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    夕凪さん

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    夕凪さん

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    君たちのための物語 後編🎥後編開く→教室
    4月27日(月)
    週明けの月曜日、君たちは学校にいた。自分の席に座り、朝のHRが始まるのを待つ、至って普通の朝である。しかし、君たちはそんな日常を送る自分に違和感を持たずにはいられなかった。なぜなら、今日があの惨劇の翌日だからだ。
    怪しい教団組織の教祖として君たちの前に現れた絹川繭、そして化け物に身体を突き破られて無惨に死んだ御旅屋雷。君たちに襲いかかってきた禍々しい化け物への恐怖は未だ消えてはくれない。気を抜けば、今にも気が狂いそうだ。それでも、君たちは学校に来てしまった。それはなぜだろうか。
    君たちには抗えないほど強い使命感があったのだ。自分たちで、この怪奇現象の原因を突き止めなければならない。今朝、夢から覚めた瞬間から、そんな考えに支配されていた。拭いきれない違和感、恐怖、そして狂気を抱え、君たちは使命を果たすために動くことになる。

    始業の鐘が鳴り、担任の先生が点呼をとり始める。その時、君たちは教室にいるクラスメイトが少ないことに気がついた。なんと教室の約3分の1が空席になっているのだ。先生も点呼をとりながら、困惑している様子だった。
    👨‍🏫「今日は何故か学校全体で体調不良者が続出してるみたいで……何かあったのか今確認してるところです」

    授業はいつも通り行われたが、集中できる気分ではなく、時間だけが刻一刻と過ぎていった。そして気がつくと、既に放課後が始まっていた。君たちは、言いようのないわだかまりと得体の知れない切迫感に突き動かされ、部室へ向かうのだった。


    🎥部室(後編)
    君たちが部室に入ると、他の部員達は既に全員集まっていた。しかし、いつもの賑やかさは見る影もなく、各々が暗い表情を浮かべている。そんな重苦しい空気の中、最初に口を開いたのは京介だった。
    👾「あぁ、新入生も来てたんだ。大丈夫?よく寝れた?」
    (RP)

    会話例
    ・使命感について
    🍎「疲れていたので眠ることはできたんですが……でも……」
    💻「精神的に疲れてるはずなのに全員ここに来た。…これ、異常っすよね。正直、驚いた」
    🍎「どうしてもここに来なきゃいけない気がして」

    ・体調不良者が多いことについて
    👾「オレらのクラスも多かったよ」

    ・夢について
    🍎「その夢……私も見ました!」
    💻「やっぱりこれ、全員見てるっすよね」
    →過去に見た夢を含め、全員が同じ夢を見ていることかわかる

    ・絹川繭の手帳について
    👾「そういえば、絹川繭の手記に気になることが書いてあったよね。『知ってしまった』って……なにか心当たりはある?」
    (RP)
    👾「どうやら小規模の怪奇現象で収まらない、世界規模のヤバいことが起こってそうだ」
    👾「そうだね。……部長がいたら、きっと世界のために動く。いろいろ調べてみよう」

    ・創造神の日記について
    💻「あの、色んなとこから見つかってるメモのことなんすけど。これ、気になるっすよね」
    💻「そこで提案なんすけど、僕が能力使ってこれ書いた人を探るんで、他の調査はみんなにお願いしてもいいっすか?」

    👾「俺はもう少し部室の資料を調べようかな。一年は学校の人に話を聞いてきてほしい」

    職員室と3-Bの教室が調べられる。


    探索
    🎥職員室
    職員室
    職員室の扉を開けると、中では先生たちがいつもよりも慌ただしく動き回っていた。複数の電話対応に追われ、コール音と保留音がひっきりなしに鳴っている。せかせかと動く怪研の顧問と目が合うと、ちょっと待ってくれ、と言いたげなジェスチャーを返された。それから15分ほどして、顧問が廊下に出てきた。
    (RP)
    👨‍🏫「お前たちどうした?今忙しくてな……あんまり長く話してられないんだ」

    ・なぜそんなに忙しいのか
    👨‍🏫「実は今日の朝方から欠席連絡とか学校への問い合わせが殺到しててな……行方不明になった生徒が沢山いるらしい。それに、3年のクラスで急に奇声をあげて暴れだした生徒もいて……とにかく忙しいんだ」
    👨‍🏫「そういえば先輩たちはどうした?部室にいるのか?」
    👨‍🏫「そうか。学校はしばらく休校になるみたいだから、今日は部活も早めに切り上げて帰った方がいい。気をつけろよ」


    🎥教室
    3-B教室
    3-Bの教室に来ると、教室の中はもぬけの殻だった。
    繭の机が調べられる。

    (目星)
    絹川繭の机の中を探ってみると、中から教科書やノートが数冊出てくる。ページを捲ると、そこには手帳の筆跡と同じ綺麗な字で授業の板書が書き写されていた。特に不審な点はない。
    (幸運orクリティカル、クリチケ)
    教科書の隙間から1枚の紙が見つかる。

