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    Bz6sFl

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    氷鷹北斗に対して愛が深い三人を書いて欲しいというリクエスト
    地雷の方は自衛してください

    氷鷹北斗に対して愛が深い三人 北斗は廊下を歩いていた。
    教室に誰かいるのだろうと思ったのだろう。
    教室に着いた時ドアを開けた。
    その時、スバルがいた。
    「明星、ここに居たのか」
    「ホッケー!やっと来てくれたんだね!!」
    スバルは笑顔で北斗を出迎えた。
    手を繋がれ北斗は照れてしまった。
    「何をしてるんだ!?明星」
    「何ってホッケーといたいからだよ!」
    「…………!!」
    真っ直ぐな視線に目が離せなかった。
    その時抱き締められ頬にキスをされた。
    「…な!?」
    「ホッケー真っ赤だ!可愛いな〜」
    スバルらしすぎて北斗は何も言えなかった。

    「おーい、そろそろ良いか?」
    「サリー!まだ居たいよ〜!」
    「ダメだろ?スバル」
    「むぅ……」
    そう言いながらもスバルは北斗から離れた。
    真緒は優しく北斗の肩を抱いた。
    「衣更!?急にどうしたんだ?」
    「今からお前を独占すんだよ」
    その言葉を聞いた瞬間北斗は固まった。
    今なんと言った?
    独占とは何をするのだろうか?
    不安そうに見てる北斗を見た真緒は苦笑いしながら頭を撫でた。
    「別に取って食うわけじゃないからな」
    「そ、そうか」
    「じゃあ俺はいつもの所にいるからね!サリー」
    「おう!」
    「……いつもの所?」
    「まぁ気にすんなって」
    気にするなと言われたら気にしてしまう。
    北斗は身を乗り出すように真緒に近づいた。
    「北斗?」
    「……!」
    名前で呼ばれるのは気恥ずかしい。
    何をやっているんだと思い下がろうとした時だった。
    北斗は足が引っかかり転びそうになったのだ。
    「危ない!!」
    「……!?」
    真緒は咄嗟に北斗を庇った。
    しかし、体勢が恥ずかしかった。
    真緒が北斗の事を押し倒す形になったのだ。
    頭を支えぶつけないように配慮しながらだったのだ。
    「…………!?!?」
    「……あ」
    北斗は言葉にならない声で驚きを隠せなかった。
    真緒自身やってしまったと思ったが滅多にない機会。
    更に顔を近づけおでこをくっ付けた。
    「衣更!お前何やって……」
    「だから言ったろ?お前を独占するって」
    「だが!何故恋人みたいなことを」
    「お前が好きに決まってんだろ」
    「………!?」
    唐突の告白。
    頭が真っ白になり口がパクパクしてしまった。
    しかし、真緒は真剣そのもので北斗は何も言えなかった。
    そんな瞬間を狙ったのか真緒が北斗を抱き締めそのまま首筋を吸い付くようにキスをした。
    「……あ…ま……て……」
    「待たねぇよ」
    その言葉の通り真緒は待たなかった。
    痕が残るようにキスを続けていたからだ。
    北斗は身体の力が抜けてしまい倒れそうだった。
    そこから真緒は優しく横にした。
    最後に唇にキスをしたのだった。
    「はぁ……はぁ……」
    「痕も残したから満足だ」
    「急に何をしてるんだ!」
    「そのままの意味だけど?」
    「…………!!!」
    まさかあんな事が起こるとは思わなかった。
    敵わないなと言うことを。
    「(……何やってんだろうな、俺は)」
    真緒は後から恥ずかしくなり真っ赤になったのだった。

