黎明第一話
“退屈”。
男の思考を占めるのはその二文字だ。
男――カイドウが決行した海軍への襲撃。その暴力は完遂と敗北を幾度も繰り返し、此度は敗北に終わっている。監獄行きかに思われた身柄は政府の研究所へと送られ、被験体として過酷な人体実験を受ける日々が始まった。
……とはいえ、『過酷』なのは並大抵の生物にとっての話。規格外の生物と成った男にとっては『擽られてこそばゆい』程度の刺激でしかない。
現にカイドウは全身に採血用の注射針を刺され、致死量を測定するため血を抜かれ続けている。しかし、夥しい量の血液を失っても体調に変化はなく、底を尽きそうな採血管の替えを求めて研究員たちが慌てふためいている有様だ。
両手を拘束する枷など難なく引き千切り、ここを脱走することなど造作もないが、カイドウは二週間近く留まっていた。
探しているからだ。己の立ち上げる海賊団の、最初の船員クルーを。
政府の悪趣味な人体実験に耐えられる肉体と、ここから出て自由を渇望する魂。その両方を持った生き物が欲しい。ここの連中を皆殺しにしてでも外に出たがる凶暴性と、それを成し遂げられる実力があれば尚良い。理想的だ。
だが二週間居座っても最初の二つを満たす者すら現れなかった。
(期待外れだったな。夜にはここを出るか)
大まかに今夜の脱走計画を思い描いた矢先、向かいの実験室に珍しい顔が運び込まれるのをその眼に捉えた。
(ガキ?)
ストレッチャーに両手足を繋がれたまま運び込まれたのは、十代半ばほどの少年だ。褐色の肌に白い髪。極めつけは大きな黒い翼という特異な出で立ち。
その身体的特徴に心当たりのあったカイドウが己の記憶を手繰り寄せている最中、向かいの部屋に雷が轟いた。
大の大人の命さえ奪える凄まじい落雷。それを無抵抗の子どもに実験で浴びせるということは、耐えられるだけの強度を持つ特殊な体質だろう。
俄然興味を引かれたカイドウは俄かに立ち上がり、注射針が体から抜けるのも意に介さず窓際まで歩み寄った。
「お…おい!被験体XXX!動くな!!さもなくば…ギャッ!」
無粋に喚く監守役を手枷の嵌った両手で殴り飛ばし、可能な限りの近距離から少年の実験を眺めた。
驚くべきことに、ストレッチャーは焦げているのに少年の顔と体には傷一つ付いていない。その表情は苦痛に歪むでもなく、恐怖におびえるでもなく、諦観して光を失っているわけでもない。
己の頭上……分厚い天井を突き破った先に広がる大空を突き刺すように真っ直ぐ睨みつけていた。
「さすが政府直轄の研究所だ。こんなに容易く一億ボルトを出せるとは…」
「素晴らしい。あのモルモットも無傷だ」
「よし、もっと出力を上げろ」
雷の威力を示す計器の針は半円の左半分から中心を指し示し、やがて右半分へと傾いていく。その間少年の体にはいつ死んでもおかしくないほどの高圧電流が落雷となって浴びせられ続けていた。
「ぐっ…ぅう…ッ」
強化ガラス越しにカイドウの聴力が捉えたのは、僅かに苦悶の色を漏らす少年の呻き声。電圧計の針は既に右端まで振り切れて震え続けている。並外れた耐久力を誇る新世界の生物ですら黒焦げになるほどの威力だ。
だが少年の褐色の肌には傷どころか焦げ痕一つ付くことがない。
(あのガキ、まさか…)
記憶の片隅に埋もれていた『噂』が掘り起こされるのと同時に、少年の反応に異変が表れた。
「っ…!ぐ、ぅ…ッが、っ…!」
切れ長の眼が見開かれ、背中を仰け反らせて身悶え、歯が砕けるほど食い縛られた口端から鮮血が滴り落ちる。額と頬には焦げ痕が浮かび、肩の皮膚はぱくりと裂けて血が滲み出した。
「ここまでか。止めろ!」
指示を受けて計器の針は左端へと戻っていく。
