「俺だけに小悪魔な彼女」(GS4/玲マリ)──11月
月日が流れ今日から11月に入った
「11月ともなると毎朝寒いな…」と話をしながら美奈子と肩を並べてと歩いてると
「寒いの?じゃあ私がぎゅってしてあげるね♡」と
美奈子が俺の腕を掴んで俺の腕に自分の腕を絡ませてきた
その時に感じた制服越しに感じた柔らかい感触……これってもしかしなくてもアレだよな……美奈子の………………
柔らかいしあったかいし何かいい匂いがするし何より美奈子との距離が近い
これ以上は考えない方が良さそうだな俺自身の為に。
これは狙ってやっているのか無意識でやってるのか分からないけど心臓に悪い
「………当たってんぞ」なんて流石に言えなくて
「俺だから良いものの………俺以外の奴にすんのは禁止だからな?勘違いされても知らないぞ?」
と俺の腕に美奈子の胸が当たってるということに気づいてほしくて遠回しに美奈子に警告した
いや、全然良くはないけど……
俺知ってるんだからな?
お前が俺以外の男と出掛けてベタベタ触ってるって。
いつかお前が相手に勘違いされて俺以外の男に取って食われやしないか心配だよ、俺…
「玲太くん以外にはしてないんだけどな……こんなこと……」
彼女は俺を見上げて目を合わせて上目遣いでそう言った。
あーもう!!お前のそういうとこ……ほんとズルい。
そんなこと言われたら……俺の方が勘違い起こしてしまいそうだよ。
彼女は俺だけに小悪魔だ。
【終】