「孤独だね」という響き最近🎃のmoon実況を見ました。蘭たんのこういう類のシリーズものは見終わった後にじんわりとあたたかい余韻が残って好きです。🎃の実況だとゆめにっきも大好きで、どちらも生活の中でふと思い出しては足元がふわつくような実況で唯一無二だなと感じますね。

🎃moonで一番好きな🎃の言葉は、ロケットで宇宙を静かに漂う主人公に向けて言った「孤独だね、らんたん」なのですが、この言葉がなぜかどうにも刺さって抜けないんですよね。
今の🎃は「キャラの隣に存在する」「一緒に旅をする」スタイルだけど、この頃の🎃は「プレイヤーとして主人公の周りをふわふわ漂う」みたいなイメージが近い気がします。「孤独だね、蘭たん」はそれがすごく表れている一言かな〜と。自ら主人公に寄り添う訳ではないけれど、主人公の"心情"に寄り添って呟く一言が切なく、苦しく、そしてどこまでもあたたかくて愛おしい響きを持っていて、なんだか胸がいっぱいになってしまったんですよね。
この言葉の苦しさは「大きな使命を背負い1人宇宙を行く、全てのラブを集め全てのアニマルを助けた"透明な"少年」に向けられた言葉であること。みんなを助けラブをもらってきたけど街の誰も彼の姿を知らず、彼の現在の活躍（月への旅）を把握してない。1人でロケットに乗る彼に向ける言葉としてそれはとても切なく苦しい響きを持つと思います。
この言葉のあたたかさはというと、その語りかけの声色がただの🎃であることだと思います。悲哀も同情もなく、ただ事実として形容してるだけ。淡々と「1人で宇宙を行くのは孤独だね」という事を述べている。ただ、🎃がそう思っただけ。それを"語りかけ"ている。彼の孤独を正しく見つめる🎃の視点がある。なんの特別もなく普段と同じ熱で語りかけることで生まれるあたたかさがたしかにあると私は思うんですよね。

いやーー、大好きだなあ。「孤独だね、らんたん」、「孤独だね、らんたん」……その一言で世界が広がる感覚があったんですよ。私が見ている画面を通り越して、部屋で1人プレイしている🎃の姿が見えるような気がしたんですよね、なんか。
🎃に限らず実況動画を見ているとそういう感覚を覚える時があって、そういう瞬間は決まって実況主がゲームやキャラに実直に向き合ってるのを感じる瞬間なんですよ。だから、なんかそういう瞬間がバチッとこちらに伝わる動画はいい動画だなあと思うし大好きですね。

🎃moon、とてもとても良い動画でした。何度も見返したい