージ。おれ初めて見た時怖いなっておもたけどネタおもろかったから、でもなんやろ、ちょっとお客さんの方向いて、ちょっと"どうも~"じゃないけど、ちょっとやっただけでお客さんがほぐれるみたいなことなんちゃうんかな。もしかしてそれ」
嶋「でも確かにそういうこと言ってました。前向いてそういうふうにやったらって」
浜「その繋ぎやるのってそっちサイドやんか。だから盛山のあの顔面でニコッとされたらお客さんその瞬間にふぁっとこう、緊張とけるんちゃうみたいなこと言ったと思うけど」
大「11年目で引退せなあかんくらいスベる時あるんですよ新ネタが。そういうのってあるんですかね」
浜「あるよ。新ネタやったらあるよ。ただ単独でやったのを寄席で試すやんか。で、寄席でやってちょっとスベり始めたらすぐやめるけどな」
嶋「ああー、やめる。やめるってすごいっすね」
浜「あっ、あかんって思ったらぱっとやめる。だからこいつ(白川)横目で"あっやめよったな"って顔するわ。すぐやめて違うのやるよね」
大「やりきるしかないんで」
浜「いやもうやりきられへん。もうこの芸歴なってスベり倒したらもう目も当てられへんやろ(笑)」
最後に浜本さんが「またこのメンバーで集まろや!」と絶対に集まらないであろう軽いノリでシメて終演。