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    のびたん

    スパンダム受けメモ置き場📝
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    自分の性壁にしか配慮しておりません(ヨシ!)

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    のびたん

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    2023年3月14日

    ルチスパ
    モブスパ
    スパンダム♀
    裏雰囲気要素有り
    ロブ・ルッチ視点

    〔66〕スパンダム受け【2023年3月14日】2023年3月14日

    ルチスパ
    モブスパ
    スパンダム♀
    裏雰囲気要素有り
    ロブ・ルッチ視点



    長官は自分でも気付いていないが多重人格だった。夜な夜なおれの元に来て『ねぇ、ルッチ、セックスしよう』と誘って来る
    「それは命令ですか?」と尋ねれば『めいれいだ』と答えるからそれに応じていた。
    一度長官を妊娠させてしまった事があり長官は知らぬ内に腹の中に出来た子供に恐れ慄き『おれは経験なんて無いんだ。結婚するまでは清い身体でいろと親に言われて育てられた。誰かがおれを昏睡させてガキを孕ませやがったか、ガキを移植されたか、奇病でしかない』と言って直ぐに堕胎した。
    それから多重人格、別人格の長官に求められた時には避妊を心掛けてより一層中に出さないように気を付けた。

    それから立場がひっくり返り元上官から求められるような事は無くなった。
    別人格も、環境の変化に引っ込んで出てこなくなったのかも知れないと考えもした。
    然し見てしまった。
    一介の諜報部員をあの人格が誘い自分の部屋に連れ込む姿を⋯⋯

    「くそっ、まただ」

    元上官、スパンダムがブツブツと言っている
    有給休暇を申請して来たスパンダムに却下を言い渡し連れ回した。
    一介の諜報部員を誘う間も与えないよう連れて回した。

    「ダンナ、おれは本当に休暇はとれないんですか?一日で構わないんですけど?」

    駄目だと言い渡した。
    スパンダムは溜め息を吐いて諦めた。

    「スパンダムの奴を戦場に連れて行くのをそろそろやめたらどうなんじゃ?」
    「そうよ、これ以上は危険よ?」

    昔馴染みに元上官を気遣ってやる情がまだ残っているとは思わなかった。

    「何かあってからでは遅いんじゃぞ?」
    「命に関わるわよ?」

    大袈裟な奴らだと思った。

    「アイツは丈夫だろうが」

    そう、丈夫だ
    象が踏んでも大丈夫な丈夫さだ
    致命傷を負わせないように守ってやるだけで良い

    「丈夫とは言っても限度があるじゃろう?」
    「母子共に危険に晒すつもり?何かあればお腹の子供だけでなくあの人の命にも関わるわよ?」

    は?

    「何を言っていやがる」

    「隠しておるようじゃが、ルッチと⋯⋯元長官がCP9の頃から深い仲だった事はみんな知っておる。そっちが隠しておるからこっちも触れずにいただけじゃ」
    「以前は堕したようだけど、今回は産ませるつもりなんでしょう?それならそれであの人の身体にも気を使ってあげたらどうなの?高齢出産になるのよ?」

    は?スパンダムの奴が妊娠しているだと?

    「⋯⋯話し合ってみる」
    「それがいいわ」
    「妊婦を連れますのはやめてくれ。わしも気が気じゃないんじゃ」

    カクとカリファに指摘されてスパンダムの奴がまた妊娠しているという疑惑が立った。
    休暇をとりたがる理由に繋がった。
    あれからどれほど経った?

    「スパンダム」
    「はい、ダンナ、このスパンダムに何か御用で?」
    「⋯⋯お前は、また腹に子供が出来ているのか?」
    「⋯⋯えぇ、はい、まぁ、出来てると言いますか、診察出来ていないので何とも言えませんが、また奇病が発生したんですかね?父親不明のガキが腹に居るっぽいんで、また堕ろしたかったんですけど、中々休暇が取れなくてそのままになってます。腹はまだ膨らんでもいないんですけど予兆と言いますか前兆と言いますか、ガキが居るなって症状は出ていますよ」
    「妊娠しているなら何故早く言わない!?」
    「いつも言ってました。休暇が欲しいと。駄目だの一点張りなんで諦めましたよ。この腹がどうなっているのかはわかりませんが天に身を任せる事にしました」
    「何言ってやがる。さっさと堕ろしてこい」
    「⋯⋯休暇が貰えるんですか?」
    「何日でもやるからとっとと行け」

    スパンダムは人に知られないよう海軍の医療施設は使わずに、出港する政府の船に乗り途中下船して病院で診察をしたらしい
    付き添いにカリファをつけて連絡を受けた。
    妊娠はしていた。
    どうにも堕胎出来ない周期に入っているらしい
    スパンダムはどうにか腹を捌いて取り出せないかと相談していたようだ
    身に覚えもない、親も知らない要らないガキなんだと堕胎を切望して母胎に負担がかかるからと医師に断られていたらしい

    書類仕事だけをさせるようにした。
    腹は目で見てわかるように膨らんで来た。
    スパンダムを気遣う黒服の諜報部員が数名居た。
    それが腹の中のガキの父親候補なんだろうがスパンダムは理解していない
    いつもの鈍臭さで膨れた腹のリーチも分からず物にぶつけ周りをヒヤリとさせる事も度々あった。
    本人は『今ので死なねぇかな』と何の気もなしに言いやがる

    スパンダムが出産を間近に控えて、病院に入院すると言い休暇をとった。
    産前産後休暇という正式な休暇らしい

    それから程無くして腹の凹んだスパンダムが職場に復帰した。
    ガキは実家に預けて来たのかと聞けば『ダンナ、おれは思い付いたんですよ。背に腹は変えられない。以前七武海に死の外科医って二つ名の海賊が居たでしょう?船長兼医者の。そいつに、そいつの能力でガキを外に出して貰ったんですよ。ガキなんて欲しくもないし産みたくもなかったんで、対価はもう何でも良かったんで外に出して貰ったんですよ。出した後はそれはもう捨てて来ましたよ。産声でもあげたらどうしようかと思ったんですが、その医者が言うには死産だそうで、産んでりゃ難産で、おれの身も危なかったってその医者が言うんで、取り出して貰って良かったですよ。対価はまぁ、おれの首が飛ばない程度の情報ですよ。医者と患者の関係だったんで、まぁ、無事に帰ってこられましたよ。ガキなんて糞食らえですよね。このガキが勝手に出来る腹も意味が分からないと相談したら子宮全摘も出来るってんで除けて貰いましたよ。海に捨てて貰いました。これで意味のわからないガキが出来る事もなくなります』と長々と説明した。
    そしてまた夜な夜な男を部屋に誘い込む姿を見掛け、スパンダムが子宮を全摘していると知って安心して関係を持つ諜報部員が増えたらしい


    「スパンダムは死産じゃったのか?ルッチとはそれで縁を切ったのか?」

    「縁なんて元々ねぇ」


    おれはあの人と元々縁なんて無かった



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