    ・創造神の日記
    ノートを確認して気がついた。あの子は私の存在を知っていたのだ。でも、あの子は私を助けようとはしなかった。私があの子に与えた役割を考えれば当然なのかもしれない。わかってる、全部。それでも怒りはおさまらない。腹立たしくて、苦しくて堪らない。不安定になっている自覚はある。でも止められない。誰にも止めてもらえない。

    🎥3-B教室 歪み
    それを読み終わった瞬間、君たちの視界に亀裂が走った。ひび割れた空間から歪みが生じ、世界が激しく振動する。そして、脳内を掻き回されるような不快感に襲われた。それと同時に、平衡感覚を失った君たちはよろけて倒れてしまう。痛みに顔を顰めていると、少しずつ視界が明瞭になってきた。完全に意識が戻ると、君たちは教室の机と椅子の配置がめちゃくちゃになっていることに気がつく。加速度的に大きくなる"歪んだ感覚"と、大地震が起こったかのような惨状に動揺する。SAN値チェック 0/1
    (強制アイデア)
    成功した君(たち)には女性の声が聞こえる。その声は脳内にまとわりつくように響く。
    「君は私を助けてくれる?」
    SAN値チェック 0/1


    🎥部室(後編)
    💻「おかえりっす〜、何か収穫ありました?」
    調べたことを京介達に話す。
    👾「なるほど……」
    👾「学校の外でも調査した方がいいね。街へ出よう」
    💻「僕は引き続きメモ調べるんでここに残るっす。進展あったら連絡するんでそっちはよろしく頼みました」

    (何か街に出る前にやりたいことが無いか聞く)
    準備ができると、君たちは梓、京介と共に街へ向かった。
    →街での探索


    🎥街(後編)

    街の様子は、明らかに異常だった。人々は誰もが恐れや不安を顔に浮かべている。中には虚ろな目でしゃがみこんでいる会社員、頭を抱えてうわ言を言う女性、急に叫び出す老人なども居た。パトカーや救急車のサイレンが鳴り響き、灰色の曇天は異様に暗く不気味だった。
    (目星)
    近くの交差点で交通事故が起こっていることに気づく。
    (事故現場に近づく)
    君たちが事故現場の近くに向かうと、バンパーがひしゃげた軽自動車と破壊されたガードレールが見えた。どうやら車が歩道に突っ込んだようだ。人手が足りていないのか近くに警察官などはおらず、現場は対処されないまま放置されていた。
    運転席を覗くと、運転手がまだ乗車していた。運転手はハンドルに頭を預け、静止していることから気絶してるように見える。
    ・運転手を確認→気絶している
    ・周りの人に話を聞く
    →「普通に走っていたのに、いきなり急カーブしてガードレールに突っ込んできて……」
    「怪我人だけ運ばれていったよ」

    (街の人に聞き込み)
    主婦「うちの旦那もおかしくなっちゃったのよ……神に会ったとかなんとかって、ブツブツ呟くばかりで……」
    サラリーマン「会社で急に暴れ出した人が居たんだ。何が起こっているのやら……」
    頭を抱える人「終わり終わり終わりだ終わり世界は終わる終わる終わる終わる終わる終わる終わる世界」

    (探索者のやりたい調査をさせる)

    その後夕方まで調査を続けたが、収穫は無かった。そろそろ帰ろうと言いかけた時、後方から甲高い悲鳴が聞こえた。その声に君たちが振り返ると、10メートルほど先で血飛沫をあげながら倒れる人が目に入った。その奥にはチェーンソーを持った男と長い銃を持った男が立っており、悲鳴をあげた女性は近くで腰を抜かしていた。凶器を持った男は君たちを目で捉えると、こちらに向かって一目散に駆け出し襲ってくる。君たちが緊張で身体を強ばらせながら、前を走るチェンソーを持った男に目をやると、彼の姿に見覚えがあった。なんと、それはオカ研の顧問だった。
    SAN値チェック 1/1d3


    🎶Screw Head
    戦闘処理
    ステータス
    STR 15 CON 14 POW 5 DEX 13 SIZ 14
    SAN値 0/25

    顧問
    チェーンソー 70% 2d8+1d4(DB)
    ファンブル武器破壊でキック 70% 1d6+1d4

    モブ狂人
    ライフル 70% 2d6
    ファンブル武器破壊で組み付き 70% 1d6


    🎶会議延長
    戦闘終了後
    彼らを倒し、目の前に倒れている身体を呆然と見下ろす。すると、顧問の身につけていたカバンが目に入る。
    (目星)
    カバンの中を見ると、彼のスマホがあった。
    中身を見るにはパスワードを入力するか指紋認証をする必要がある。
    →指紋認証でロック解除
    ロックを解除すると、直前に開いていたのかメモアプリが画面に表示される。

    ・創造神の日記
    誰も私を助けてくれない。現実の人間はみんな私を傷つける。私を笑ったアイツらも、私から世界を取り上げようとしたお母さんも、あの子達を馬鹿にした匿名のヤツらも、全員嫌い。嫌い。嫌い。嫌い。嫌い。大嫌い。

