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    sorairoiro

    色々載せます!

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    POIPOI 12

    sorairoiro

    MAIKINGキスディノのオメガバースを書きたいなーって思っているので、とりあえず冒頭を載せます〜。
    6月中には完成した作品を支部に載せたいと思っています。
    ご都合サブスタンスです。
    キース(α)×ディノ(β→Ω)
     βの俺がキースとずっと一緒にいるのは無理だって分かってる。
     いつかキースが番を作ったらその人が一番になることも。
     俺はキースの一番になりたいのに――

    「……んっ、な、んで」
     ディノは急いで自室に入って熱い息を吐き、熱の籠もった体をぎゅっと自分で抱きしめた。そのまま部屋のドアに寄りかかり、ズルズルと体を下に滑らせる。床に尻が着いた時、ひんやりとした感じがズボン越しから感じる程に体が熱い。
    「はぁっ……く、るし」
     もう立っていることが辛く、「これ」をどうにかしたくてたまらない。
    「っ……」
     自身の下着とズボンの中で窮屈そうにしている「これ」を。
     体を動かして少し下着と擦れるだけで体が敏感になっているのか、上擦った声が出そうになる。
    (……これを誰かに見られたらまずいな)
     ルームメイトであるキースは幸い今は仕事で部屋にはいない。いたらこの状況に驚くだろう。親友でありルームメイトであるディノが頬を赤らめ、上擦った声を出しそうにしていることを。
     そして今、ディノから発せられている香りにも。
    「……っ、俺、αなのにどうして……こんな、発情期みたいになってるんだ」
     鈍くなってい 783

    sorairoiro

    DONE第10回
    お題:主導権

    えっちな部分があると思ったので念の為ワンクッションを置きます。
    えっちをした後の二人のお話です。
     ――ズルい
     これが今のディノ・アルバーニの素直な気持ちだ。

     甘いしびれを全身で感じ、熱くなった体と体を離してから時間が経った。ベッドの上で抱き合ったまま眠っているキースの顔をディノはじっと見つめる。
    (……寝ちゃってる)
     抱き合っている時の記憶は曖昧だ。初めはお互いに見つめ合ってから唇を合わせ、キスをする度に体が熱くなっていった。そこからの思考は鈍り、同じようにキスを繰り返したり、服の間から入ってくるキースの少し冷っとした手の感触にピクッと体を揺らす。その反応にキースが欲情をしているのはディノは知らない。ただ、そういう反応を見るとキースはいつもよりちょっと意地悪になる。
    『感じてんのか?』
     など余裕のある笑みを見せながらディノに聞いてくるのだ。ヒーローになる為にずっと訓練や勉強をしてきたので恋愛事には縁がなく、こうやって誰かと抱き合うのもキースが初めて。そんなディノにとってこの状況はいっぱいいっぱいだ。
     昼間は酒を飲み過ぎて気怠げな態度ばかりをとっているが、恋人であるディノの前では違う顔を見せる。気怠げな感じはあれど夜のこういう顔は今まで一度も見たことがなかった。夜の主導 1134

    sorairoiro

    DONE【第5回お題:噛み跡】

    キースの肩についた噛み跡のお話です。
    ⚠️事後を匂わせているのでポイピクに投稿をしています。

    企画垢(@KD_1drwr)
    #キスディノ版ワンドロライ報告会
    「~~っ、いってぇ」
     キースは共有スペースにある黄色のソファーに座りながら、肩を手で押さえて小さくそう呟いた。肩が凝っているわけではないが、ある事でキースの肩にズキズキと痛みが出ている。
    (久しぶりにけっこう噛まれたな)
     夜中にシャワーを浴びた時にキースは自分の肩がどうなっているのか鏡で見えていた。肩には何ヵ所か噛み跡がある。
     その噛み跡が出来た原因はディノだ。キースとディノは周りには内緒で付き合っている。ただ、昔からの友達であるブラッドには二人の雰囲気が変わったと即座に見破られてしまった。ブラッドは二人が付き合っていることに嫌悪感も出さず、二人が幸せならそれでいいと言ってくれた。
    (……まあ、昨日は無理をさせ過ぎたよな)
     ガシガシと癖毛の髪をかきながら夜の事を思い出す。ヒーローの仕事が急に忙しくなった二人は恋人同士としての時間が取れず、日々が過ぎていた。
     そして、昨日は久しぶりに時間が合い、恋人同士としての時間を深めあったのだ。やはりキスをするだけではなく肌を重ねることでよりお互いを近くに感じられ、久しぶりのこともあってキースは歯止めが効かなくなっていた。
    (ディノが…… 1532