プライベートを切り取って『アイドル数珠繋ぎ』の企画で真緒が凛月を紹介してから数ヶ月後。すっかり季節は変わり、寒さのせいで更に寝起きが悪くなっていく凛月だったが、今日の打ち合わせは真緒と一緒ということもあり、珍しくスマホのアラームより早く起きていた。
「ま〜くんと一緒のお仕事持ってきてくれるなんて、プロデューサーもさすがだよねえ」
まだベッドの中で寝息を立てているルームメイトのみかを起こさないように気をつけつつも、よっぽど浮かれているのか鼻歌交じりに準備を進めていく。
「ちょっと早いけど、紅茶でも飲んで待ってたらいいかな。みかりん、いってきます」
小声で呟いてからドアを開ける。と、1秒でも会いたいと思っていた顔が見えた。
「うおっ、」
「わっ!ま〜くん?」
真緒はまさかドアが開くとは思っていなかったのか、元々大きい目をこれでもかという程見開いていた。
「いやー、その、あれだ。お前がどうせ起きてないと思って、今日は打ち合わせが一緒だから久しぶりに起こしに行ってやるかーって考えてたんだけど…ちゃんと起きて準備できてえらいな」
「そんなことならまだ寝ときゃ良かった…」
「なんでだよ!ちゃんと1人でも出来るようになってんだから、そこは引き続き頑張ってくれよ〜」
「とか言って、ほんとは寂しいくせに」
「…………。まあ、ちょっとだけ、な」
「ふふーん。ま〜くん、かわいいね」
「かわいくねえ!ほら!せっかく早く準備出来てんだから朝ごはんでも食べて行こうぜ」
「そうだねえ」
3年生になってクラスが別れて、ESが出来て、事務所も違って、昨年までと比べて2人の距離が離れていることを実感する度に凛月はやり切れない気持ちになっていたが、こうして真緒も寂しいと思って機会を見つけては凛月の様子を見に来てくれるから、凛月は変化を受け入れて愛せるようになってきた。
***
「そういえば、今日の打ち合わせの詳細って聞いてるか?」
迎えに来た移動車に乗ってすぐ、真緒が凛月に聞いてきた。
「ううん。プロデューサーにはま〜くんと一緒のお仕事で、2人で打ち合わせに行って欲しいってことしか聞いてないよ」
「だよなあ…」
大方、雑誌かTV番組の何かしらの企画だろうと目星を付けてはいるが、いくら真緒と一緒だから断らないとは言え、もう少しプロデューサーから話を聞いておくべきだったと凛月はほんの少し反省していた。
「まあ、プロデューサーが直接持ってきた仕事なら、変なもんは無いだろ」
「そうだねえ」
真緒も凛月と同じようにプロデューサーのことを信頼しているから、いつもより気が抜けているのかもしれない。
「それに、凛月と一緒の仕事って聞いたら受けるしかないよな!」
そう言って真緒がニカッと音がついたような笑顔を見せるから、つい数分前まで己の注意力の無さを反省していたことなんて頭の中から抜けてしまった。
「ま、ま〜くん…その顔は反則だよ…」
「なにが?」
***
移動車に揺られること1時間弱、何度か仕事をしたことがある出版社に到着した。
確か、前に来たのはKnightsの新曲発売記念に女性誌の中で特集を組んでもらった時だったか…発売日は違ったが、そういえば真緒も同じ雑誌に載っていたことがあったと凛月は思い出していた。
「お久しぶりです!朔間さんは以前Knightsの皆さんと新曲発売の特集で、衣更さんは主演ドラマの特集でご一緒させていただきましたよね!今回もよろしくお願いいたします!」
ミーティングスペースに案内され真緒と待っていると、前に一緒に仕事をしたことがあるスタッフが入ってきた。どうやら今回の企画担当らしい。真緒と似て、ハキハキと元気に話す様が印象に残っていた。