少年が耐え抜いた苦痛はどろりと濁った血液となって咳き込みながら吐き出され、朦朧と揺らぐ眼差しで天井に視線を送っている。
その瞳に絶望や諦めの色は微塵も無く、ひたすらに自由を渇望して煮え滾る意志が煌々と宿っているのをカイドウは見逃さなかった。
「見つけた…!!」
自分が立ち上げる海賊団の最初の船員。……いや、あの頑丈さと種族としての希少性だ。成長したら側近にしてやるのもいいだろう。
膨らむ高揚感に水を差すが如く首筋に打ち込まれた麻酔弾も気にしている暇は無かった。麻酔が効いたと思わせて眠ったふりをし、大人しく連行されてやる。
狸寝入りをしながら今夜の脱走計画を即座に書き換え、あの少年を手に入れた未来を思い描く。口元に浮かぶ笑みを抑えるのは困難極まりなく、こんなにも待ち遠しい夜は無かったという。
……そんな思い出をふたりきりでの酒の席で語られ、禍々しく美しい右腕へと成長した少年がむず痒い心地にさせられるのはまだ先の話。
第二話
ルナーリア族の少年・アルベルは、自身の黒い翼と燃える背中の炎を誇りに思っていた。
だが生まれ育った集落では、ルナーリア族だと気付かれないために身なりを偽って暮らし、一族の血を絶やさないよう言い聞かされてきた。彼はそれが気に喰わなかった。この美しい翼と炎を隠し続けて生きることに不満を抱えていたのだ。
この血を狙う略奪者が怖いなら、返り討ちにしてやればいい。
溜め込んだ不満は、十歳を迎えるころには攻撃的な性格へと転じていた。
思い立ったその日から、少年は己の炎と剣の腕を磨くための鍛錬を始めた。
日陰に潜むように生きてきた一族の中で異端の性質に育った彼には、同胞から疎ましげな視線が注がれる。大切に育ててきた息子が自らの危険を省みない様に、両親は心配と静止の声を掛け続ける。
それでもアルベルは運命に抗い、己の生き様を貫くため、ひたすら鍛錬に明け暮れた。
十四歳を過ぎた頃、最悪の日が訪れた。
集落の存在が漏れ、政府の人間――張りぼての『秩序』を掲げた略奪者共が押し寄せる。母親を連れ去ろうとした薄汚い手を、炎を纏わせた刀で切り裂いた瞬間、戦いの火蓋が切って落とされた。
「逃げろ!こいつらは…おれがカタをつける…!」
泣きながら俺の名を叫ぶ父と母。遠ざかっていくその声を背中に受けながら、一人、また一人と略奪者を焼いていく。
こんな連中に怯える人生はもう終わりにしてやる。
おれたちがこの翼と炎…肌と髪の色も誇って生きていける世界。それが欲しかった。こいつらと同じ暴力に訴えてでも、欲しかった…!
少年の覚悟と決意は無情にも、更なる暴力によって打ち砕かれる。丸一日続いた戦闘は、敵方の度重なる増援が少年の体力を削り、遂には背中の炎を枯渇させるまでの激しい消耗戦となった。
捕えられたアルベルの身柄は研究所を転々とし、体を研究材料にされては人体実験を受け続けている。
地獄の日々にも拘わらず、少年の心は未だ折れない。それどころか自由への渇望と憎悪の炎を心の裡に滾らせ、起死回生の機会を窺っていた。
半年余りが過ぎ、政府直轄の研究所に連れてこられた最初の夜。待ち焦がれたチャンスは苛烈な暴力の化身として訪れた。
***********
「こりゃあ政府は手放せねェな…『ルナーリア族』か」
脱出も侵入も許さない堅牢な入口を破壊し、突如として現れた大男。男は見張りを素手で殴り倒し、机上の資料に目を通すと、四肢を磔にされた少年に一瞥をくれた。
「…何者だ、お前」
「あァ?見てわからねェか?海賊だ」
噂に聞く海のならず者。無法の略奪者。
初めて目の当たりにする海賊に本能で恐怖を嗅ぎ取る。
(政府の次は海賊かよ!くそったれ…!)
