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    pagupagu14

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    #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    初めて

    開催おめでとうございます!【初めて】で書かせていただきました!🍺🍕

    #キスディノ
    kissdino

    初めて キスディノ

    「キスがしたい」
    「は?」
    「キスがしたい」
    「いや聞こえてるって、何だよ藪から棒に」
    「だってキース!俺たち付き合ってるんだよ!?恋人だよ!?だったらキスくらいしてもいいと思うんだけど!」
    今日は二人とも合わせてオフの日で、昨夜ディノがいなかった時期に比べるとマシにはなったもののお酒を飲んでいたキースはダラダラと過ごしていてディノも珍しくどこかへ生かず部屋で過ごしていたのだが、それもふつふつと溜まっていた気持ちをキースに伝えるためだった。ディノが戻ってきて、復帰して、なんやかんやあって付き合うことになった二人だったが特に親友だった時と何かが変わることがなく日々を過ごしてきた。勿論、ディノはキースに大切に大事にされていると感じていたのだがキスくらい許されるのではないか?というか俺がしたい!という気持ちを今、ぶつけていた。
    「いや、それは…」
    「なぁ、だめか…?」
    キースに近づき、顔を覗き込むようにして甘えるディノに「ゔっ」とキースは声を漏らす。キースはディノのこういった顔に弱かった。これに限らず何だかんだキースはディノのお願いを聞いてあげたくなるし、いつもどこかで折れてしまうのが事実だった。
    「…後悔しても知らねえからな」
    「しないしない!やったぁ!」
    今からキスをするというのに色っぽさのかけらもないディノにはぁ、とキースをため息を吐く。
    「どうする?キースからする?俺はどっちでもいいけど」
    「…じゃあ、俺から」
    そこは男としてのプライドが勝ったのかそう言うキースにディノはにっこり笑った後「どうぞ!」と言って両目を瞑りキースからのキスを待つ。
    「……」
    ゆっくり、ゆっくりと顔を近づかせていくキースだがその手は汗ばみ緊張で心臓がバクバクと煩く音を立てていた。所謂、キースは初恋童貞というやつだった。好きになったのも、誰かと付き合うのもディノが初めてでこんなことをしたいと思うのも、その先を夢見るのもディノが初めてだった。そう、思ってはいたのだ。それでも行動にできなかったのは恐怖と緊張があったからだった。ディノに怖がられたら、拒否られでもしたら生きていけない、なんて思うほどにはキースはディノに溺れてしまっているのだから。
    あと1センチで唇と唇がくっついてしまう…と言ったところでディノの瞳が開かれ美しく広がる空のような、はたまたしゅわしゅわと音を立てるソーダのような色をした双眼がキースを捕らえた、と思うと一気に距離を詰められディノから唇を奪われてしまった。
    「なっ、でぃ、ディノ!?」
    「だってキース遅いんだもん。何を怖がってるんだよ」
    「怖がってなんか…」
    「怖がってるだろ。大丈夫、どんな初めても俺はキースとなら嬉しいからさ」
    にひひ、と笑うディノを見て先程緊張していたのが嘘のようにキースは自身の唇をディノの唇に重ね合わせていた。
    ディノの頬に触れ、もう一度と何回も合わせるだけのキスをするだけで気持ちが満たされるようだった。フェイスに知られれば大人のくせにガキくさいなどと言われてしまうのだろうと思いながらキースはそれだけでは満足だった。
    「はは、幸せすぎてダメだなこれは」
    ディノの肩に顔を埋めるとディノは太陽のように満面の眩しいくらいの笑みを浮かべた。
    「大丈夫だって、キース!俺と一緒に幸せになろう」
    「プロポーズかよ…」
    「そのつもりでもあるんだけどなぁ?」
    「あほ。そういうのは、またちゃんとした時に俺が言うから閉まっとけ」
    「き〜〜〜す〜〜〜!!!」
    「うぎゃっ」
    ダイブするようにディノに抱きしめられ可愛くない声を上げるキースだったが、嬉しそうに笑うディノがたまらなく愛おしくてきっとディノしか見ることができないであろう笑みを浮かべた。
    「大好きだぞ!キース!」
    「はは…俺もだよ」
    -Fin-
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    FUJOSHI SAW #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    初めて

