舌の根は乾ききる
脳内にちらつく正解を炙り出そうと鉛筆を擦り付ける。うやむやとした想像にも満たないクズを…連ねて、並べて…、さて彼女そのものはそこには居なかった。棒きれみたいな出来損ないがひしめいて額に囲まれ頷いている。
貸し借りした言葉で遊ぶ。
私は真っ白な新婦さんで、あなたはどこかのバイトの神父さん。
小さな教会の横に花畑があるといいな。
私は嘘を吐くから、あなたは舌を噛み切ってね。

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