夏といえば?2022年、7月1日[AquICE寮、共有ルーム]
雨「あー、あっつい……」
春「まだ6月…7月になったばっかりなのにね…」
陽「こんなに暑いと色々やる気なくなる…」
天「はっ、そうだ!」
千草「…?
天、どうしたの?」
天「涼しくなる話しよ!」
雪「涼しくなる話…って、例えば?」
天「…うーん、…あ、怪談とか?」
千草「…怪談…」
陽「…あ、ちょっと怖い話なら俺あるかも」
天「どんなどんな?」
陽「…えーっと、あれは確か今年の春くらい……」
2022年、春くらい[AquICE寮共有ルーム]
陽「…あれ、そういえば浅葱にいは?」
奏「浅葱なら、さっきあそこに………ってあれ?」
春「…いない、ね?」
陽「…どっか出かけたのかな」
陽「…ってことがあって」
春「ああ、あったね」
雨「それで、結局浅葱さんどこにいたの?」
陽「……なんと、浅葱にいはその日仕事で朝からいなかったんだよね」
千草「…つまり、奏が見間違えた…ってこと?」
雪「それはちょっと怖い…っていうか、相当疲れてたのかな、って思っちゃうね」
陽「ちなみに、その後帰って来た浅葱にその話したら、春と陽に会いたい思いだけは強かったって言ってた」
千草「…生き霊?」
雨「そ、それはそれでちょっと怖い、かも」
天「でもなんか涼しくなる良い話だったかも!
…雨月たちなんかある?」
雨「…うーん、俺たちは特に…」
雪「…あ、これ、ちょっと怖い話かも?」
雨「?
なんかあったっけ?」
雪「多分、去年の夏くらいに……」
2021年、夏くらい[AquICE寮共有ルーム]
雪「…あ、雨月、おはよう」
雨「おはよー雪月……って、あれ、流衣は?」
雪「流衣なら朝ごはんの準備に足りないものがあったって買い物に行ってるよ」
雨「…そうなんだ。
竜は?」
雪「竜は…いつもの、かな?」
雨「あー、昨日とか遅くまでやってたっぽいし、まだ寝てるかな」
雪「…起こしに行く?」
雨「…行こっか、もう10時過ぎてるし」
コンコン
雨「竜ー、そろそろ起きないと朝ごはんなくなるぞー」
シーン
雪「…まさか、もう起きてる…とか?」
雨「いやでも昨日夜遅くまで電気ついてたの知ってるし……」
シーン……
雪「一旦、共有ルームに戻る?」
雨「だね」
ガチャッ
雨「竜、どこ行ったんだ、ろ……って、あー!いた!!」
雪「いた?!」
雨「あそこ!!」
雪「…それで、結局竜は見つかったんだけど…」
陽「ど?」
雨「朝起きた流衣も気づかないくらい綺麗にソファに隠れてて、俺たちが気づいたときにはきゅって丸まって寝てた」
春「最初から、共有ルームにいたんだね」
雪「…まさか、流衣が買い物に行っても、俺や雨月が起きても気づかないなんて思わなかったから…」
雨「そもそも、竜は作曲部屋にいると思ってたし!」
千草「…今回はわりと簡単に見つかったね」
天「まあ、毎回生き霊とかだと夏らしすぎるし、こういうのも良いよね!」
雪「…ちなみに、その後帰って来た流衣に説明したら、すぐに竜は起こされて部屋に連れてかれてた」
雨「流衣、今日は疲れてるだろうしそっとしておこう、って言ってたからなー…」
雪「共有ルームのソファで寝てたら流石に心配になっちゃうよね」
陽「…うちもたまーにあるからなんとも言えない」
春「多分、浅葱兄と竜さんが1番多いんだろうね」
天「…あ、あと空もたまに?
疲れたーってソファに座って、気づいたら寝てたり」
千草「それで、その後藍が冷たいジュース額に当てて起こしたり」
雨「起こし方びっくりするやつ…」
雪「…冷たい飲み物って今ちょうど欲しい感じだよね」
千草「…何か、買って来る?」
天「あ、じゃあみんなで行く?
俺サクユマでプリン買う〜」
雪「プリンいいね」
春「俺はクレープにしようかな」
千草「…じゃあ、僕も」
………。
…と、わいわい6人が出て行った後。
ソファではすやすや眠るaquaのリーダーがいたとかなんとか。
竜「(zz…)」