    君たちが文章を読み終わると、突然スマホの画面が点滅し始めた。画面上には数え切れないほどのエラーが出現し、スピーカーからは奇妙な電子音が鳴り出す。それに驚いていると、数秒してエラー表示は止まった。すると、新たに一通の通知が画面に表示された。「会いに来て」 君たちがそれに目を通すとバキッという音を立てて画面に亀裂が入り、スマホは動かなくなってしまった。
    SAN値チェック 0/1


    遠くから救急車のサイレンが聞こえる。我に返って周りを見ると、少し離れた所に人だかりができていた。
    👾「まずい、異能を使うところを見られてる!一旦逃げよう!」
    そう言って京介は能力を使い、人々の注意を一時的に逸らす。君たちは京介に連れられ、人気のないところまで逃げてきた。


    🎥街(夕方)
    (RP)(京介の提案で京介の家に泊まる)
    👾「このままじゃいつ誰に襲われるか分からない。どこも危険だ」
    🍎「一体何が起こってるんでしょうか……怖い……」
    (付き合ってる探索者がいれば服の裾を掴む)

    円夏の安否確認
    🍎「先生があんな風になってたってことは、学校も危ないですよね。円夏先輩は大丈夫でしょうか……」
    👾「新入部員、反町に電話かけてくれない?」
    →探索者に電話をかけさせる
    円夏に電話をかけると、数秒で繋がる。
    💻「もしもし、○○くん/ちゃん?」
    💻「僕は大丈夫っす。にしても、思ったよりやばいっすねこの状況……」
    💻「学校もやばそうなんで、僕は家に帰ってメモの解析の続きやるっす」
    💻「なあに、心配しないで。僕には能力があるんすよ?この視力と聴力があれば危ない場所は避けられるっす。むしろみんなが心配っすよ……ちゃんと安全な場所まで移動してくださいね」
    💻「何か分かったらすぐに連絡するんで、みんなも気をつけて。じゃ、また!」

    👾「……新入部員、もしよかったらオレの家に泊まっていかない?顧問もあぁなってる以上、作戦を立てられる安全な場所が必要だ」
    👾「今は一人暮らししててさ。元々ひいばあさんが住んでた家で、そこそこの広さはあるよ」

    こうして君たちは、電車に乗って京介の家まで向かった。窓から外を見ると、やけに赤色の鮮やかな夕焼けが見える。まるで何かが燃えているかのような温度すら感じる夕日に、君たちは飲み込まれるような恐怖を感じた。


    🎥京介の家
    京介の家
    京介の家は古い一軒家で、確かに5人が泊まるには十分な広さに思えた。中に入ると、土間は綺麗に片付けられている。晩ご飯を食べて支度を終えると、作戦会議に移った。
    (RP)


    👾「部長はいないけど……先輩としてオレたちが引っ張るからさ」
    👾「前にあの人、いざとなったら命をかけて守る、なーんて言ってたけど……冗談で済まなくなってきたな」
    👾「オレは部長ほど頼りがいは無いと思うけど、後輩を守る責任は果たすから」
    👾「みんなでこの怪奇現象を解決しよう」

    作戦会議を終えた君たちは眠りにつく。不安で深い眠りにつけなかったのか、最近見ていた不思議な夢は見なかった。

    MP全回復


    スクリーンパネルで日付を切り替える
    4月28日(火)
    翌日。時刻が6時を回った頃、君たちは京介の声で目を覚ます。
    👾「おい、みんな起きろ!反町から連絡が…!!」
    君たちがスマホをとると、オカ研のグループLINEに円夏から大量のメッセージが届いていた。最新のメッセージは今から約1時間前に送られてきたものだった。

    ・円夏からのLINE
    「みんな無事ですか?」4:02
    「気が狂った人はいない?」4:02
    「もし狂いそうなら考えるのをやめて」4:03
    「おかしくなるんで」4:03
    🎶The Chateau
    「やばい」4:56
    「ごめんなさいみんな」4:56
    「ごめん」4:57
    「727akodaM6002」5:01
    「あの人は」5:05
    「あ」5:06
    「嫌だ」5:06
    「ちがう」5:06
    「ぼくはぼくで」5:07
    「ぜんぶ、そんなわけが」5:07
    「みんなしぬ」5:07
    「ころされ」5:08
    「r」5:08

    👾「前に話を聞いたから、反町の家の場所は分かる。すぐに向かおう!」
    →円夏の家に行く


    🎥円夏のマンション
    円夏の家
    それから30分ほどで円夏の家に着いた。円夏が住んでいるのは学校付近に位置するマンションの一室で、オートロックなどはないため簡単に部屋の前まで行ける。
    円夏の部屋の前まで来ると、扉には後付けされた頑丈な鍵がついていた。おそらく円夏が取り付けたものだろう。しかし、ロックは既に解除されているようでドアノブを回すだけで簡単に入ることができる。

    🎥円夏の家 廊下
    君たちが扉を開けると、玄関で円夏が倒れていた。うつ伏せの状態でこちらに手を伸ばしており、左手にはスマホが握られていた。
    身近な人が倒れていたショックでSAN値チェック 1/1d3

    ・円夏を調べる
    息はあるが、反応はない。気絶している。
    どうにかして起こした場合もブツブツとうわ言を言うばかりで、こちらのことを認識できていない振る舞いをする。
    (医学 or 精神分析)
    医学→身体に大きな外傷がないため、気絶の原因は精神に過剰な負荷がかかったことではないかと推測できる。
    精神分析→狂気に呑まれて気絶したのではないかと推測できる

