治して！ユリウス先生！前略 勃起不全でした

（た、確かにこっちに来てから自分で抜いた記憶がない…… えっと確かストレスでなるとかかんとか…… んなこと言ったら正直心当たりありすぎるだろ……

スバル……
ぇ、あ……わりぃ…なんか俺、不能かも？な、なーんちゃって？？
スバル

君のこれはいつからなんだ？自覚症状は？
いやいや、なに真面目な顔してんだよ わ、笑えって
笑える訳がないだろう 人に心配をかけまいと茶化すのは君の悪癖だ
う…… い、いつからかは正直わかんねぇ… 俺も今気づいたっつーか…
今……？
こ、ここ最近は忙しくてそういうこともしてこなかったし、まさかこんなことになってるとは思わねぇだろ？普通
そうか……
あ、でも俺のことは気にすんなよな？！ほ、ほら！入れるのはお前だろ？？ し、尻の方は問題ないから！な？！

スバル…… 君は…私が君をただ性処理の道具として抱こうとしているとでも思っているのか？
え？
私は恋人として君と体を重ねたいと思っている 君の体が万全ではないのに自分だけ快楽を追うなどもってのほかだ
そういうもの？
逆の立場で考えてみると良い
う……… で、でもこのままだとなんにもできねぇよ？
分かっている だからこそ君に問いたい

──君の身体を、私に治させてはくれないだろうか？


※ ※ ※


（結局あのあとは一緒に寝て終わったんだよなぁ…… あいつ「次までに君の体について調べてくる」なんて言ってたけど、どうすんだろ
あ、でもユリウスも簡単な治癒魔法は使えるんだっけか？ 確かにこんなことフェリスには頼めねぇし、今日はその治療からってとこか)

［ノック音
スバル、入るよ
んー どうぞーー

［ユリウス、部屋に入ってくる

久しいね、その後 体の調子は？
良くも悪くもなんも変化なし わりぃ

そうか…… だが君が謝るべき事柄ではないだろう？
では今日は予定通り、君の治療……ということで良いかな？ 準備は？
い、一応してきたけど…… 必要あんの？
あぁ、もちろん 治療のために必要なことだ

それでは早速、始めようか
大丈夫 私に全て委ねると良い

なんかお前が言うとエロいセリフに聞こえる………


まずは前立腺のマッサージから始めようと思う
ぱーどぅん？
前立腺の………
いやいや違う！聞き取れなかったんじゃなくて！つーかお前の口からその単語聞きたくない…！！
な、なんでそっち触る必要があんの？治癒魔法とかじゃなくて？や、やっぱりえろいことしたかった？

治癒魔法は己の中にある回復力を増長するのが主な働きなんだ 今回のように……精神的なものが起因している場合は、あまり効果を期待はできないだろう
それよりかは本に記してあった医療法を試す方が効果的だろうね

なんか……お前にそんな本を読ませてしまった申し訳なさで胸がいっぱいなんだけど…
歴とした医学本だよ どのような分野でも新しい知識を得るのは己のためになる
それになかなかに興味深い内容でもあったからね
具体的には？
………口で説明するよりも体験する方が良いだろう
なにそれ怖い


い、一応聞きたいんだけど前立腺ってことは指入れる感じ？
道具を使っても良いが、始めは指の方が良いだろうね 私も加減がしやすい
さ、さようで…… 結局えっちなことをしている気がする これは治療……これは治療…… あ、いっそのことお前のこと「先生」って呼ぶか？
…………………遠慮しておこう
？？？


【これから指で前立腺をマッサージしたり、それでも効果がないから尿道プラグで直接マッサージされたり、全身の性感帯を刺激しようって乳首開発されちゃったりする話】