簡易説明。創作の軸とテーマ
・夕とミストレイスの関係性
支配と従属、独占欲と無償の愛が共存する唯一無二の関係。夕は「最強の柔らかさ」を持ち、ミストレイスの激しい独占欲や執着を自然体で受け止める。一方、ミストレイスは夕を神聖視し、永遠に守りたいと願う。
・夕の特性と背景
過去に孤独な戦いを続けてきた経験から、トラウマや孤独感を抱える。現在は仲間やミストレイスの支えによって心を癒している。
・ミストレイスの特性と目的
圧倒的な魔術と知識を持ち、夕との永遠の共存を目指す。過去には夕と敵対していたが、彼女の柔らかさによって救われた。

世界設定
・敵組織「クロノシフト」
時間を支配する目的を持つ。
・敵キャラクター例
パストルーパー（破壊を楽しむ性格と物量戦を得意とするキャラクター）。

悪魔とクリスマス。街中はクリスマスのイルミネーションで彩られ、賑やかな音楽と楽しげな笑い声が響いている。夕とパストルーパーは、そんな雰囲気の中を歩いていた。

「なぁんかこの時期ってな、ゾワゾワすんな」
パストルーパーがぶつぶつと呟きながら、飾り付けられた大きなツリーを見上げる。
「なんで？」
夕は不思議そうに振り返りながら答える。
「私、クリスマス好きだよ」

その言葉に、パストルーパーは半ば呆れたように眉を上げる。
「お前さ、悪魔とクリスマスの関係考えたことある？聖なる夜とか言われてんだぜ？」
彼は軽く夕の髪の毛を引っ張る。
「能天気も大概にしろよ」

「いた……」
夕は軽く頭を押さえながら、不服そうな顔で彼を見上げる。
「残念だね。クリスマス嫌いなんだ。せっかくケーキ予約したのに」

うとうと大晦日。静かなリビングで、大晦日の夜。暖かな照明の下、夕はソファに座り、ミストレイスと一緒にテレビで年越し番組を見ている。寒い外とは対照的に、部屋の中は心地よいぬくもりに包まれている。しかし、夕は疲れからか、少しずつ瞼が重くなっていく。

何度も「これではいけない」と目をこじ開けては、またうとうとし始める。そのたびに、頭がゆっくりと傾き、隣にいるミストレイスの肩に軽く触れる。そして、はっと目を覚まして慌てて身を起こす。

「……だめだ、寝ちゃだめ。年越し、一緒にしたいんだから……っ」
自分に言い聞かせるように小さく呟き、両頬を軽く叩いて気合を入れるが、その効果は一瞬。

「……無理をする必要はない。君が望むのなら、私は年越しの瞬間を何度でも再現して見せよう」

夕とミストレイスの関係説明。霧島夕
基本性格
1. 冷静でクール
他者には感情をあまり表に出さず、静かで控えめな性格。物事を俯瞰して見られる落ち着きがあり、常に合理的な判断を心がけている。
2. 内に秘めた優しさ
外見や態度では冷静だが、実際は困っている人を放っておけない優しさを持つ。特に仲間や大切な存在には無償の愛情を注ぐ。
3. マイペース
戦闘時は冷静で俊敏だが、日常ではのんびりと散歩をしたり本を読んだりすることを好む。戦闘のない時間は肩の力が抜けた柔らかな雰囲気を纏う。
4. 芯の強さ
どれだけ厳しい状況でも自分を見失わず、信念を貫く強い意志の持ち主。特に「刃なき者の代わりに戦う」という使命感に対しては揺るぎない。

言動・特徴
1. 口調