※1 力源枯れと力源への供給過多について力(りき。魔力みたいなもの)は体内の力源(りきげん。最大MP)に溜まるエネルギーの塊。個人個人で上限が異なり、また流れている力の特徴もそれぞれ違う。鐘はこれを外に出して手繰るのに長けているため、力源が少ないながらも術師や審神者としての才を見出されている。
力は使えば減るが、基本は自然に回復していく。しかし自己回復が追い付かないほど力を消耗してしまうと力源が枯れ、実体のない彼らは場合によっては自己を保てなくなる。これの防衛本能として備わってるのが欲求衝動で、何度も経験すれば自覚する。回復する方法は基本何でもいい。何日も眠ってしまうこともあれば、他人の力に充てられて酔い、その力を欲しがることもある。その様子はどこか夢現で目も焦点があっていないことが多い。知らない人が見たら「なんかやばい」と思われる。
欲求衝動があるうちは力をまともに使いこなせないため、実質回復期間になる。ここで注意したいのが「力源への供給を行ってはいけない」ということ。
力源を操れるものの中には他人へ力を分け与えることが可能なものもいる(鐘の妹はそれができる)が、それは分け与える側の力の特徴をよく理解して似せた力を流し込めるからであって、ただ流し込むだけだと体は拒否反応として飽和を起こす。てっぺんからつま先までぶわりと熱が襲い、まともな思考ができないくらい気持ちよくなる。
黒鐘が歌仙に神力を欲しいと言ったのはそれで力を回復するためではなく「気持ちよくなりたいから」。そんな風には言わないけど。