Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    huziyasatuki

    @huziyasatuki

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 9

    huziyasatuki

    ☆quiet follow

    なんちゃって中華ファンタジーBL
    流され攻め×執着年下受け
    Twitter版https://twitter.com/huziyasatuki/status/1526894220484587521?t=LA5P76uoOlnks7skT8Zk_A&s=19

    #創作BL
    creationOfBl
    #夢

    青を棚引かせ(本文未完)表紙https://twitter.com/huziyasatuki/status/1526919405929889793t=5ruu8BwhSz5c-mKow5lxgA&s=19

    「梓睿(ズールイ)、いい加減起きなさいよー!」
    調理場からの母の声がうるさく目覚めを促した。
    「はーい、今起きるー。」 
    すでに真上を越えた太陽に学校がない休日といえど寝過ぎたことを悟る。
    校服を整え、髪紐を結びながら調理場に顔を出した。
    「おはよー、妈妈。」
    「分かってると思うけど全然"おは"やくないわよ。」
    それなりに大きい一門皆の食事を用意するための大きいお玉を握りながら器用に指を指された。
    「まあ、それは構わないわ。梓睿、あなた今日で成人だって分かってる?これ、お父さんから成人祝いだって。」
    「まだ、子供でいたいなー。なんて。」
    わざと甘えたことを言いながら、じゃらじゃらと音のする財布と手紙を受け取った。
    [梓睿成人おめでとう。
    すまない今年も仕事で一緒に祝えそうにない。
    だが、お前も大人の仲間入りだ。
    母さんが渡してくれるお金で遊んできなさい。
    きっといい経験になる。
    このことは母さんには内緒にな。
    愛してる、父]
    ほう、とうとう俺も賭け屋で大人の仲間入りか。
    今まで同期達が我先にと遊ぶのを眺めるだけだった梓睿には一番嬉しい知らせだった。
    「遊びに行くんだったら、ご飯食べて行きなさいよ。」
    「あ、そう友達と遊びにね?」
    早速母さんに賭け屋に行くことがバレたのかと心臓が跳ねた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    あるぱ

    DONE三題噺で一本/創作BL/新入生と先輩の初恋と宇宙(偏愛とは???) 恋は彗星のように

     光の白色、シリウス、ヘイロー、定常宇宙論。

     四月だと言うのに、妙に暑い日だった。ぼくは心臓が激しく脈打つことを意識しないように、好きな言葉で頭の隙間を埋める。
     ボイジャー、シドニア・メンサエ、ダークフロー、重力レンズ。
     言葉はぼくの血管に乗って身体中に回る。不思議と少しずつ脈拍は落ち着きを見せ、胸に何か詰まるような感覚は消える。後ろから、真新しい制服の人たちがぼくを追い越して、高い声で笑った。もつれ合う三人はそれでもまっすぐ進んでいて、ぼくはなんとなく、子猫がじゃれ合う様を思い浮かべる。また心臓が急ごうとするので、ぼくは立ち止まって深呼吸した。
     目を閉じると、ふ、と視点が浮かぶような感覚になる。見えるのはぼくの後頭部、道行くぴかぴかの生徒たち、さらにぐぐっと視点が浮上して、学校の校舎が見え、自宅が見え、遥か向こうの街並みの際が、緩やかに歪曲している地平線まで見える。上昇していくと、晴れ晴れとしていたのにそこには実は薄雲が張っているのだと分かる。対流圏を越え、成層圏に及ぶと次第に空の青色は群青へ、さらには夜のような黒色へうつり変わっていく。これが宇宙の色 2162