    ・円夏のスマホを見る
    パスワードを打ち込むか、指紋認証でロックが解除できる。
    →指紋認証
    君たちがスマホのロックを解除すると、顧問のスマホを見た時のようにメモアプリが開かれていた。
    そこにはこう書かれていた。

    ・創造神の日記
    どれだけ願っても会うことすら叶わない。私たちの間に隔たる障害なんて全部飛び越えて会いに来てくれれば……そうすれば、私は救われるのに。
    円夏、君も私を見捨てるんだね。

    (スマホを持っている探索者は強制アイデア)
    読んでいる最中、君は嫌な予感がし、このままスマホを持っていると危ない、と思う。
    →スマホを投げる
    君がスマホを投げ出した1秒後、ベキベキと音を立ててスマホがねじ曲がり、火花が散った。スマホは小さく爆発し、黒焦げの鉄クズに成り果ててしまった。
    アイデア失敗→手に持ったまま爆発する。スマホを持っていた人物に1ダメージ。全員SAN値チェック 0/1


    🎥円夏の自室
    廊下を進むと、6畳ほどの居室がある。そこには様々な書籍が詰められた本棚と、ゲーミングデスクがある他、ベッドやクッションなどの寝具が置かれていた。部屋の奥には大きな窓があり、白いカーテンがかかっている。本棚、デスク、窓が調べられる。

    ・本棚
    本棚の半分はオカルト雑誌や、神話生物に関する解説書、残りの半分にはプログラミングについての本、ゲームの攻略本、漫画などが詰まっていた。
    本を調べても今必要な情報は得られなそうだ。


    ・デスク
    ゲーミングデスクの上を見ると、最新型のデスクトップパソコンが置いてある。電源ボタンを押しても反応がない。
    (目星)
    電源コードが抜けていることに気づく。
    →コードをさす
    パソコンの電源が入るようになった。しかし、パスワードを入力しないと中身を見ることができない。
    →パスワード「727akodaM6002」を入力
    君たちがパスワードを入力すると、画面がデスクトップ画面に切り替わった。パソコンの中が調べられる。
    メモの解析結果と調査記録が見つかる。


    ・メモの解析結果
    そこには、今まで君たちが見つけたメモの掠れて読めなかった部分を1部復元したデータが入っていた。
    (見つけられなかったメモは省く)

    大変なことも多いけど、■■について考えている時間は楽しい。嫌なことは全部忘れて、■■の世界に行けたら良いのに

    私はあの子達を愛している。あの子達は私の生きる希望だ。いつもうるさいお母さんとか、私を無視してくる大学の人達とは違う。あの子達は私だけの……

    今日はあの子達を褒められた。自分のことのように嬉しい。今回の■■■はどれも私のお気に入りだから、特に嬉しいのかもしれない。さて、次はどんな■■にしようか。あの子達ならどうするだろうか……

    お母さんに怒られた。いつまでそんなことをしてるんだって。そんなことって何?あの子達のこと、何も知らないくせに。私は■■の世界に逃げなきゃ生きていけない。私からあの子達を取り上げるのなら、お母さんが私を助けてよ。

    今日はアドバイスをもらった。意外性がなくてつまらなかったらしい。やはりミ=ゴを倒しただけでは足りなかったのかもしれない。この■■は採用しないつもりだったけど、最初の■■通り、次は御旅屋雷を浮き上がる恐怖に乗っ取らせて、あの子達と戦わせようと思う。 ……ごめんね、部長。

    周りからの批判が苦しい。お前らにあの子達の何がわかるんだ。あの子達は私の大切な■■だ。お前らの玩具じゃない。あの子達は誰にも渡さない。

    苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。頭がおかしくなりそうだ。薬も全然効果がない。脳にこびりついた言葉が離れてくれない。お願い誰か助けて。助けて、私の、私だけの■■■達…………


    ・調査記録
    そこには円夏がメモの調査を通して得た情報や考察が書かれていた。冒頭に君たち宛のメッセージが残されている。

    みんなへ
    もしかしたら僕は狂気から戻ってこれなくなるかもしれない。そうなった時のために、このファイルに記録と考察を残します。君たちがこれを読んでいるのなら、ここからは落ち着いた精神状態で、強い覚悟を持って読んでください。

     まず、メモを書いた人物は絹川繭の手帳に書かれていた"あの人"と同一人物ではないかと思う。更に夢の内容とメモに書かれたことに関連性が見られることから、夢の中の動作主も同一人物だと考えた。ここからは手帳に倣って、彼女を「あの人」と表記する。
     絹川繭の言動から推測するに、この世界の異常事態もあの人が引き起こしたものだろう。神格出現に匹敵する被害が出ているが、あの人は僕たちと同じ文化的な生活をしている。夢で見た容姿も人間にしか見えない。仮説としては、世界を揺るがすほどの強力な異能力者、あるいは神格が人間に化けたもの だと考えられる。異能力者の場合は精神に干渉して操る能力…?これだけ大規模な精神干渉を行えるとなると、消費MPの点から現実的に有り得るのか疑問だ。異能力者か神格か、いずれにしても目的が見えない……