「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします。」
凛月は真緒に合わせて挨拶をする。こういった場で積極的に話すのは真緒に任せた方がいいという考えだ。
「早速ですが、今回の企画について説明させていただきますね。ウチの女性誌で『アイドル数珠繋ぎ』の雑誌版特集を組ませていただけることになったんですが、衣更さんが朔間さんを紹介された『アイドル数珠繋ぎ』の評判が非常に良くてですね、せっかくならトップバッターはおふたりにお願いしたいなと思っているんです!」
『アイドル数珠繋ぎ』は真緒と一緒の仕事の中でも特に思い出深く、というのも真緒が凛月を紹介するために気合を入れてくれたことが何より嬉しかったからである。そんな『アイドル数珠繋ぎ』の評判が良かったと聞き、真緒が張り切って準備をして撮影をしてくれた甲斐があったと凛月は誇らしくなった。
「ま〜くん、良かったねえ。評価良かったって。やっぱり最愛の幼なじみを紹介してくれただけあるねえ」
「茶化すなっての。凛月が協力してくれたおかげだよ。ありがとな」
「それで、今回の企画はトップバッターを任せてもらえるってことだけど…俺はま〜くんが良かったら良いよ」
「俺も。トップバッターだなんて恐れ多いけど、期待に応えられるよう頑張ります!」
2人で返事をすると、企画担当のスタッフが詳細を話してくれた。動画で撮影したTV版とは違って、写真を用意してほしいこと。仕事中の写真があっても良いこと。ただし、プライベートの写真を1枚以上入れること。最終的に合計5枚の写真をそれぞれ提出すること。撮影は自分のスマホで構わないこと。提出した写真について2人で対談してもらうこと…。
期限は1ヶ月後らしく、思っていたよりも短かったが、この1ヶ月は真緒と過ごす日が自然と増えることになる。凛月は限られた時間を楽しもうと決めていた。
***
凛月と真緒が初回掲載を担当することになった企画は、『アイドル数珠繋ぎ+(プラス)』というタイトルになったらしい。あの打ち合わせの日から早速、凛月は真緒のプライベートでの姿を1枚でも多くスマホに収めようと、積極的に一緒に過ごす時間を増やしていた。
企画の担当者から指示された条件に加えて、凛月と真緒は対談撮影の日までお互いがどんな写真を提出したか言わないようにしようと約束した。だから真緒が写真を撮っているのは知っていても実際に使われるか分からないし、逆も然りである。
「ま〜くん、どんな写真使うかな」
対談撮影まであと3日。凛月は寮の自室で写真を選んでいた。4枚はすんなり決まり、残り1枚となったところで決められなくなってしまった。
「んー。これもお気に入りだけど、雑誌に掲載するにはあんまりかな。やっぱりこっちが良いかな」
スマホと睨めっこすることおよそ2時間。凛月にしては珍しく時間を掛けて真剣に選んだ。どれも真緒らしさが伝わる自信作だ。『アイドル数珠繋ぎ』では真緒が頑張ってくれたから、今回は凛月が真緒の魅力を精一杯伝えたいと思っていたし、一番近くで真緒を見てきた凛月だからこそできることがあるんじゃないかと思うと、尚更やる気に繋がった。おかげで、この1ヶ月は本当に調子が良かった。あまりにも調子が良いものだから、真緒には逆に心配されたりもしたが、身体の奥底から力が湧いてくるのだからしょうがない。真緒の力になれるなら、凛月はいつだって何でもやってみせる。それは、2人の距離がどれだけ離れたとしても、絶対変わらないことだった。
***
対談撮影の日、お互い別の仕事を終わらせてから、打ち合わせぶりに入ったミーティングルームで合流した。
「ま〜くん、もしかして緊張してる?」
