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    さとう

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    さとう

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    もういつ終わるかわからないのでできてる分だけ出します

    旬最進捗多忙な最上がもぎ取ったオフの日。旬と最上は2人でソファに沈み込んでいた。2人の間にゆったりとした時間が流れる。そこに、静寂を割るように旬が口を開いた。

    「最上さん、海に行きましょう」

    「…はい?」

    旬の突然の提案に最上は呆けた声を出した。






    「…どういうことですか?」

    「言葉の通りに今から海に行こうって話です」

    旬がきらきらとした顔で最上を見上げる。最上はぐっと息を詰まらせた。
    少しの間視線を彷徨わせていたが、小さく息をついて最上は降参の意を唱えた。年下の可愛い恋人には甘いのだ。
    そうと決まれば早速二人は動きだす。衣擦れの音だけが響いた部屋に、鮮やかな色が湧き上がる。旬が着替えていると、最上の涼やかな声が広がった。

    「それでは旬、日焼け止めを塗ってくれませんか?」

    「…え」

    想像していなかった発言に旬の目が揺れた。シャツがするりとはだけて、最上の白い肌が差し込む光を反射する。旬は最上を見つめて、ごくりと生唾を飲み込んだ。

    「ふふ、こら、今はしませんよ」

    旬の視線に気づいた最上が苦笑しながら日焼け止めを手渡す。最上がソファに寝そべった。
    旬は日焼け止めを手に取り、すべやかな肌に触れる。恋人に触れられる気持ちよさに、最上はほうと息を吐き出した。

    「…最上さん、終わりましたよ」

    「ありがとうございます。助かりました」

    そう言って、最上の綺麗な肌が服に隠される。旬は最上の肌が見えなくなったのが惜しい気がしたが、荷物を持って立ち上がった。これは夜の楽しみにとっておこう。そう思った。こうしている間に先に部屋を出た最上を追って、旬も部屋を出る。きっと海は晴れているに違いない、そんな気がした。

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