     メモの解析を進める中で、夢であの人が見ていたネット掲示板を見つけた。このサイトは見たことのないドメイン名を持ち、運営会社も聞き覚えのない名前だった。掲示板について直接検索しても404エラーで表示されず、関連情報すら出てこない。もしかすると、このサイトは本来この世界には存在しないものなのかもしれない。コピー作業が行えないので、掲示板の書き込みで解読できたものを直接ここに記述する。

    【蜷帙◆縺。縺ョ縺溘a縺ョ迚ゥ隱】感想・評価スレ
    0041 名無しさん 20××/04/21(火) 18:07 「悪くはないけど意外性に欠ける。このままなら読まないかな」
    0065 名無しさん 20××/04/21(火) 21:45 「ターゲット層がわからん。自己満って感じ」
    0072 名無しさん 20××/04/21(火) 22:01 「なんでこんな底辺作品のスレ立ってんの?」
    0076 名無しさん 20××/04/21(火) 22:13 「>>72 縺、縺▲縺溘でちょっと話題になったからじゃね」
    0121 名無しさん 20××/04/22(水) 0:08 「キャラは良いけどストーリー微妙」
    0148 名無しさん 20××/04/22(水) 0:42 「>>121 キャラも微妙だろwww」
    0156 名無しさん 20××/04/22(水) 0:59 「俺が考えた方がおもろくできるわ」
    ……
    この先も何かの作品を批判する書き込みが続いていると思われる。ここに記述しなかった部分は文字化けが酷く、作品の特定に繋がるような具体的な情報は書かれていなかった。
     メモの内容と掲示板に書かれた内容に関連性が見られる。そして、あの人は掲示板の書き込みに強い嫌悪を感じていた。批判されていた作品とあの人には深い関係があるはずだ。それならあの人は、縺薙荳也阜縺ョ蜑オ騾逾?夢に何度も出てきたノートとの関連も、ぁ 次元が交錯している?まずい、歪みが縺阪◆ これが正解だ。気づいた。神は蟄伜惠縺吶k。みんなにつ縺溘∴縺ェ縺上■繧 p dddddd


    🎥窓の外の景色
    ・カーテンを開ける、窓の外を見る
    君たちがカーテンを開けて窓の外を覗くと、そこには信じられない光景が広がっていた。そこから見える世界が、グニャリと歪んでいるのだ。空や建物の至る所にノイズが走り、まるでゲームのバグ画面のようだ。それに気づいた瞬間、頭痛がするほどの耳鳴りが始まる。部屋の電気は点滅を繰り返し、地面が激しく揺れるのを感じた。点滅やノイズが加速し、揺れが大きくなるにつれ、耳鳴りは更に酷くなる。君たちが呆気にとられていると、窓の外の風景が段々とノイズに紛れて消えていった。
    🎥窓の外の景色(変化後)
    否、それらは別の世界に"書き換えられていった"。
    SAN値チェック 1/1d3
    (RP)

    🎥創造神の家(後編)
    外に出ると、そこは来た時と全く別の景色に変わっていた。君たちは、ここである既視感を抱く。
    (アイデア)
    ここは夢の中で見た世界だと気づく。そして、今 君たちが立っているのは、初めてミ=ゴを倒した日に見た夢で歩いていた道だった。おそらく記憶通りに道を進めば、君たちはあの家に行き着くだろう。
    →家まで向かう
    🎶Midnight Frozen Piano
    夢の記憶をたどって10分ほど道を歩くと、君たちは青い屋根の一軒家にたどり着いた。
    玄関の鍵は空いている。
    →入る

    🎥創造神の廊下
    君たちが家の中に入ると、内装も夢の中のものと同じだった。1階はリビング、洗面所が調べられる。

    🎥創造神のリビング
    リビング
    そこはリビングとダイニングキッチンのある広い部屋だった。リビング側にはソファ、テレビ、棚などの収納、キッチン側には4人がけの食卓テーブルがある。テーブル、キッチン、棚が調べられる。

    ・テーブル
    君たちがテーブルを観察すると、見覚えがあることに気づく。夢の中で君たちが食事をしていた場所はここだろう。

    ・キッチン(目星)
    キッチンを物色していると、シンクの近くに薬が落ちていることに気づく。そして、近くに置かれたゴミ箱の中には使用済みの薬のシートと包装が捨てられていた。
    (医学 or 薬学 or 精神分析)
    薬が精神安定剤であることがわかる。同時にこれが精神安定剤の中でもかなり効き目の強い薬であることがわかる。

    ・棚
    棚の上には複数の写真立てがあった。どの写真にも男性と女性、小さい女の子が3人で映っている。どうやら家族写真のようだ。そして、棚の近くの壁にはコルクボードがかけられており、子供が描いたような絵が貼られている。その絵には大人2人と子供1人が描かれている。
    (写真に目星)
    小さい女の子の顔に、夢の中で見た女の面影を感じる。