    開催おめでとうございます!【初めて】で書かせていただきました!🍺🍕
    初めて キスディノ

    「キスがしたい」
    「は?」
    「キスがしたい」
    「いや聞こえてるって、何だよ藪から棒に」
    「だってキース!俺たち付き合ってるんだよ!?恋人だよ!?だったらキスくらいしてもいいと思うんだけど!」
    今日は二人とも合わせてオフの日で、昨夜ディノがいなかった時期に比べるとマシにはなったもののお酒を飲んでいたキースはダラダラと過ごしていてディノも珍しくどこかへ生かず部屋で過ごしていたのだが、それもふつふつと溜まっていた気持ちをキースに伝えるためだった。ディノが戻ってきて、復帰して、なんやかんやあって付き合うことになった二人だったが特に親友だった時と何かが変わることがなく日々を過ごしてきた。勿論、ディノはキースに大切に大事にされていると感じていたのだがキスくらい許されるのではないか?というか俺がしたい!という気持ちを今、ぶつけていた。
    「いや、それは…」
    「なぁ、だめか…?」
    キースに近づき、顔を覗き込むようにして甘えるディノに「ゔっ」とキースは声を漏らす。キースはディノのこういった顔に弱かった。これに限らず何だかんだキースはディノのお願いを聞いてあげたくなるし、いつもどこかで 1582

    pagupagu14

    FUJOSHI SAW #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    【煙草】で書かせていただきました!
    ディノの喫煙者描写注意です!
    煙草 キスディノ
     「おわ、驚いた…」
    「あ、キース。お疲れ様!」
    「お、おお…おつかれ…」
    喫煙所に入ったキースはいると思っていなかった人物、ディノがいたことに驚き目をぱちくりとさせた。ディノはスマホを弄りつつ煙草を吸う手を止めずにいてそれがまたキースを驚かせた。
    「お前が煙草吸うなんて知らなかったな」
    「はは、本当はキースにだけは知られたくなかったんだけどな」
    「…どういうことだ?」
    「ええっと、白状するとさ。俺って四年のブランクがあるだろ?記憶も、他にもさ…ブラッドもそうだけど特にキースは俺の知らないところがたくさん出来てて煙草もそうだし、お酒だって、他にも…だから近づきたいと思って始めたーー呆れるか?」
    照れたように笑うディノにキースは何も言えなくなってしまう。そういえばディノの吸ってる銘柄は自分のと同じような気がするし、それが自分のため…いや、せいだというのは酷く落ち着かなく嬉しくなってしまうのだった。
    「…呆れねえし、嫌でもねぇ……むしろ」
    嬉しいという言葉は言わずともわかっているようでニコニコとディノは笑った。
    「むしろ、なんだ?」
    「分かってんだろ…」
    「でもキースの 1204

    sorairoiro

    DONE【第5回お題:噛み跡】

    キースの肩についた噛み跡のお話です。
    ⚠️事後を匂わせているのでポイピクに投稿をしています。

    企画垢(@KD_1drwr)
    #キスディノ版ワンドロライ報告会
    「~~っ、いってぇ」
     キースは共有スペースにある黄色のソファーに座りながら、肩を手で押さえて小さくそう呟いた。肩が凝っているわけではないが、ある事でキースの肩にズキズキと痛みが出ている。
    (久しぶりにけっこう噛まれたな)
     夜中にシャワーを浴びた時にキースは自分の肩がどうなっているのか鏡で見えていた。肩には何ヵ所か噛み跡がある。
     その噛み跡が出来た原因はディノだ。キースとディノは周りには内緒で付き合っている。ただ、昔からの友達であるブラッドには二人の雰囲気が変わったと即座に見破られてしまった。ブラッドは二人が付き合っていることに嫌悪感も出さず、二人が幸せならそれでいいと言ってくれた。
    (……まあ、昨日は無理をさせ過ぎたよな)
     ガシガシと癖毛の髪をかきながら夜の事を思い出す。ヒーローの仕事が急に忙しくなった二人は恋人同士としての時間が取れず、日々が過ぎていた。
     そして、昨日は久しぶりに時間が合い、恋人同士としての時間を深めあったのだ。やはりキスをするだけではなく肌を重ねることでよりお互いを近くに感じられ、久しぶりのこともあってキースは歯止めが効かなくなっていた。
    (ディノが…… 1532

    pagupagu14

    DONE #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    お花見(桜)/誕生日 で書きました!
    ※ブラオスのブラッドとキースが会話するシーンがあります
    Will you marry me ? キスディノ


