「にいちゃ〜ん、スライムくんとおともだちになったよ〜」
スライムを抱っこした悟天が嬉しそうに走ってきている、はじめての魔物との交流。
「すごいな、悟天。」
頭をなでる。
「にいちゃんがいつも、ほかのこたちとはなしているから。ぼくも、おにわにいたスライムくんにおはなししたんだよ。」
「うんうん。」
僕は、お父さんに話を聞きながらじゃないと、魔物との会話もできなかったから。
そう考えると、悟天は大物になるかもしれない?それまでには守りつつ勉強に励まないと。
いつも目の届くところで悟天を見守り勉強をして、僕の魔物たちにもお手伝いしてもらっている。
メタルスライムが最初の友だちだったなあ。
半分は、お父さんが追い詰めて、やっとのおもいで話しかけたんだった。
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