アリスの話アリスはいつも魔理沙を見ていた。
魔理沙を追いかけていた。
どんなところに逃げても……。
必ず見つけ出していた。
私と魔理ちゃんには、愛の奇跡の力がいつも働くの。
魔理ちゃんが奇跡を引き寄せてるの。
私は『Saiko no sutoka no shiki』に高難易度があるのは知ってるんだけど…
ハロウィンエディションの時からあのユイって子が私に似てるらしくって……
なんだかもやもやするの…………。
魔理ちゃんを追いかけて罵倒するあのユイって子に嫉妬しちゃったの、
後、殴り◯しちゃってて、私はもやもやしたわ……。
リグルちゃんがハンマーでユイって子を殴り◯したのを見て見やめちゃった…。
だって……やっぱり似てたんだもん……私とユイって子……。
だから今回はほんとにヘルピーのクッキーを食べて貰いたかったの……。
私と魔理ちゃんは二人で仲良く過ごしたのよ。
ほんとよ?
写真もあるの
まぁ本当はいい感じに文ちゃんに撮って貰った捏造写真なんだけどね、てへ、
今回は魔理ちゃんにお姫様抱っこされた写真作っちゃった。
あ……でも、お姫様抱っこは事実よ…。
魔理ちゃん変な顔してたけど、
文ちゃんにいい感じの顔の写真を貰って
嵌め込んで…。
嬉しかった……魔理ちゃんが魔法の森で怪我して動けない私を助けてくれたから…。
私の話を黙って聞いていたチルノちゃんがリグルちゃんの方を見て、
『リグル、これがあくまのしょーめーってやつ?』と言った。
『悪魔の証明?』
私は首を傾げた。何処にも嘘は無いし、全て事実……写真だってあるし…。
すると、リグルちゃんが、
『そうでしゅね、魔理沙しゃんがアリスさんと仲良くしてた…魔理沙さんがアリスさんを幸せそうにお姫様抱っこした、これを魔理沙さんが否定してもその証拠はないでしゅからね』と言った。
なるほど?
いえ、なぜ悪魔の証明に私と魔理ちゃんが…。
まぁいいわ……。
『ほ、ほんとにお姫様抱っこはして貰ったからね』
これ……は言って置かないと…。
リグルちゃんはチルノちゃんの方を見て、
『アリスさんはああ言ってるけど、全部文さんが作った偽造写真だろうから、魔理沙しゃんがアリスさんをお姫様抱っこした事実の有無は判断しにくいでしゅ…』と言った。
チルノちゃんはケラケラ笑い
『まあ、魔理沙がアリスお姫様だっことかするわけ無いじゃん』と言った。
なによ……二人とも…。
事実なんだけど……。
でも、魔理ちゃんとよくいる二人は私の話を半分くらいしか信じていなさそうだった……。
いいわ……。
こうなったら……。
えぇ、
魔理ちゃん……
私は決めた。
魔理ちゃんを閉じ込めるの。
私が魔法で怪物を作って徘徊させる地下奥深くに、
謎を解かないと出られない迷宮に
そうね、合言葉とか、
アリス愛してるとか…。
そうよ、そうよ……。
『チルノ……アリスさんがべ◯ずさんのホラゲみたいな事しようとしてるみたいでしゅが、どうする?』
『ど、どーするも、こーするも、アタイたちにはどーにもできないよ、魔理沙ドンマイだよ……』
『あ、それより、もうしゅぐ集合の時間でしゅチルノ急いで集合場所に移動でしゅ』
『今ならアリス気付きそうにないね、行こう行こう』
ぶつぶつぶつぶつ呟くアリスをよそに、リグルとチルノは次の実況のためにアリスをほっといて魔理沙のところへ行ったのだった。
あとがき
asdfgame様勝手にリグルちゃん達をお借りしました。
asdfgame様は素敵です。