「うーん……。緊張ってか、凛月がどんな写真選んだのか気になってさ。いっぱい撮ってんのは知ってるけど、どれ選ぶのか全く想像付かなくって、ちょっと怖い、かも」
「大丈夫だよ。俺がま〜くんの評判落とすようなことするわけないでしょ」
「それは分かってるんだけどさー。凛月だって、俺がどの写真使うか気にならないのか?」
「そりゃ気になるけど、ま〜くんのこと信用してるからね。楽しみの方が大きいよ」
「ほんとだな?後でやっぱりこの写真使えないとか、ナシだからな!」
「ちゃんと事務所にもOK貰ってるから大丈夫。それに、こういうのに口うるさいセッちゃんも、ま〜くんなら変な写真選ばないでしょって言ってくれたから気にしないでよ」
「それはそれで、逆にプレッシャーだな……」
真緒との話がひと段落したところで、企画担当のスタッフが入って来た。まずは真緒が撮影した写真を見ながら対談をしていくようだ。
「よし、いくぞ!」
真緒が出した写真の1枚目は、凛月が音楽室でピアノを弾いているところを凛月の横から撮ったもの。日が落ちる前だったのか、夕陽の光が綺麗に映えている。
「これは次の仕事までに時間があったから、こっそり音楽室に入って弾いてた時のやつだ」
「凛月、椚先生に何回怒られても勝手に音楽室入ってるもんなー。この日も、ピアノの音が聞こえたから凛月かな?と思って覗いたらやっぱりそうだったな」
「うん。こうしてま〜くんが来たのも久しぶりだったよね」
「そうだな。この企画やってる間は桃李達が生徒会の仕事調整してくれたからさ、久しぶりに時間取れて良かったよ」
「前はよく隣で聞いてくれてたもんね。どうだった?久しぶりのりっちゃんの演奏は」
「相変わらず上手いなーって思った。あと、すごい癒された」
「それだけ?……うそうそ、聞いてくれてありがとうね。ま〜くんのためのリサイタルならいつでも開催するから」
「ありがとな」
2枚目は、寮の自室でみかと嵐と女子会とやらを開催しているところをやや上から撮ったもの。ソファーに横並びで座っている3人は真緒の方を向いて笑顔を見せている。
「凛月は影片と嵐とよく女子会ってやってるから、その時の写真撮らせてもらったけど、女子会っていつも何してるんだ?」
「そんな大したことはしてないよ。美味しいお菓子用意して、お話してるだけ。恋バナとか」
「こ、恋バナ!?」
「あははっ、ま〜くん、顔真っ赤!俺はま〜くんの話ばっかりだから安心していいよ」
「いやいやいや!何話してんだよ……。次いくぞ!」
3枚目は、ガーデンテラスで創と紅茶部の活動をしているところを正面から撮ったもの。手前には創が真緒のために入れた紅茶が写り込んでいる。
「この時は確か、ま〜くんが生徒会のお仕事で部活の見回りに来てくれた時だったよね」
「そうそう。紫之が入れてくれた紅茶が美味かったな」
「ふふん。そうでしょ。は〜くんの紅茶はフレイヴァーでも評判高いからね」
4枚目は、凛月が教室で机に顔を伏せて寝ているところを後頭部のアップだけで撮ったもの。この1ヶ月、真緒の前では起きている時間の方が長かったのに、こっそり昼寝をしていたのがバレていたらしい。
「ちょっとこれはギリギリかなって思ったけど、凛月と言えばやっぱりよく寝てるイメージあるだろうから。1枚はこういうのあってもいいだろ?」
「これは撮られてるの気付かなかったなあ。昨年まではどこで寝てても絶対にま〜くんが見つけてくれたけど、今年からはそうもいかないから。ちゃんと分かりやすい場所で寝るようにしてるんだよ」
「別にそこは胸張るとこじゃないけどな。まあ、周りに迷惑かけないようにって凛月なりに考えてんだよな。えらいえらい」
「わーい。ま〜くんに褒められた!もっと褒めて褒めて〜」
