エイプリルフール供養こんにちは、竈門炭治郎です!
俺は今、なんとツイステッドワンダーランドの世界に来ています!わあ、魔法の世界だなんて最高だなあ!箒で空を飛んでる!禰豆子にも見せてやりたかった……。
ああ、残念ながら禰豆子はお留守番なんです。でも代わりに善逸が一緒に来てくれました!ほら善逸、皆さんにご挨拶して!
「嫌だよ何言ってんの?!突然変な世界につれてこられて何平然と自己紹介してるわけ!?これなにここどこ!!嫌だよ俺を返して!元の世界に返してエーー!!!」
ああ、走って行っちゃった……。全く、善逸は仕方ないな。失礼な奴ですみません、ええと……
「カリム・アルアジームだぜ!君たちの歓迎を学園長から任されてる。ツイステッドワンダーランドへようこそ炭治郎!楽しんでいってくれ!」
ありがとうございますカリムさん!お隣の方は……
「ジャミル・バイパーだ。……全くまた余計なことを押し付けられやがって……持ち帰れと言っただろう、カリム」
「あっはっは、悪いジャミル!でもすげー楽しそうだろ?」
よろしくお願いしますジャミルさん!ところでお二人はお付き合いされてるんですか?
「いきなり何聞いちゃってんの?!突然何!!?」
あれ、おかえり善逸。もう気がすんだのか?
「その仕方のない子みる見たいな目ぇやめてくれる!?ていうかお前だよ!初対面の人に何失礼ぶっこいてんだよ!!」
お二人が話されている様子が、あまりにお互い愛しそうだったから……すみません、失礼でしたか?
「い、愛し……!?」
「あっはっは、別に構わないぜ!でも俺とジャミルは付き合ってないし、残念だけど俺は嫌われてるんだよなあ」
ええっそうなんですか!?
「ええっ……?嫌われてる……?」
「……なんだ君たち。確かに俺はカリムのことなんざ好きでもなんでもないが、それが」
嘘ですよね?
「えっ」
えっ、嘘ですよね?ジャミルさんから物凄く嘘のにおいがしますし、それに──
「炭治郎!!炭治郎もうやめて!めっちゃ動揺してるじゃんその人!!もう死ぬほど動揺して今にも爆発しそうな音してるじゃん!!絶対好きなの隠してるんだからそんなの暴露しちゃダメだろ!!」
「………一体なんなんだ君達は……」
「キィヤァーーー殺されるーー!!」
「……いっちまった……」
す、すみません、俺が余計なことを
「大丈夫大丈夫、しかしお前たち面白いな!そろそろ学園を案内してもいいか?」
はい!よろしくお願いします!
……では俺達はこれで!皆さんも、ツイステッドワンダーランドの世界を楽しんで下さいね!竈門炭治郎でした!