ポストカード 風の季節が終わり、聖なる日々が始まると、書庫のオフィスではお祝いパーティーが行われるため、書庫の出入口には多くの星の子たちで賑わっています。
そんな星の子たちを、書庫の精霊たちは微笑ましく見ていますが、中には鬱陶しく睨むものもいます。
はしゃぐ星の子たちに苛立ちを募らせた精霊が少し怒鳴り散らしてやろうと腕まくりをして星の子の群れに近付きました。
星の子たちはそこでようやく自分たちが書庫の精霊たちの迷惑になっていたことに気付き、静かにしようと声を掛け合いますが後の祭りです。
怒りで顔を真っ赤にさせて近付いてくる書庫の精霊に星の子たちは怯えだしました。
せっかくのお祝いパーティ前なのに。星の子たちは書庫の精霊に怒鳴られる覚悟をするために目をギュッとつぶりました。
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