    誕生日に結婚うんぬんかんぬんの話書いてしまうのが私の性癖というか好きなシチュエーションだよなって書きながら気づきを得ました。
    Will you marry me  キスディノ

     (楽しそうだなぁ…)
    安っぽい缶ビールを飲みながらキースの口元は弧を描いていた。
    今日はディノの誕生日、最初はジュニアの提案でサプライズで祝おうかなんて案も出ていたのだがそれを下げさせたのはキースだった。ディノはサプライズをするのは好きだがされるのは苦手とする人間だった。それこそ上手に隠し通せたのなら問題はないのだがジュニアやキースと言ったメンツがいるなら上手く隠すことは不可能で、それで変に避けられてディノが傷つくことが目に見えていた。だからこそサプライズをやめ、ディノにどんな誕生日パーティがいいのか聞くことにしたのだった。するとディノは「お花見パーティーがしたい!」なんて言うものだから今日がディノの髪と同じような薄ピンク色をした花びらを散らせる木の下、集めるものだけ集まってパーティーを行なっている。ディノが好きなピザと少しのサイドメニューと共に。視線の先にいるディノは多くの仲間たちに囲まれて楽しそうに見えた。
    「そばに行かなくていいのか」
    「…ブラッド」
    キースの横に座り同じようにビールを飲む姿を似合わない、と思いつつキースは少 2200

    pagupagu14

    DONE #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    【独り占め】で書かせていただきました!イメージとしては最近子供が出来て2人の時間がなかなか出来ない夫婦感!
    独り占め キスディノ
     「なんか、いいのかなぁ。ルーキー達に悪いよ」
    そう零すのはディノ。
    目の前には出来立てのキースお手製のパスタがあって、湯気を立てている。また、悪夢に魘されたディノは目を覚ました。いつもはシャワーを浴びた後、トレーニングに行くか、ランニングに出るか、もしくはテレビショッピングを見て過ごすかするディノだったが今日はキースが起きてきた。勿論、キースはお前のせいで起こされた〜などと言っていたがそれが嘘だったことなど知っている。恋人の優しい嘘に嬉しさ半分、申し訳なさを半分にその優しさに甘えることにしたのは数時間前のこと。
    「別にいいんだよ。オレが好きでやってんだし」
    「うーん…でもさぁ……これじゃあキースに頼りっぱなしで申し訳ないと言うか…これじゃあ俺がダメ人間になってしまいそうだ」
    「っ…」
    思わずその言葉にキースはグッときてしまう。ディノを好きになってから、ディノと付き合うようになってから自分は好きな人を甘やかしたいタイプなのかと驚きに満ちたものを覚えた日のことを思い出しながらキースは深く息を吐いた。
    「………べつに、お前がそんなこと気にしなくていいんだよ。オレが好き 1404

    pagupagu14

    DONE #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    【ぬいぐるみ】で参加しました!
    ぬいぐるみはヴィレバンコラボのぬいぐるみイメージしてます🐺
    ぬいぐるみ キスディノ

     きっかけは些細な喧嘩だったように思う。今ではその原因さえ思い出せないような、ほんの些細なこと。オレもディノも普段ならすぐに仲直りするようなことも互いに意固地になってしまい、できないでいて今ではどうやって謝るか考えてしまう始末だった。
    「はぁ…」
    その日の夜、部屋のカウンターで酒をちびちびと飲んでいたオレだったがそんなオレに近づく気配を感じる。もちろん、そんなのディノ以外いない…のだが。
    思わず振り向くとオレの視界に飛び込んできたのはディノーーではなく、ディノと同じような空色の瞳をさせたオオカミのぬいぐるみだった。以前、ヒーロー業の一環でした仕事の際にディノが買い取ったのを覚えている。
    『キースくん』
    「ああ?」
    裏声で、オオカミに声を当てるオレと同年代の男に呆れてしまう。
    『ディノくん、友達と喧嘩しちゃって困ってるんだ。友達じゃなくなったらどうしようって…どうしたらいいと思う?』
    ーーああ、もう。
    こんなのも可愛いとさえ思ってしまうオレはきっとどうかしているのだろう。
    「あー…別に気にしなくていいとでも言っとけ。その友達はもう怒ってねぇし、むしろ…いつ謝ろう 997