    (部屋に目星)
    他に調べるところがないか部屋を見回していると、部屋の奥に引き戸があるのを見つける。
    →入る
    🎥創造神の和室
    引き戸を開けると、そこは四畳ほどの小さい和室だった。床の間には白い百合が生けられた花瓶が置かれ、上から掛け軸がかかっている。その隣の仏間には、仏壇が置かれていた。仏壇が調べられる。

    ・仏壇
    仏壇には汚れや傷が全くなく、日焼けしている様子もないことから、新しいものに見える。手前に置かれた台の上には供え物と一緒に、写真立てが1つ置いてあった。
    写真には50代くらいの男性が笑顔で映っていた。先程見た家族写真にいた男性と同じ顔をしている。


    🎥創造神の洗面所
    洗面所
    君たちが狭い廊下を進み、突き当たりの部屋に入ると、そこには記憶通り洗面所があった。洗面台の大きな鏡には君たちの顔が映っている。
    (目星)
    洗面所の中を見回すと、1枚の紙が落ちているのを見つける。そこには乱雑な筆跡でこう書かれていた。

    ・創造神の日記
    私がいるから存在できていることを忘れるな。私はいつでもお前達を殺すことができるんだ。お前の思考も言葉も行動も肉体も全部全部全部全部、私の手の中だ。ここは私の世界で、私にはそれを書き換える権利がある。
    読み終わった瞬間、君たちは身構えるが、今までのような空間の歪みは訪れなかった。この異常事態への恐怖だけが残り、じわじわと狂気に精神を蝕まれるような感覚に陥る。 SAN値チェック 0/1

    →2階に行く

    🎥創造神の扉
    2階
    君たちは階段を上がり、ある部屋の前まで歩を進めた。そこは夢の中で最も長い時間を過ごした部屋だ。おそらく、あの人の自室だろう。
    君たちが閉じられた扉を見上げると、そこには文章が書かれた1枚の紙が貼ってあった。

    🎶闇の中に囚われしもの
    ・創造神の日記
    結末は書き換えた。あとは実行に移すだけだ。私を助けてくれないお前達に価値なんてない。お前達は神には勝てない、絶対に。

    →入る

    🎥創造神の自室
    創造神の自室
    扉を開けると、君たちの眼前に見知った景色が広がる。記憶にあるよりも物が散らかって荒れているが、やはりそこは夢の中で見た部屋だった。白を基調としたシンプルな内装で、ベッド、本棚、勉強机が置いてある。机の上が調べられる。

    机の上
    そこには、SF小説、オカルト雑誌、少年漫画が散乱していた。どれも夢の中で見たものと同じだ。
    (目星)
    机に散乱した書籍類をどかすと、1冊のノートが顔を出した。表紙にはタイトルも名前を書かれていない、何の変哲もないノートだ。
    しかし、それはあの人が何よりも大事にしていたノートだった。

    ・ノート
    異能力学園バトル創作「君たちのための物語」
    登場人物:HO1の名前、HO2の名前、HO3の名前、御旅屋雷、反町円夏、朧京介、絹川繭、成宮梓
    あらすじ:「怪奇現象に遭遇したことがある、または異能力・超能力を持っている方は当部活まで!」新学期、(HO1)たちは掲示板に貼られた1枚の勧誘ポスターを目にする。部活名は怪奇現象研究部。それはいかにも怪しげなものだったが、そこに書かれた勧誘文を読んだ瞬間、そのポスターに釘付けになってしまう。なぜなら(HO1)たちは異能力を持っているからだ。指定された部室を訪れると、そこで待っていたのは同じく異能力を持つ部員たちだった。入部を決めた(HO1)たちは彼らと共に学校近辺で発生した不可解な事件について調べることになる。向かう先で起こるのは怪奇現象か、それとも――……

    ページを捲っていくと、そこには君たちが怪奇現象研究部に入部してから今までやってきたことが全て書かれていた。単なる行動だけでなく、その時の感情、思考、発言にいたるまで寸分違わず記されている。そして、時々文章の間に挟まれる人物の絵はその時の自分をモノクロ写真で撮ったかのような姿をしていた。
    ノートの筆跡は後半になるに従って乱雑になり、解読するのも難しい文章になっていった。しかし、読むことが出来なくとも君たちには内容がわかってしまう。きっとそこには今日の出来事が書かれているはずだ。
    次々にページを捲り、遂に君たちは最後のページを開く。そこには、ノートの罫線を無視した大きな字でこう書かれていた。
    🎥ノート
    「全員死ぬ」
    SAN値チェック 1d3/1d10

    PLに秘匿メッセージ送信
    ・藻酸、あなたは(HO1の名前)の創造主である。(HO1の名前)の命はあなたが握っている。
    ・糊、あなたは(HO2の名前)の創造主である。(HO2の名前)の命はあなたが握っている。
    ・レイ、あなたは(HO3の名前)の創造主である。(HO3の名前)の命はあなたが握っている。

