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    メルの保管所

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    ザワ33の新刊「A piece of day」のあとがきです。
    ネタバレも含まれます。

    A piece of dayあとがき この度は、「A piece of day」を手に取っていただき、ありがとうございました。ジョジョでは気付けば3冊目。今の所、長期休みになる度に本を作っているメルでございます。


     今回、このザワに参加する決め手になったのが「裏切りの情熱7」の開催を知ったことでした。いつもはギアメロを中心に書いている私ですが、今回はなんと言っても暗殺チームプチオンリーです。それなら、全員書きたいじゃあないか、とゴールデンウィーク辺りからネタを練っていました。初めのうちに考えていたのは「ゴーストをバスターする暗殺チーム」だったのですが、程なくしてリアルも創作もバタついてしまいあえなく断念。そこで新たに考えたのが「組み合わせをあみだくじで決めた短編集」でした。流石に一発で決めるのはリスクが高すぎるので十回までの結果を見て、その中から良さそうな結果を二つ選ぶ、というルールのもと、組み合わせを決めました。
     しかし、実際には後半用としていた組み合わせは採用できませんでした。実は後半のカップリングパートは締切一ヶ月前に急遽内容を変更したものです。最初はカップリング要素が入る予定はなく、それぞれが独立した短編になる予定でした。ところが前半パートの話を考えている最中に「これ、一日の中の出来事で収まるのでは?」と急に思いついてしまったのです。気付いてしまえばなるほどなるほど、どうにかひとつの流れに持って行けます。元々締め切りが近づいていて焦っていたこともあり、書き慣れたカップリングネタも入れたいと思っていました。これなら好都合、と思い切っていつものメルさんに舵を切ることに決めたのでした。いつか今回は書けなかった組み合わせの話も書いて行きたいと思います。一応抽選結果は残っているので。

     思い切り方向転換させたことで、構成を見直しました。元から考えていたネタと、全体を通してのストーリーを考えて、これなら行けるな、というものを見つけるのが、思っていた以上に難しかったです……。正直、原稿を落とすことも考えてしまいましたが、なんとか立て直すことが出来たかな、と思います。それでも、整合性を取り切れなかった部分もあって、ボロが出ているところもあるのですが……。
     テーマを決めたことで、また原稿が少しずつ進み始めました。結局途中で筆が止まってしまったこともあり、締切を1週間延ばしたのですが、なんとかこうして本を出すことが出来て良かったです。終わり際にはもう「年内脱稿! 年内脱稿!」の一心で書いていました。気合と根性で書き切り、ベロベロに酔っ払いながら初稿の修正作業をしました。愚かここに極まれり、と言われても反論できません……。酒の勢いでお品書きまで作って、またワッハッハと笑いながら酒を飲む……もう本当に、付き合ってくれたフォロワーさんには頭が上がりません。あのタイミングで止めて下さらなかったら、私は2022年のうちにお品書きを出していました。


     今回、間違いなく一番苦戦したのが✂️と‪🎣‬の話です。あみだくじで組み合わせを決めた際に、もうこの二人で書きたいセリフやシーンが多すぎて……。‪最初は二人の会話劇でしたが、書きたいセリフたちがより多く採用できそうな今回の話にしました。なので初期段階で作っていたワンシーンメモにはあんなに動きは無かったです。ただ、最初から‪🎣‬の覚悟を問う、という流れは決まっていたので、最初の予定から大きく変わった訳でもない、かな?
     🍨と🥓、❄️の話も難しかったです。普段から二人以上のキャラクターを動かすことが滅多にないので、どうやって書けばいいんだ……という所からのスタートでした。それぞの動きを書くのが難しく、またどこに焦点を合わせたらいいのかも分からず……。すごく反省点が多い作品でもあります。いつかこういう形のお話はリベンジしたい。今年の課題のひとつだなぁ、と思っています。
     また、CPパートで意外と詰まったのがソルジェラ。実はこの二人、書くのが楽しくて大好きなのですが今回は中々形になりませんでした。色々悩みながら、やはりチームのお兄さん組(拙宅設定)だからチームのことは結構見えてるだろうなぁ、という妄想から、あんな感じのお話になりました。一歩引いた所からチームを眺めているイメージです。恐らく、❄️たちが入ってきたあたりからそういう立ち位置になっていたのかなぁ、と思っています。この二人に関してはまだまだ書きたいことや考えたいことがあるので、少しづつ形にしていきたいです。
     後半のカップリングパートの構成は、奇しくも「話が進むにつれてどんどん糖度が上がっていく」ものになっていました。リゾプロを書いた辺りでそうなっていたことに気付いたのですが、正直、ギアメロで最高糖度になって、前の話でもうキスまでしているとなると……。書けることはあと一つでは?なんて血迷った場面もありました。全年齢で出したかったので全力で回避しました。私の理性に拍手。

     原稿が終わる度に、次はこうしたいな、と思うことが増えてしまってちょっと困る今日この頃です。そろそろギアメロ長編も書きたいし、再録集も本格的に作業が始まっているのでまだ当分書ける気がします。まずは再録集かな。
     重ねてになりますが、この本を手に取っていただき、あとがきまで読んでいただき、ありがとうございました。またあなたとご縁があることを願います。
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