やっぱ元ネタ(マレフィセント)は見てみないとですね…。昔々、あるところに妖精の女王がおりました。
それはそれは力のある魔女で、その力故に人間たちから恐れられ、遠ざけられておりました。人は彼女をこう呼びました。
「茨の魔女」と。
しかし妖精たちはみな、知っていました。
力ある魔女が情深く思慮のある女性であると。
彼女を敬愛する妖精たちは、彼女を別の名で呼びました。
マレフィセント、と。
ある日、マレフィセントが森の中を歩いていると、足元から弱々しい鳴き声が聞こえてきました。
「アァ…アァ……」
悲しげな声の主は、一羽のカラスのヒナでした。
当たりを見回しても親のいる気配はありません。
ただ黒い羽毛と木の枝がバラバラと飛び散っているばかり。
「お前の親はもう居ないのかぇ?…ならばおいで」
マレフィセントは、ヒナを拾い上げると懐にいれ、ばさりと翼を広げると舞い上がりました。
それから長い年月を経て、カラスは立派な妖精女王の眷属に成長しました。
名前はディアブロ。マレフィセント直々に命名してくださったのです。
彼はその強い翼を活かして、マレフィセントの目となり耳となる為に、領内をくまなく巡り歩いておりました。
彼が見て聞いた事柄は、みなマレフィセントの知るところとなりました。
しかし、凶事が起きます。
強大な力故に、諍いに巻き込まれることを恐れ、人間とは距離をおいていた妖精の女王。
それなのに、
(って書き出したけどWikipediaを見てみたら、映画「マレフィセント」の設定と違いすぎたんでこのパートは廃棄します。供養だ供養だ!!)