    SAN減少値管理
    ・一時的狂気 1度に5以上減少+アイデア成功
    ・不定の狂気 1時間以内に5分の1以上減少


    君たちがノートに気を取られていると、後ろからドアノブを回す音が聞こえた。反射的に振り返ると、扉はゆっくりと開いていく。扉の向こうには1人の女が立っていた。
    🎶闇夜に輝くステンドグラス
    ボサボサの黒髪に襟のよれた服、長い前髪から覗く目の下には濃いクマが刻まれている。そして、華奢な身体の後ろには蜃気楼のように揺らめく怪しい影が5つ伸びていた。彼女はゆっくりと目を閉じ、再び君たちの方を見つめる。視線が交錯し、狂気に満ちた彼女の瞳に君たちが映った。
    その瞬間、君たちは理解してしまう。目の前の彼女が、夢の主 "あの人"であり、全ての元凶であることを。そして、彼女がこの世界を創造した神であることを。
    SAN値チェック 1d10/2d10
    (SAN値処理は混乱するので1人ずつ)

    PL向けに話す
    あなたたちは創造神の後ろに伸びる5つの影に見覚えがある。
    →なんだと思うか聞く

    代理を盤面に出す→右クリして「しまう」で自分の駒にしてもらう


    戦闘処理の説明
    ・創造神にはHPの概念がないため、探索者たちの攻撃は全てSAN値で受ける。愛しの創作キャラに攻撃されると傷ついて精神を削られる仕組み。創造神は既に発狂状態のため、SAN値減少によって一時的狂気や不定の狂気は発症しない。
    ・創造神はそれぞれのキャラを作った人の代理の技能で攻撃する。創造神のターンが来た時にKPが攻撃対象をダイスで決めるので、自分の探索者が指定された場合は代理の1番成功率の高い戦闘技能を振る。成功した場合はKPがダメージを計算する。
    ・創造神は1ラウンドにつき、2回行動ができる。ラウンド開始時に1回、通常のDEX順に1回行動する。


    戦闘処理
    ステータス
    POW 20 SAN値100
    DEX 10

    技能
    ・精神干渉(99) SAN値チェック 1d5/1d10
    ・ピ代理→ライフル(80) 2d6+2d10
    ・鍵代理→ショットガン(50) 4d6+2d10
    ・も代理→こぶし(50) 1d3+2d10
    ・糊代理→こぶし(50) 1d3+2d10
    ・レイ代理→キック(65)、マーシャルアーツ(51)
         1d6+1d4+2d10 2d6+1d4+2d10

    ダメージは、技能別のダメージ+2d10

    創造神は常に発狂状態であり、冷静に話をすることは難しい。SAN値を回復させれば意思疎通が可能。
    創造神のSAN値が1まで削られると戦闘が終了する。


    KPの動き
    ①ラウンド開始時に精神干渉(99)を振る→1d5→SAN値チェック 1d5/1d10
    ②DEX順にターンが回ってきたら攻撃対象決定ロール 1d5
    ③ ②の結果に合わせて各々の代理で技能判定→ダメージ計算

    忘れそうな処理
    ・京介の固有技能のダメージ軽減

    梓の動き
    梓はおそらく戦闘開始までに発狂するため、狂気表の結果に基づいて行動する。攻撃可能な場合はマーシャルアーツキックで攻撃する。
    1時間以内にSANを6以上消失で不定。

    探索者と付き合っている場合
    狂気表で偏執症かフェティッシュを発症、もしくは永久発狂すると、交際している探索者に対して組み付きを行う。失敗した場合は次のラウンドも組み付きを試みる。気絶する、HPが0になる、STR対抗で引き剥がされるまで組み付きは続く。引き剥がされた場合は気絶し、行動不能になる。組み付かれた状態で梓が死んだ場合、その探索者はSAN値チェック 1/1d3

    探索者と付き合っていない場合
    狂気表の結果に基づいて行動後、永久発狂になると気絶する。



    戦闘終了後
    最後の一撃をくらい、創造神は力なく倒れた。彼女の後ろに伸びていた5つの影は消え、華奢な身体だけが部屋に残されている。
    →どうする?