また奪われてなるものかと、鎖に繋がれた手足で懸命にもがく。身動きすらとれないと分かっていながら、抜け出そうとせずにはいられなかった。
「おーやめとけ、お前を攫いに来たわけじゃねェ」
(嘘を吐け!ルナーリア族だぞ?いくらでも金に換えられる)
険しい目つきで睨みつける少年の視線を受け止めながら、男の言葉が紡がれる。
「船員クルーを探してんだ」
「……はァ?」
突拍子もない言葉に、少年から面食らった声が放たれる。
「おれはここを出て新しい海賊団を作る!!」
男は歩みを進めて少年の傍らに立つ。
「お前はどうする?モルモット」
少年の心は決まっていた。
(ここを出たい…!)
この男の誘いに乗るしか道は無いのだろう。それでもアルベルは素直に男に縋るつもりは無かった。
「お前は世界を、変えられるか?」
自身の倍はある背丈の海賊をまっすぐに見据えて、少年は問い掛ける。
ガキの戯言などと嘲る器であれば、お前の誘いには決して乗らない。その想いを籠めた視線を一心に受け止め、男は不敵に口角を上げた。
「おれにしか変えられねェ!!」
高らかに、大真面目に、男は言い切った。
海賊なんて所詮はタチの悪い略奪者。いつ裏切るかわかったもんじゃない。そうやって疑ってかかっていた心が、男の自信に満ちた応えで溶かされていく。
心から信用したわけではないが、手を貸す決意は固まった。
「……よし。お前の船に乗ってやる。その言葉、忘れるなよ」
「ウォロロロロ…!!クソ生意気なガキだ!」
振り上げられた金棒に危険を察知し、すぐさま背中の炎を灯す。高く掲げられた凶器は少年の右手めがけて振り下ろされ、手首の骨を粉砕する威力をもって手錠と鎖を破壊した。
クルーにしたいと宣っておきながら大怪我をさせかねない手段に出た、常識外れの行動に言葉が出ない。呆然として固まっていると、今度は左手に金棒を振り下ろされた。
「その固さ、言い伝えどおりか。ますます気に入った!!」
次いで右足、左足の枷も破壊され、少年の体は完全な自由を得た。しかしその表情からは純粋な喜びが窺えない。
「お前…無茶苦茶だな」
「なんだァ?褒めても何も出ねェぞ」
「褒めてねェよ!!」
とうとう噴き出した怒りの感情に思わず手のひらで口を押さえる。男は気にした様子もなく笑っていたが、ふと表情を消した。
「言っておくが…おれの船に弱ェ奴はいらねェ。足手纏いになるんなら置いてく。いいな?」
先程までの豪気は鳴りを潜め、ぞっとするほど冷徹な視線と声が突き刺さる。
アルベルは恐怖に竦みそうになる脚をまっすぐに立たせ、睨みつけるように相手を見上げる。その様子にふ、と笑みを漏らすと、男は更に言葉を続けた。
「それともう一つ。”お前”じゃねェ。カイドウだ」
かくして、少年――アルベルと、男――カイドウは運命の邂逅を果たした。
解き放たれた二体の凶獣がこの世界に何をもたらすのか、今はまだ誰も知らない。
第三話
先を行くカイドウについていく形で研究所の入り組んだ通路を進んでいく。
広い通路に出ると騒ぎに気が付いた兵士たちが大勢待ち構え、前と後ろから挟み撃ちにされていた。
「子供だけは逃がすな!デカい方は最悪取り逃がしても構わん!」
「ウォロロロ…お前だけは離さない、だとよ。色男」
「馬鹿言うな。…!来るぞ」
アルベルの言葉を待つより早く、前方の兵が吹き飛ばされる。カイドウが金棒を振るって薙ぎ払ったのだ。
「すげェ…」
「じゃ、あとは任せた」
「は!?」
カイドウは壁に背を預けて腕を組むと、見物客よろしく戦況を眺めるに徹した。本当にアルベルにこの場を任せるつもりらしい。