「ったく、ちょっと褒めたらこれだ。でも、本当に昔に比べたら手がかからなくなったよ。成長したな〜」
「とか言って、本当は寂しいくせに」
「そんなことは、ない」
「照れなくてもいいのに」
「照れてないからな!」
「んー、しょうがない。そういうことにしておいてあげよう」
「……。次が最後な」
5枚目は、レッスン室で凛月が自主練をしているところをドアに付いてる小窓から撮ったもの。他の4枚と違って、凛月が真剣な表情をしているのがよく分かる。
「実はこの時、ま〜くんがいるの気付いてたんだよね」
「えっ?」
「ま〜くんが写真撮ってる小窓からチラチラ黄色のバレッタ見えてたからね。見間違えるはずないでしょ」
「気付いてたなら声かけてくれよ……」
「だって、ま〜くんがどうしても自主練してる俺のこと撮りたいんだなーって分かったから、期待に応えてあげようと思って」
「今めっちゃ恥ずかしい…………」
「どう?期待通りの写真になった?」
「うん……」
「じゃあ、ここで何でこの5枚だったのかコメントどうぞ」
「この流れで!?あー、えっと、『アイドル数珠繋ぎ』の時よりも凛月のいろんな一面を紹介したいなと思ってて、昔から変わらないところもあるけど、友達が増えて楽しそうなところも、意外と後輩の面倒見がいいところも、ひとりでいる時はすごく気が抜けてるところも全部詰め込みたかったんだよな。あとはやっぱり、Knightsってファンの前で常に完璧なイメージがあるけど、裏で凛月がいっぱい努力してきたの見てきたから、朔間凛月っていうアイドルのことをみんなにもっと知ってもらおうと思ってこの5枚にしたんだけど、どうだった?」
「ま〜くん……。最高だよ。ありがとう。感動してちょっと泣きそうになっちゃった」
「こんなしんみりした空気にするつもりはなかったんだけどな。凛月が喜んでくれたなら何よりだよ」
***
真緒の撮影した写真についての対談が終わり、凛月が撮影した写真を出す。
「俺が選んだ5枚はこれです」
そう言って凛月がまとめて出した5枚に写っている真緒はどれも横を向いている。
「なんで全部横顔なんだ?」
「テレビでも雑誌でもライブでも、正面はたくさん見るけど、横からってあんまり無いでしょ?あとは……最後に話すから、1枚ずつ見ていこうよ」
「分かった」
凛月が撮ってきた写真の1枚目は、真緒が弓弦や桃李、忍をはじめとする生徒会のメンバーと真剣な表情で話しているもの。
「確か、学院でやるイベントの準備をしてた時かな」
「そうそう。衣更真緒生徒会長の姿は絶対に入れようと思ってたからねえ」
「こうして見ると、生徒会長なりたての頃よりもちょっとはしっかりしたかなって実感するよ」
「ま〜くんは最初からずっと頑張ってるんだから、自信持ってよ」
「そう言ってもらえると助かるよ」
次の写真は、真緒がバスケ部のメンバーとミニゲームをしているところが写っている。ちょうど真緒がボールを持ってドリブルをしているところなのか、真緒の前にも後ろにも人が迫っている。
「最近は忙しくてバスケ部にもあまり顔出せてなかったのに、よくミニゲームのタイミングで撮影できたな」
「ま〜くんのスケジュールは全て把握してるからね。狙って行ったら大当たりだったよ」
「ある意味凄いわ……」
「ま〜くん、大活躍だったね」
「そうか?高峯みたいに身長が高かったらもっとカッコよく出来んだろうなーってたまに思うけどな」
「ま〜くんは、ま〜くんのままで充分かっこいいよ」
「ハイハイ、ありがとな」
「本当だからね」
「分かった!分かったから!次の写真見ようぜ!」
3枚目は寮のブックルームでアーカイブス(漫画会)の活動をしているところで、ジュンと何やら盛り上がっている様子が写っている。
