お題 「困った」
重なった影がゆっくりと離れる。
初めて見る蕩けた琥珀と蒼穹の瞳。
頬は隠し切れないほど赤く、二人は幸せそうに微笑みあった。
Oh no…。
彼らがこちらに気づくまで恐らく後数秒。
今から物陰に隠れるには遅すぎる。
どうやって誤魔化してやればいいんだ。
お題 「勘違い」
「うわぁっ」
「「うわぁっ」」
「ど、どうしたんだよタイジュ」
「そうだ、何かあったのか」
「すすすみません。自分とんだ勘違いをしてしまいまして…。その…お二人がキ…いえ、何でもねぇです!」
走り去って行く仲間の背中を見送った後
「~~~~~~~もう外でやるのは無しだ」
「えええっ、お前から誘ってきたんだろ!?」
「お前がしたそうに見るからだろ!?」
「そっちこそ!」