    ED
    END1
    分岐条件:探索者が創造神に優しい言葉をかけたり、精神分析を行った場合。創造神のSAN値が回復し、会話が可能になる。

    君たちが創造神に言葉をかけると、彼女はピクリと身体を震わせ、君たちの方へ視線を向ける。
    「……助けて、くれるの?」
    君たちを見つめる彼女の瞳から狂気は消えていた。その瞳は段々と潤んでいき、瞬きと共に涙が溢れる。そして、君たちへ向ける視線は愛しい者を見るような温かいものへと変わっていった。
    🎶神隠しの真相
    「私、君たちに酷いことをしたのに……」
    「繭を悪役にして、部長を殺して、世界をめちゃくちゃにして、今だって……どうして?……君たちはどうして私を助けてくれるの?」
    「あぁ、でも、こんなに嬉しい。私は今この瞬間に救われたの。苦しくて堪らなかった世界から君たちが私を救い出してくれたんだ」
    「これが狂った私の見た幻覚でも構わない。だって私は君たちに救われたんだから。もう……大丈夫。この記憶があれば、私は大丈夫」
    創造神はゆっくりと起き上がり、袖で涙を拭いた。そして、君たちに真剣な眼差しを向ける。
    「この世界を、みんなをめちゃくちゃにした責任はとる。だから、私がこの物語を書き換える。……君たちはどんな世界を望む?」
    →探索者が理想の世界について答える
    「この世界で死んだ人を生き返らせるには、その子が死んだ原因を取り除かなくちゃいけない。だから、全てが始まる前……1番初めから書き換える必要がある。そうしたら……これまでの君たちの記憶は消える。それでもいい?」
    →探索者が肯定
    「……わかった。君たちがそう望むのなら」
    そう言って彼女は机の前まで歩を進め、机の上に置かれたノートを手に取った。彼女は無地の表紙を1度見た後、大事そうにそれを抱え、君たちの方へと振り返る。
    「これまでのこと、本当にごめんなさい。君たちを愛していたのに、周りの言うことに振り回されて、君たちを思いやることをしなかった」
    「……恨んでくれても構わない。それでも、私が君たちを愛していることは変わらないから」
    「そろそろ……お別れだね」
    彼女は寂しそうに目を伏せた後、再び君たちの方を見つめて微笑んだ。
    「本当にありがとう。私の大好きな探索者達」
    🎥白フェードイン
    彼女がそう呟くと、部屋の中に光が溢れ出す。その光は優しく溶け合うように広がり、やがて部屋全体を包み込んだ。視界が穏やかな白に染まり、君たちの意識は段々と遠くなっていく。そして、世界は優しく壊れ、彼女の手で新たな世界へ書き換えられていった。

    🎥白フェードアウト
    スクリーンパネルで日付を変える
    気がつくと、君たちは学校の廊下に立っていた。
    何だか長い夢を見ていた気がする。君たちがそんなふうに考えていると、目の前にある扉を見てここに来た理由を思い出す。そうだ、自分たちはポスターを見てここに来たのだ。校舎の端の日当たりの悪い教室が君たちを待っていた。
    →扉を開くか聞く

    🎥END1 部室
    君たちが部室に入ると、中にいた部員と思わしき3人が振り返った。その中の1人で、黒い帽子を被った男子生徒が声をかけてくる。

    ⚡️「君たち……もしかして、入部希望者か!?」
    ⚡️「ようこそ!!怪奇現象研究部へ!!!」


    END1「君たちのための物語」


    クリア報酬
    ・成長した技能、HP、MP、SAN値を全て初期化
    ・AF「創造神の加護」
    使用すると1度だけロストを回避することができる(ダメージ無効化、SAN値減少回避 など)
    探索者がロストを望んでいる場合を除く



    END2
    分岐条件:探索者が戦闘中に創造神が傷つく言葉や、創造神に消えてほしい旨の言葉を言っていた場合。あるいはトドメを刺した場合。創造神のSAN値は-1されて永久発狂する。

    君たちがとどめを刺すと(そう言うと)、創造神の瞳から光が消えた。その瞬間、ガラスがひび割れるような音が響き、空間に亀裂が走った。その亀裂から視界を塗りつぶす"黒"が広がり、世界の崩壊が始まる。
    🎥黒フェードイン
    白い壁は剥がれ落ち、床は端の方からボロボロと崩れていく。君たちは為す術もなく、崩壊に巻き込まれた。そして、全てが壊れた時、現実と虚構の交錯は終わりを告げた。
    🎥黒フェードアウト
    気がつくと、君たちは部室にいた。狂気に呑まれた彼女は崩壊と共に君たちの前から姿を消し、残ったのは(ロストしなかったメンバー)だけだった。君たちは窓から差し込む淡い光を見て、世界の崩壊が止まったことを認識する。今度こそ、君たちは世界を救うことに成功したのだ。
    これまで失ったものは元には戻らない。しかし、今までのような歪曲や崩壊が起こることは二度とないだろう。これまでの物語を綴ってきた神はいなくなったのだ。
    そして、もうこの先の君たちを書き記すことはできない。ここからは、誰にも書き換えられない、君たちの物語が始まるのだから。


    END2「神殺しの救世主」(仮)


    クリア報酬
    ・SAN値回復 3d6
    ・HP、MP全回復
    ・クトゥルフ神話+15



    END3
    分岐条件:全員が戦闘不能になる

    異能を上回る、異次元の力によって君たちは敗れた。絶対的な存在と相対し、狂気に犯され、致命傷を負った身体。君たちは為す術もなく、地に伏せて来たる死を待つことしかできなくなってしまった。
    神はそんな君たちを一瞥する。依然として彼女の瞳は狂気に満ちていた。そして、彼女は机の前まで歩を進め、ノートを手に取った。彼女がノートに向かって何かを呟くと、彼女が触れた部分からそれが発火する。同時に、部屋が炎に包まれた。
    🎥END3
    火は瞬く間に広がり、霞む視界に残酷な赤が広がる。無情な熱は生と希望を一瞬にして灰に変えていく。やがて、炎はこの世界全体を呑み込み、君たちが紡いできた軌跡とこの先の全てを焼き尽くした。
    神は手の中でそれが燃え尽きたのを確認すると、5つの影とともに蜃気楼のように揺らめき、この世界から姿を消した。
    そして、無慈悲な灼熱を最後に、君たちの物語は終わった。


    END3「神様の言うとおり」


    ・全員永久ロスト
    ・救済不可
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