「ESが出来て、寮に入って、一番大きく変わったのは、夢ノ咲出身以外のアイドルとも距離が近くなったことかな、と思って選んでみたよ」
「そうだな!漣とは好きな漫画とか結構被ってるからさ、よく貸し借りするようになったんだよなー」
「この時は何でこんなに盛り上がってたの?」
「今、俺と漣がハマってる漫画の最新巻がちょうど発売されたばっかだったからかな?めちゃくちゃ展開がアツくて、早く感想語りたいって思ってたところに、ちょうどタイミングよく漣がいてテンションが上がってたんだろうなー。手の動きが激しすぎてブレてるな」
「ま〜くん見つけたと思ったのに、俺が来たことにもしばらく気付かないくらい喋ってるからびっくりしちゃったよ」
「もしかして、声が大きくなりすぎて、蓮巳先輩に注意されたのも見てた?」
「うん、見てた」
「忘れてくれ……」
「ま〜くんが注意されてるところなんて、めったに見られないんだから忘れないよ」
「はあ……気をつけます」
4枚目は事務所で英智と打ち合わせをしているところだが、英智が特に楽しそうに笑っているから、きっと良い仕事の話をしていたのだろう。
「というか、よく事務所の中に入って撮影できたよな」
「マブダチパワー、すごいでしょ」
「ああ、天祥院先輩か」
「そうそう。ま〜くんの写真撮らせてってお願いしたら、ご丁寧に撮りやすい時間まで教えてくれたよ」
「どおりで、普段使ってるミーティングスペースじゃなくて、入り口からも見えるミーティングルームに呼ばれたわけだ」
「さすがエッちゃん。この打ち合わせで話してた仕事の情報はまだ言えないやつなの?」
「まだ言えないけど、絶対ファンのみんなにも楽しんでもらえるはずだから待ってて欲しい」
「そっか。じゃあ、りっちゃんもま〜くんのファン代表として楽しみにしてるね」
「おう!」
そして、凛月が出した最後の写真は、寮の共有ルームにあるソファーに座ったまま寝ている真緒の姿を真横から撮影したものだ。
「最後の最後に寝てるところ撮られてんの、恥ずかしいんだけど……」
「しっかり者のま〜くんが、ついつい寝落ちしちゃうのは俺の横にいる時だけ〜なんてね。たまにはおつかれま〜くんでもいいんじゃない?」
「う〜、確かに、凛月の側にいると落ち着くからなー。凛月にはそういう力があるのかも」
「毎日毎日、ま〜くんが頑張ってるのみんな知ってるから、もっと力抜いてもいいんだよ」
「そう言われてもなー。忙しい方が性に合ってると言いますか、」
「それもま〜くんらしいところだよね。だからもう余計なことは言うつもりはないんだけど、今回の企画を通して、ま〜くんっていろんな人に囲まれてるって気付いてもらえたらなって。だから一緒にいる人との距離感とか、雰囲気が伝わるように、全部横から撮ってみたんだよね。みんな、ま〜くんが好きだから、仕事とか関係なくてもま〜くんのところに寄っていくし、いざという時はま〜くんの力になってくれるはずだよ。だから、ま〜くんはもっともっと自分を愛してあげて。そして、疲れた時はいつでもりっちゃんに甘えてね。りっちゃんはいつだってま〜くんの味方なんだから」
「それが、この5枚を選んだ理由ってことか?」
「うん。あとは、ま〜くんのファンのみんなも、ま〜くんがプライベートでもたくさん愛されてるって知ったら喜んでくれるんじゃないかなあ」
「……そうだな。さすが、俺の幼なじみのりっちゃんだ」
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『アイドル数珠繋ぎ+』第1回が掲載された雑誌は、凛月と真緒のプライベート写真に加え、対談の内容が良いとSNSでも評判になり、重版が決まった。