オリキンBADEND…世界は折紙に支配されるマリオはオリビアを探した。忽然と姿を消したオリビア…周りに散らばるクッパ軍団の残がいが不気味だった……
黒い手『ハサミ様言いつけ通り、隙をついてオリビアを捕まえました』
ハサミ『よくやった黒い手』
黒い手はにっこりと笑う。黒い手は前髪が長く目を隠しているが…
上げるととても可愛い。
ハサミは黒い手の前髪をかき分け、言う。
ハサミ『ぼくにも切らせてくれないこの前髪、やっぱりこうやってかき分けて目を出した方が可愛いのに』
黒い手は赤面した。
黒い手『は、ハサミ様じょ、冗談はや、止めてください』
ハサミ『さてと、オリビアちゃん…お前は今からオリー様のところへ行くんだ…』
黒い手『さぁ、大人しくするのよ』
-オリビアはオリーの元に連れていかれた-
オリビア『兄上…もう、止めてください』
オリー『オリビア…何故わかってくれないのだ……』
オリビア『兄上こそ何故……』
オリー『まぁいい……お前は今に何も出来なくなるのだからな』
オリビア『何を言って……はっ』
オリビアは周囲の折り鶴に気がついた。
オリビア『これは……禁断の千羽鶴……』
オリー『そうだ…これで私はキノピオに復讐するのだ……マリオくんを千羽目の折り鶴にしてな』
オリビア『やめて……もう……やめてください……キノピオさん達はいい人達ですわ…』
オリー『いや…キノピオは…特に私を折ったあの折り紙職人のキノピオは悪魔だ……何故なら、私に落書きをしたからな……』
オリビア『え……』
オリー『だから、全てのキノピオを白紙にしてやるのだ!』
オリビア『そんな……』
ハサミ『あれ?全てのキノピオって事はわゴム姉さんの好きな司会者くんやパンチお気に入りのDJくんも白紙にするのか……』
-その頃-
わゴム/パンチ/司会者/DJ『ハッックション』
弟子ムチョ『パンチ、DJさんどうしたの』
噂をされてくしゃみをしたわゴム、パンチ、司会者キノピオ、DJキノピオだった……
オリー『そうだな、特例は無い』
黒い手『何だかわゴムさん達可哀想ね』
オリビア『やめてください兄上…』
オリー『オリビア…』
オリーはオリビアを突然抱き締めた。
オリビア『兄上…わかってくれたのですね』
次の瞬間紫色の閃光が走った。
オリビア『きゃあああああ』
オリビア『兄……う……え……なぜ……』
その言葉を最後にオリビアはぼろぼろのリボンを残して消滅した。
いや…オリビアはいた…
そこに、オリーのマントと王冠を身に付けたオリビアが立っていた。
オリビア『ふっふっふ……うまくいった……オリビアを取り込んだぞ』
ハサミ『お、オリー様?』
オリー『そうだ…私だ……私はオリビアを取り込んで合体したのだ!じきにマリオくんが来るだろう……ヤツは絶望する……』
ホッチキス『パパ!マリオが来たよ!』
オリー『フフフ……』
マリオが入ってきた、
マリオ『オリビア、無事だったのか』
オリー『……』オリーはニヤリとした。
マリオ『オリビア』
オリー『やぁ、久し振りだなマリオくん』
マリオ『!!』
オリー『どうしたんだい?そんな驚いた顔をして』
マリオ『オリー……オリビアは…オリビアはどうした……何処へやった!?』
オリー『オリビアは何処へやったかって?マリオくん、オリビアならここに居るじゃないか……』
オリーはぼろぼろのリボンを出す……。
マリオ『ま、まさか……オリー……お前……妹を……』
オリー『そうだ…取り込んだ。オリビアは私の中に居るのだ…私を攻撃すればオリビアも傷付く…マリオくん、どうする?』
マリオ『くそ……オリビアは攻撃出来ない……』
オリー『さぁ、大人しく千羽目の折り鶴になって貰うぞマリオくん』
マリオ『くそ……』
オリーが手をかざすとマリオは折り鶴にされてしまった。
オリー『ついに……このときが……』
千羽鶴が完成した……………………。
オリー『私は………………』
オリー(何故だ……言えない……)
オリー(……オリビア…まだ邪魔をするのか……)
オリー(…………)
オリーは千羽鶴を見る。
何故、キノピオを白紙にする願いが唱えられないのだろう。
それは……オリビアではなくオリーにあった、オリーが落書きと思っていたものは-いい王様になりますように-という職人の込めた願いだった。
その願いから生まれたのがオリビアだった……つ。
オリーはキノピオを白紙にするのはやめた、しかし、ずっとたまっていた思いはそうそう変えられるものではなかった。
結局オリーはこの世界を折り紙の国にすることにしたのだった……。
-BAD END-
世界は折紙に支配された