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    doen2525

    ネタのメモやらチラシの裏レベルのらくがきやらの避難場所

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    doen2525

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    両片想い(長義くんは無自覚)なくにちょぎ

    イベントで顕現した山姥切長義はまだうまく感情というものが理解できない。そんな折、「山姥切国広には想い人がいる」という噂を聞いてしまった長義。その途端、何故か食欲がなくなり胸が痛くなり目から汗のような汁が出てきて目も喉も痛くなってしまう。感情の波に揺さぶられるも、それがどういう意味なのか分からない長義は「酷い不具合だ、バグだろうか」と祖に相談するも体調不良だろうかと心配され部屋で休むよう勧められ、素直に従った。(確かにこんなに喉が痛かったら食事も喉を通らないだろうな…)と夕食も食べず休んでいた。
    その日の夜遅く、おにぎりを持って長義の部屋を訪ねてきたのは国広だった。「何も食べていないだろう」とおにぎりを差し出す国広を見て、長義はまた胸が痛んだ。「好きな人がいるなら、その人のところに行けばいいのに」と思ってもないことを言ってしまう長義。その言葉を聞き、国広は布を深く被り「今、来ているんだが…」ともごもご小さな声で話す。それが偶然耳に入ってしまい、今度は顔が熱くなり鼓動が早まり息が詰まるような不具合を感じてしまい、次の日再び祖に相談する長義。一方国広は「本歌に告白…してしまった…!」と布を目深に被って兄弟に報告して無自覚に外堀を埋めていた。
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    doen2525

    DOODLE100%捏造設定。モブ職員さんいますし喋ります。
    とある写しととある本歌のよもやま話山姥切長義は幼い姿で顕現した。それだけならよかったのだが自身の霊力のコントロールができず、しばしばその力を抑えられず暴走させ体調を崩していた。霊力をうまく扱えるようになり安定するまで時の政府管轄の医療機関に収容されることとなった。ここは合戦場で手入れですら治らない深い傷を負った刀剣男士が何振りも収容されており、治療を続ける個体、あるいは最期の時を静かに待っている個体がいた。
    「おれはほんかやまんばぎり。でも、おれはふかんぜんだから、かっせんにいくことも、ましてやかたなをふるうこともできない。おれは、どうして」
    そんなある日の事だった。霊力が暴走し、ベッドでうなされていた長義の元に誰かが近づいてくる。それは汗で張り付いた長義の前髪を指で梳き、優しく頭を撫でてくれた。そうすると、その日の夕方には症状がおさまっていた。とても懐かしく温かな大きな手のひら。ぼんやり覚えていた長義は、いよいよその誰かと対面する。その誰かは唐突に長義の病室を訪れた。一目でわかった、それは山姥切国広。長義の写しである刀剣男士だった。
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