    「衣更くん!大丈夫かな?」
    「よう!たった今終わったぜ」
    「………」
    会話を要観察を始めた北斗。
    しかし、急にどうしたんだと思うほどみんなは積極的だ。
    「衣更くん、後でね」
    「ああ!」
    二人は別れたようだ。
    次は真と二人きりになった。
    身体が強ばっていて動けなかった。
    「その痕……衣更くんから?」
    「……?そうだが」
    「そっか……」
    落ち込んだように見えた。
    元気な真があんな暗い顔をした。
    しかし、決意したのか顔を上げて北斗に近づいた。
    「遊木?」
    「氷鷹くん好きだよ」
    「な!?」
    口を開いた瞬間キスをされた。
    真緒の時と違う感覚のキス。
    口の中に深く入り込み頭が真しか考えさせられなくなる。
    壁に寄りかかる形になり北斗は呼吸が苦しくなった。
    そんな事は構わないくらい真は北斗を求めていた。
    唇が離れ真は真っ赤になりながらもこう言った。
    「氷鷹くんは誰かといる時楽しそうだけど僕だけに向けて欲しい」
    「おまっ!?」
    驚きすぎて言葉にならなかった。
    「ってごめんね!?急にこんな事しちゃったりして!?」
    真本人はあたふたしながら困り果てていた。
    北斗は頭を抱えた。
    そんな時だった。
    真の天然が発動したのか転びそうになっていた。
    北斗はすかさず抱き締める形になってしまったがぶつかる衝撃を抑えながら倒れ込んだ。
    「氷鷹くん!?」
    「す、すまない!!」
    謝ったとしてもこの体勢が恥ずかしさを出してしまったのだ。
    急いで真を起こしたのだが気まずくなってしまった。
    「ごめんね、氷鷹くん……」
    「いや、こちらこそ済まない…」
    言葉が続かない。
    どうしたら話せていたのだろうか?
    「でも、氷鷹くんといれて嬉しいな」
    「…………!!」
    満面そうに居てそれでいて独り占めしているという事を。
    北斗自身は自分に愛される資格もないと思っていた。
    一度は解散の危機になりfineに勧誘されていた。
    しかしみんなのお陰で自分の居場所を見つけられた。
    だから三人からの愛を受け取っていくうちに自分は何をしたらいいのだろうか?
    北斗は寂しくなってしまった。
    心は満たされていたのに空っぽに近い。
    この気持ちは一体何だろうか?

    北斗と真はある場所に向かっていた。
    あえて北斗は何も言わずついて行っていた。
    まだ恋という自覚に目覚めないまま……。
    そうして着いたのはあの時Tricksterとして結成した広場だった。
    懐かしくて目を細めた。
    あの暖かくて心が満たされたライブは最高だった。
    今でも心に焼き付いている。
    「明星くん!衣更くん、お待たせ!!」
    「遅いよ!ウッキー!」
    「そんな事言うなよ、スバル」
    「……お前たち」
    北斗は驚いた。
    Trickster全員揃い同じ空の下にいる。
    北斗は考えた。
    自分が何にモヤモヤしていたのかを。
    それはきっと三人からの愛を受け取った時感じた気持ち。
    これが好きという感情なのだろう。
    愛し愛され求め合う。
    最初は仲間だと思っていた。
    だけど日に日に想いは変わっていった。
    スバルといるとキラキラ輝くようで、真といるとライブの話もできて、真緒といるとお互い支えあってると思っていた。
    それは日常的に当たり前のことになっていきいつしか自分の気持ちに気づけない程だった。
    「ホッケー!」
    「氷鷹くん」
    「北斗」
    三人に名前を呼ばれた。
    そんな時北斗は涙が流れた。
    自分は孤独じゃないということを。
    「ちょっ!ホッケーどうしたの!?」
    「いや…お前達に俺は愛されていたんだな」
    『………!』
    三人は北斗の言葉に図星かのように黙った。
    きっとこれが沈黙は肯定というのだろう。
    それでも北斗は笑顔でこう答えた。
    「俺もお前たちの事愛してる。多分出会った時から恋をしているんだと思うんだ」
    「ホッケー……」
    普段笑顔を見せない北斗が今は三人に向けて最高の笑顔を見せている。
    こんなに嬉しいことはない。
    「ホッケー!!大好き!!」
    「明星!?」
    スバルは喜びに溢れ抱き着いた。
    北斗は転びそうになったが何とか留まった。
    「危ないだ……!?」
    北斗の言葉は途中で止まった。
    何故ならスバルが口を塞ぐようにキスをしたからだ。
    「明星くん…」
    「見せつけてくれるな」
    キスが終わり北斗は呼吸を整え始めた。
    「ホッケー、甘いね」
    「なっ………!」
    みるみる真っ赤になり逃げ出したくなる。
    だけど三人はそれを許さなかった。
    そして手を差し伸べる。
    『俺(僕)と恋人になってください』
    声が重なり北斗は迷った。
    そして手を差し伸べ笑顔でこう答えた。
    「まだまだ未熟だがよろしく頼む」
    その言葉で関係が変わった。
    だけど絆は変わらない。
    だからこそより良いTricksterとして氷鷹北斗として最大限に活動したいと思ったのだった。
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