ホイミスライムくん?
俺が用事で帰ってくると、離れの小屋の部屋の中で青年がホイミスライム達に囲まれて服を着ていない状態でぼんやりした表情で座り込んでいる。
「家に入り込んで、誰だ?」
知らない青年なのにホイミスライムたちは、そのまわりをふわふわしているだけ。
「え?」
やっと声が聞こえた。
「裸で、どちらの方?」
「ぼく、はだか?え?にいちゃんぼくぜんぶおっきいよ。」
ぼくににいちゃんって言い方は
「悟天?なのか!」
「うん。だよ、にいちゃん。」
立ち上がるところをホイミスライムに支えられ、俺より少し小さいくらいの青年悟天が笑顔でいる。
「わっ。」
ホイミスライムにも支えられないので俺が慌てて抱きとめる。
「にいちゃんのそばでびっくり。」
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