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    銀咲(ぎんざき)

    @gnzksyn

    銀咲(ぎんざき)です。
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    銀咲(ぎんざき)

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    昴(すばる))→攻め。高身長。落ち着いている。関西弁。気だるげだけど低めの声でゆっくりと。

    隼人(はやと))→男前受け。低身長がコンプレックス。明るく元気な声で。
    ※台詞オンリー。

    #創作BL
    Original Bl

    過去作品②隼人)「おーーーーれだっ!!」

    昴)「ぅわっ…―ビックリしたー。いきなりなに(笑)それより今日は随分と機嫌がええなぁ隼人。身長でも伸びたんか?」

    隼人)「そう。それも2センチも!つーか『でも』ってなんだよ。馬鹿にしてんの?」

    昴)「いや、別にそういうつもりではなかったんやけど。それに、隼人は隼人のままやもん。変わらんよ。」

    隼人)「(口角をヒクつかせながら)…昴のそういうストレートなとこ、嫌いじゃねェよ?けどな…」

    ――バンッ

    隼人)「俺だってあと少ししたらお前の身長なんか軽く追い越すんだからな。そしたら―」

    昴)「そしたら…なに?」

    隼人)「昴。俺がお前を見下ろせる高さになったら、俺から昴に渡すものがある。」

    昴)「隼人から僕に?でもなんでそんなに身長気にしてるん?」

    隼人)「昴の身長越したら、少しでも格好がつくだろ?お前に可愛いとか言われるのはヤなんだよ。」

    昴)『ぁ、拗ねた。隼人には禁句なんやろうけど、こういうところが可愛い。懐かない小動物みたいで、思わず抱きしめたくなる―』

    昴)「隼人はかっこええな。ほんまに今日はどうしたん?」

    隼人)「別に…ただ、いつもお前がからかってくるのに、いい加減むかついただけ。」

    昴)「…なるほど。はぁ…わかってないんやなぁ隼人は。ほんまは言うつもりはなかったんやけど…僕は隼人のことが好きやで。それこそ僕の生きていく中で一番必要なくらい、な。からかったりするのは…たぶん、僕の照れ隠しや。隼人にしかせえへん。隼人は?今の隼人は僕のこと、どう思ってるん?」

    隼人)「お、俺は…――」

    昴)「僕はそのままの隼人が好き。かっこいい隼人も可愛い隼人も全部、独り占めしたいくらい。」

    隼人)「ぉ、落ち着け昴。恥ずかしいから一度離れろ!――…俺も昴が好きだ。その真っ直ぐな瞳も、俺に向ける優しさも、温もりも全部…本当は俺から言うつもりだったのに。くそっ…。」

    昴)「隼人!ありがとう。隼人もこんなに僕のことを考えていてくれてたなんて嬉しい。」

    隼人)「昴…。なんか、ごめんな。結果的にお前から言わせる形になって。」

    昴)「ううん…ううん、ええねんそんなん。僕は隼人がいてくれるだけで…それだけで充分や。」

    隼人)「昴。改めてこれから兼業、よろしくな。」

    昴)「隼人、兼業って…?」

    隼人)「相棒、兼…――恋人?」
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    DONE三題噺で一本/創作BL/新入生と先輩の初恋と宇宙(偏愛とは???) 恋は彗星のように

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     四月だと言うのに、妙に暑い日だった。ぼくは心臓が激しく脈打つことを意識しないように、好きな言葉で頭の隙間を埋める。
     ボイジャー、シドニア・メンサエ、ダークフロー、重力レンズ。
     言葉はぼくの血管に乗って身体中に回る。不思議と少しずつ脈拍は落ち着きを見せ、胸に何か詰まるような感覚は消える。後ろから、真新しい制服の人たちがぼくを追い越して、高い声で笑った。もつれ合う三人はそれでもまっすぐ進んでいて、ぼくはなんとなく、子猫がじゃれ合う様を思い浮かべる。また心臓が急ごうとするので、ぼくは立ち止まって深呼吸した。
     目を閉じると、ふ、と視点が浮かぶような感覚になる。見えるのはぼくの後頭部、道行くぴかぴかの生徒たち、さらにぐぐっと視点が浮上して、学校の校舎が見え、自宅が見え、遥か向こうの街並みの際が、緩やかに歪曲している地平線まで見える。上昇していくと、晴れ晴れとしていたのにそこには実は薄雲が張っているのだと分かる。対流圏を越え、成層圏に及ぶと次第に空の青色は群青へ、さらには夜のような黒色へうつり変わっていく。これが宇宙の色 2162