立春
まだ寒い季節なのに暖かい日差し
小春日和•••
山にはまだ雪が残るが、
里には黄色い小さい花、蝋梅が咲き始める。
そんな日
兄弟(この世界での兄弟)は、散歩に出かけ魔物たちと春を感じている。
兄の方には左顔に額から顎にかけて斜めに一本の傷があり左腕からないためか、
長い触手を持つ生き物ホイミスライムはいつもソワソワしながら兄と行動をしていた。
弟は兄と歳も背丈もぐんと離れている、ツンツンしているような髪の毛とその頭の上に青い生き物スライムをのっけていることが多い、元気っこ。
(もう1人の兄弟はここにはでてこないことを明記して。)
草原になりつつある広い場所で色んな魔物たちと走り回っている弟を大きなキングスライムと、座り込んでウトウトしながら見ていた。
暖かい風•••
暖かい日差し
「悟飯さん?寝てるの?」
「ん?そんなことないよ、みんなと楽しそうだね?」
「ぼくで•••ううん、もう少し遊んでくるね。」
「あ、うん。」
魔物たちと遊ぶ姿
「どうして、兄ちゃんって言ってくれなくなっちゃったのかな。」
さみしい気持ちと、ココニイテもいいのかと思ってしまう。
懐かないではない、自分だって兄弟のはずでって思いたい。
父も母も良くしてくれる
生きているこの世界で一緒に•••
毎回この気持ちをここにいる自分自身にぶつけてしまうも、
そんなときでも弟はかばうかのように一緒に怒ってくれる•••どっちが悪いのかわかっている••••
そんな葛藤が毎日毎日つづく
「兄ちゃんって言ってくれなくなった理由••••そうだよね、本当の兄ちゃんじゃないから•••かな。」
ぽんぽんとホイミスライムは頭を撫でる。
「悲しくないよ、こんなこと。いや、さみしいのかな•••」
戦いに明け暮れていたあの別世界とは違う場所、こんなに平和でのんびりとした世界になれていく気持ち。
トランクスとその恋人の姿をここで見ながら、微笑ましくも思う。
未来も一緒にいる姿を見て、1人取り残されたわけでは無いが、色んな複雑な理由でここにいる、ココニイルこの世界で、と、考え込んでいると周囲にスライムやスライム種が集まってきていた。
「ただいま。」
「おかえり、たくさん呼んできたんだね。」
「うん、お母さんにお願いしようと思って•••仲間にしてもいいよね?」
十数匹•••
「うーん、ちょっと多いかな•••」
「うーん。」
お別れをしているうちに、ウトウトしはじめている。
抱っこをして、
「少し休もうか。」
「うん、いつもあ、りがとうございます。ぼくで•••」
ごめんなさい•••トランクスくんじゃなくて•••
「そんなことない、悟天くんだから•••寝ちゃったか。」
だから、
そんなことないよ
と伝えたいと思うも、言い出せないでいる。
トランクスは弟だと思う、
悟天くんだって弟、それ以上で•••
ドラゴンボールで呼び出された未来悟飯設定編パラレルワールド
悟天ちゃんは未来のトランクスと未来悟飯の関係を知っているので(未来師弟LOVE系)いつも負い目を感じているんだよ
双子編も時々描くもトラと現飯がちょっとヘンタイ異常になるパラレルワールド
学生飯と未来悟飯が双子設定
スライム系はでてこない。
ピッコロ未来悟飯の関係
溺愛する弟を守る学生飯
トランクス大少は悟天ちゃんにちょっかい
悟天ちゃんは未来悟飯兄ちゃんが好き〜