「ふざけんな!おれは…うわっ!」
後方から迫った兵士に感づき背中の炎を燃やす。迫りくる斬撃を片手で受け止めると、掌に灯した炎で敵を燃え上がらせた。
「あんたみたいな、馬鹿力は、無ェっ!!」
前と後ろ、両方向に炎を放ち、敵と距離を取りながらカイドウに抗議の声を上げる。
「根性見せろ!!できねェんなら置いてくまでだ!!」
「くそっ…!後で炙ってやろうか…!」
悪態を吐き、やるしかないと腹を括る。襲い掛かる敵の手から刀を奪うと、刀身に炎をまとわせ、火炎放射の如く大量の兵士を焼き払った。
「ほぉ……」
感心するカイドウの声も耳に入らず、武器を得たアルベルの猛攻は勢いを増していく。
掌の炎で敵を焼き、頑丈な肉体で斬撃も銃弾も弾き返し、刀身を走る火炎に略奪者たちをくべていく。
憎悪の炎と自由への渇望がもたらす鬼気迫る戦闘にカイドウは舌を巻いた。
気が付けば動ける兵士は残っていなかった。休み無しの戦闘に加え、人体実験を連日受けていた体は限界に近い。
背中の炎を消し、逃げるための体力を温存しようとした矢先、首筋に刺すような痛みが走る。
瞬間、痛んだ箇所が痺れ始め、体の自由が失われていく。ついには膝が頽れ、うつぶせに倒れこんでしまった。
「やった…!効いたぞ!!」
どこからともなく囁くような歓喜の声が上がる。その僅かな声量を聞き取ったカイドウは出所に目星をつけ、声の主を引きずり出した。
「なっ…何故…ギャアッ!!」
断末魔と共に事切れた男の手から麻酔用のライフルが滑り落ち、血だまりを波立たせる。
アルベルに打ち込まれたのは通常の麻酔銃だ。力尽きるのを待ち続け、目論見通りのタイミングで喰らわせたのだ。
追い打ちをかけるように、麻酔を打った男が呼び寄せた増援が集まってくる。
「チッ…」
カイドウが舌を打つ音と、背後からずんずんと歩みを進める音を、薄れゆく意識の中で捉える。
(まずい…置いてかれる…!畜生!ここまで来て……!)
絶望の淵に立たされ、唯一動く指先で床をひっかき、立ち上がろうと懸命にもがく。
そんな涙ぐましい努力を一笑するかのように、アルベルの体はカイドウに軽々と持ち上げられ、小脇に抱えられた。
「え……?」
弱々しく鳴いた驚嘆の声を気にも留めず、カイドウは出口へ向かって突き進む。
手にした金棒を振るって敵兵を薙ぎ払い、屍の山を築いて超えてゆく…その形相は鬼そのものと呼べるほどに凶々しい。
そんなカイドウを間近で見ても、アルベルは物怖じしなかった。
「無事か?ったく…イイところで麻酔なんざ持ち込みやがって…」
助けてくれた恩義からか、腕の中で守られている安堵からか、カイドウを見上げる少年の瞳には心酔の色が見え隠れしていた。
「な……で……」
なんで俺を置いていかなかった?足手まといになったのに。
そう問いたいのに、この男の真意を問いたいのに、麻酔のせいでまともに口を利くこともできない。
「あ?…ああ、喋れねェのか。待ってろ」
腰を下ろして胡坐をかき、後ろ向きになるように自身の腰を跨がせて座らせると、背後からアルベルの首筋を吸い上げた。
突然の奇行に混乱し、目の前にあるカイドウの太ももをガリガリとひっかいて暴れ出す。
ようやく首筋から唇が離れると、背後で何かを吹き出す音が聞こえる。振り返ると、床に濁った血液と細く光る針…打ち込まれた麻酔針が転がっていた。
「立てるな?」
首根っこをつかまれて腰から下ろされる。カイドウの言う通り、立ち上がって歩ける程度には体の自由が戻っていた。
麻酔を吸い出してくれたのだと察し、暴れたことが恥ずかしくなる。それに、また助けられてしまった。
