かつて刀の幸福を願った人がありました。
彼女は付喪神と言葉を交わし続けました。
彼女は付喪神に人間らしい振る舞いをさせました。
彼女は人間らしい幸せこそが、
彼女は、刀の幸せとは「何か」に気づきました。
いまや審神者として機能しない、ままごとの女。
禍津神とも祟り神とも呼べる存在となった、
忌まわしき女。なってはならない存在。
名を、「狂子」と呼ぶ。

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