タクボス短編【消せない記憶】
日射しの暑い、夏のある日の事だった。
ボッスン「タクトじゃねーか、どした?
こんなとこで。具合でもわりいのか?」
タクト「……………」
珍しく夏休み期間中に、ある街中でタクトと
偶然だがばったり会う藤崎ことボッスン。
鬱陶しく振り払おうとする彼(タクト)をよそに
ボッスンはそのまま彼(タクト)と買い物に
強引に付き合うことにした。
そこでやってきたのは、
ボッスン「ん?、薬?」
薬局店だった。
タクトはその店で少し高めの目薬を
買おうとしていた。
ボッスン「なんだお前。どっか目え悪いの?」
気楽というか間の抜けた声色でいう藤崎に
多少の苛立ちを抑え、すぐ冷静に返答する
タクト「………依頼こなしてると目や脳に負担が
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