炎を燈しび2人は軽い設定
存護穹:壊滅や調和よりは周りを見るし、落ち着いている。体が燃える事は痛いけど慣れた。ホタルはなのと一緒だから言っていない。
ホタル:星核ハンターの仕事の合間に列車くる。穹の事が大好きなのを隠してるつもりだが溢れて周りにバレバレ。
実は、存護の炎に焼かれていることは薄々気づいている
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「ホタルって綺麗な炎だね」
サムから戻る時にまじまじ見られそう言われる。正直、そうは思う程余裕なんてない。サムに纏われているあの蒼色の炎、それに触れる彼の指は綺麗だ。
「わっ私の炎がきれい」
初めて言われた事に驚きしかない。
きみの、今の仕草の方が綺麗なのに...。
「俺、色んな炎見たけど...ホタルの流れ星みたいな鮮やかで綺麗なのに燃やし尽くす炎が好き。」
くすくす子供みたいに笑う君が好き。
私だって
わたしだって
「君の、炎が好き。」
しまったと思ったけど止まらない
「君の炎は赤くて私の燃やし尽くすと言うよりはちょっと違う。でも、そう言う優しいところも好き。」
優しいか彼の手は....ううん、多分ずっと、ずっと燃えてる
穹は、苦しい筈。
だから
「穹の炎は暖かくて、優しいの」
少しでも和らぐように。
言葉で、行動でその痛みを和らげてあげたい。
体は無意識に動いていた。
手を伸ばし、少し大きい彼を抱きしめていた
私より大きいのに体重はまた痩せた気がする。
猫のように甘えてくれる穹につい、抱きしめる力を更に込めてしまう。
「......ふふっホタルって俺の事、大好きなんだ」
可愛いから
と聞いてくる穹はずるい。
わかってて聞く。
「うん、穹は可愛くてかっこいいよ。」
肯定されて笑う、その君の笑み...大好き。
「ふーん.....それは、俺の全部が好きってこと」
子供のように、甘えるように聞く君は可愛い。
うん、全部...全部好き。
無謀なことでも投げ出さない君の姿も可愛いところも....今現在、焼き爛れて手もボロボロで痛くて苦しいのに誰にも言わない強い所も、全部、ぜんぶ、全部....
「全部好き」
だって、私の大好きな星なんだもん
「俺も、ホタル大好き。強くて、優しくて....何も聞かないでくれる気遣い...とか」
ちゅっ
変な音と共に穹の顔が離れた気がした......
へっ私......今
「ふふっホタル顔真っ赤」
してやったり見たいな顔っあっまた
「ホタル、不意打ちすると可愛い反応するから好き」
スリスリ甘えてくる穹
可愛い...じゃない
「きゅう......今夜....覚悟出来てる」
煽ったんだもん、今夜は寝かさない
挑発した穹が悪い
そう心に決めると穹が耳元で囁いた
「今夜は、どっちの姿でもスる俺、準備したからめちゃくちゃにしていいよぉ」
くすくす笑って誘う標的は手強いと赤くなる頬を感じながらそう、思ったのだ。
終