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    fly_magurozushi

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    推しと×××(バツバツバツ)2-11最終話

    #推しバツ
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    #創作BL
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    TIRED創作BL「つゆしらず」
    ワンライかなんかで書いたやつ
    「ほら、辿兄ぃ、起きて!」
    「んー……」
     ジリリリリと目覚ましが鳴る。けれど、その音は俺にとってはただのBGMで。おそらく数分間鳴り続けていたであろうそれに焦れて、俺の耳元で奏太が叫んだ。
    「……おはよ」
    「おはようじゃないよ、もう何時だと思ってんだよ。スヌーズ何回かけりゃ気がすむの」
    「まじか」
    「マジだって。はよ支度して出社しなよ」
    「うー……」
    「うー、じゃない!」
     布団をひっぺがされても、うううう、と唸っていたら、ドンっと体重が乗っかってきた。
    「おもっ!」
    「はよしろ!」
    「ぅえーい……」
    「ったく、こんなんでよくサラリーマンやってられんなぁ」
    「寝起きがダメなんだよ、俺、低血圧」
    「知ってるよ」
     そんな会話をしながら、少しずつ目を覚ましていく。時計の針を見て、やべ、マジでやべえわ、と一気に覚醒した。バタバタと洗面所に入り、トイレに入り、キッチンへ出ると、奏太が呆れた顔をしながらカウンターテーブルの上を指す。
    「はい」
    「っ、サンキュ!」
     いただきます、と慌てて座って、焼かれているトーストと卵を頬張った。
    「うま」
    「それは何より」
     俺とは違い、ゆったりとしている奏 5629