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    銀鳩堂

    ここには草稿をポイポイあげて、溜まったら整えてpixivやカクヨムに移植しています。
    ツイステ二次創作小説の長編案が降りてきたので現在は主にそれを書いてます。
    pixiv⇨https://www.pixiv.net/users/68325823

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    銀鳩堂

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    「ヤング・クロウリー」の冒頭だった断章です。
    Wikiってみたら設定が合わへんねん…。あかんこれw
    供養だ供養だ!

    やっぱ元ネタ(マレフィセント)は見てみないとですね…。昔々、あるところに妖精の女王がおりました。
    それはそれは力のある魔女で、その力故に人間たちから恐れられ、遠ざけられておりました。人は彼女をこう呼びました。
    「茨の魔女」と。
    しかし妖精たちはみな、知っていました。
    力ある魔女が情深く思慮のある女性であると。
    彼女を敬愛する妖精たちは、彼女を別の名で呼びました。
    マレフィセント、と。

    ある日、マレフィセントが森の中を歩いていると、足元から弱々しい鳴き声が聞こえてきました。

    「アァ…アァ……」

    悲しげな声の主は、一羽のカラスのヒナでした。
    当たりを見回しても親のいる気配はありません。
    ただ黒い羽毛と木の枝がバラバラと飛び散っているばかり。

    「お前の親はもう居ないのかぇ?…ならばおいで」

    マレフィセントは、ヒナを拾い上げると懐にいれ、ばさりと翼を広げると舞い上がりました。

    それから長い年月を経て、カラスは立派な妖精女王の眷属に成長しました。
    名前はディアブロ。マレフィセント直々に命名してくださったのです。
    彼はその強い翼を活かして、マレフィセントの目となり耳となる為に、領内をくまなく巡り歩いておりました。
    彼が見て聞いた事柄は、みなマレフィセントの知るところとなりました。
    しかし、凶事が起きます。
    強大な力故に、諍いに巻き込まれることを恐れ、人間とは距離をおいていた妖精の女王。
    それなのに、


    (って書き出したけどWikipediaを見てみたら、映画「マレフィセント」の設定と違いすぎたんでこのパートは廃棄します。供養だ供養だ!!)
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第二部23話。
    後のクロウリー学園長=大鴉のディアヴァルの物語、美しき女王編の23話。七人の小人たちが小屋へ戻ってくる!女王の扮する老婆は危機を告げるディアヴァルに促されてその場を逃げ出したが…。(本文約2600文字/今回、豆知識はお休みです)
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部㉓話「老婆と七人の小人たち」 ディアヴァルにかされて、老婆にふんした女王は森の中へと走り込んでいった。
     ディアヴァルが空に舞い上がって偵察してみると、木立の隙間からちらちらと、小人ドワーフたちが転んだり滑ったりしながらも家を目指して走っているのが見えた。あいつらあんなに足が短いくせに、なんであんなに早いんだ? それなのに、老婆の姿の女王は早く走ることが出来ない。早くも息をはずませて、苦しそうに走っている。ディアヴァルは女王の直ぐ側まで舞い降りると、枝から枝へと飛び移りながら女王の後を付いて行った。
     女王は森の踏み分け道を走って戻っていく。その後ろから、大声で叫ぶ怒った小人ドワーフたちの声がかすかに聞こえ始めた。このままでは追いつかれてしまう! どうすれば良いのだろうか? ディアヴァルは女王のそばを離れ、小人ドワーフたちの方へと戻っていった。
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