s_toukouyou☆quiet followDOODLE水銀黄金 背後からの軽い衝撃。抱きしめられたと気がついて、ラインハルトは数秒ほど固まった。 友達に抱きつかれた事に対する反応は、理由を聞く、振りほどく、甘やかすなど、一般的には様々なものが考えられるだろう。 しかしこの場においての反応はただ一つしかない。反応しないだ。 下手に刺激すると変な事になりかねないのをラインハルトは学んでいる。特別何をするでもなく、自然体で直前までしていた事を続けた。 Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow s_toukouyouDOODLE謎パロ2「人間に戻りたいのです。どうか、助けてください……!」 そういって蟲は前足(?)で目元(?)を覆って泣き崩れる。 カブトムシって喋るんだ……。なによりもまずそう思った。この探偵事務所で働き始めてから、いくつかの事件にかかわったが、こんなにしょっぱなから怪奇なのは初めてだ。 俺の新しい上司のほうは、蟲が喋ったくらいでは動じないらしい。優雅に紅茶を一口飲んで、カップをソーサーの上に戻している。 蟲の話をまとめるとこうだった。まだ人間だったころ、会社に向かう途中で頭に衝撃を受け気絶。目を覚ましたらカブトムシになっていたらしい。これは困ったと町中を彷徨い、どこぞの壁に貼ってあったオカルト大歓迎なこの事務所のチラシを見つけ、一縷の望みに賭けて飛んできたとか。 3612 s_toukouyouDOODLE水銀黄金/3月のテーマ「卒業」 その手紙はなんともうすら寒い一行から始まった。 あなたに恋をしている、と。 長い金髪の美しさに見惚れ、透徹とした瞳の中に世俗に交じっても汚れぬ純真性、完全性を見たという。あなたがこの業界からいなくなるのが、なによりの損失である。いまからでも卒業という選択を考え直してはくれないかという懇願。しかしそれは自身のわがままであり、舞台を降りたあなたの活躍を今後も祈っている。 まとめてしまえばこんなものだが、どうにも距離が近いくて、正直に言えばちょっと気持ち悪い。 拾った手紙をなんとも言い難い気持ちで眺めた。 これはいったい、どっちの話をしているんだろう 「何をしている」 「あ、監督」 「廊下に手紙が落ちてまして……封筒になにも書いてなかったので、なんの手紙か確かめようと中を見たんですが……」 745 s_toukouyouDOODLE謎パロ それにしても金がほしい。 リビングで藤井蓮はテーブルの上に並べた自身の全財産を眺めながら唸った。そろそろ夏が近い。友達と遊びに行くための資金のことを考えると、そろそろ貯金を始めないといけないが、今から貯めたところでちょっと足りないような気もする。 大学の授業の合間にバイトはしているものの、これがなかなか難しかった。接客業をやればうっかりお客様の喧嘩を買い上げてしまったりと、自身がそこそこひねくれた人間であることが遠因で仕事が続かない。 「金が欲しいか」 「うっ……」 背後から兄の声が降ってきて、藤井蓮は身を固めた。 本能が警告している、「断れ」と。 藤井蓮は葛藤の末にじりじりと後ろを向いた。ソファの後ろに立っている兄は、妙に優し気な微笑みを浮かべた。そんな空虚な笑みを向けられても怖いだけだ。何をさせられるのか、まったく恐ろしくて仕方がない。 1176 s_toukouyouDOODLE水銀黄金/養子/1月のテーマ「初めに光ありき」 半開きの扉に隠れるようにして、こちらを見てくるこどもに、ラインハルトは苦笑した。最近はずいぶんと慣れたように見えたが、どうやらそうでもないらしい。 身をかがめてこどもと視線を合わせたラインハルトは、少し目を細めて何も言わずに笑顔でこどもを手招いた。 目があったことで、こどもは一瞬視線を揺らして、おずおずと近寄ってきた。しがみついてくるのを好きにさせる。背中を優しくたたいて、抱き上げる。 「どうした?」 問いかける声にいらえはない。こどもはただラインハルトの首に腕をまわして、抱き着いた。 「具合でも悪いのか」 ふるふると首を横にふるが、こどもは具体的なことを話すつもりはなさそうだった。 「日の出を見に行くのはやめておくか?」 850 s_toukouyouDOODLE水銀黄金 暗い。まずそう思った。 まぶたを持ち上げたところで視界に写るのは闇、闇、闇。 手を持ち上げて伸ばしたところで、それは変わらない。手を伸ばしたくらいの距離で、自身の指先が闇に沈んだ。 自室にいるというのに、まるで水の中にいるかのように体が重い。 自身にまとわりついてくる影をひっぺがしつつ、ラインハルトは立ち上がった。 見えなかろうとも室内の配置は覚えている。暗闇のなかを迷うことなく歩き……、歩こうとしたが、床から伸びあがった影がラインハルトの足首に絡みつき、徐々にその面積を増やし始めている。 一歩一歩、力強く踏みしめながら、重たいものを引きずっているかのような有様でドアを目指す。手探りでドアを開けようとすると、開いた手のひらに影がまとわりつく。 664 s_toukouyouDOODLE水銀黄金/昨日のつづきかも 1055 recommended works りきちゃんMOURNING #甚五ボンボンにたかるヒモ 3 Gin61117PAST 2 モジモジPROGRESSR18 してるとこ途中経過 2 SambunDONEแมวกิน Tojii3112DONE 海波明月PROGRESS20凛X22冴(下) alruccabagalaxyMEMOWEBオンリーのイメージソングとして提出した15曲それぞれについて。甚五の幻覚を100〜200字以下で語ります。パスワードは甚誕生日を4桁で。 16 AlexyMcctraceDOODLE 2 no19cccDOODLE太公望