「来い。出口はすぐそこだ」
カイドウに掛けるべき言葉を言えないまま、彼は先を征く。次こそヘマはしないと心に決め、背中と刀に炎を灯しながら男の後を追いかけた。
***********
「実験体が逃亡―!!」
雑音を背後に聞きながら男と二人、森を抜けていく。
どうしておれを助けたのか、訊きたい。助けてくれた礼を言いたい。
自分から言い出せずに黙々と足を進める最中、先に切り出したのはカイドウだった。
「名前は?」
唐突に名を聞かれた少々面食らう。だがこれくらいでいちいち面食らっていては、この男の海賊団ではやっていけないだろうと悟り、すぐに切り替える。
「アルベル」
「アルベルか…その名は捨てろ。また捕まりたくなけりゃな」
親から貰った名前、彼らと再びまみえる最後の手がかり。
名を捨てるなど、捕まる前なら拒否したが、今は違う。
「……そうだな」
「新しい名前ももう決めた」
「は!?何を勝手に……」
「お前は強ェ、"キング"と名乗れ!!」
「強ェって……麻酔でブッ倒れたおれがか?」
「あんなモン汚ェ小細工だろ。お前の強さは本物だ。さっきの戦い……いや、殺戮だな。惚れ惚れしたぞ」
どうして自分をここまで買ってくれるのか、わからない。
一言一言に惹かれそうになる心に抗うように、男を見上げて睨みつける。
「いいかキング!!」
突然声を張り上げられ、思わず背筋を伸ばして次の言葉を待つ。
「おれの陰にいろ!!誰にも渡さねェ!!お前は今日からおれの右腕だ!!」
男の笑い声が高らかに響き渡る。
右腕……自分がそう評価される未来など、頭の片隅に浮かべたことさえ無かった。
奪われないよう隠れ潜み、略奪者に力づくで抗い、その末に敗北した人生。
手を差し伸べる者もまた海賊という略奪者だというのに、この手を掴みたくてたまらなかった。
この男はルナーリア族の価値に目が眩んだわけじゃない。
このおれを、戦力として求めている。
それが何よりも嬉しかった。
己の力を初めて認めてくれた男から『誰にも渡さねェ』とまで言われたのだ。
進むべき道は一つしかない。
「……わかった。あんたについてく。……カイドウさん」
アルベルの心の奥底に沈んでいた『憧れ』はカイドウの手で引きずり出され、根こそぎ奪われていた。
それが幸か不幸かなど、断じるのも野暮な話。
彼らを閉じ込めていた牢獄を燃やす炎が、深い夜の闇を煌々と照らしている。
その光景は夜明けにも似た輝きを放っていた。
あとがき
キングの見た目が14~15歳っぽい&ロックスの残党が仲間を集め始めたのが33年前(95巻情報)なので、33年前としました。
第一話
新しい海賊団の最初の仲間に選んだってことは相当気に入ってますよね。耐久実験がえげつなくて、それを耐え抜いた身体を気に入ったのでは?
…という願望と妄想から生まれた話です。
第二話
骨ごと砕く勢いで手枷足枷を破壊して、キングを唖然とさせるカイドウが書きたいなぁ…と思って書きました。
名前をもらっているし、覚えてる&希少種族なので親の愛情は受けてるかな…という希望を込めてます。
実験室での会話、キングがもがいてるように見えたので最初はカイドウから逃げようとしたのかしら…という妄想考察も入ってます。
第三話
「誰にも渡さねェ!!」「お前は今日から俺の右腕だ!!」が強すぎるんですよやっぱり……
出会いの時点では「戦力として欲しい」「戦力として求められて嬉しい」で結びついた関係だと思うので、CP要素は本当に無いですね…すみません…
将来的には肉体関係を結ぶと思います。(台無しコメント)