DTモートさん×特級で開発済ショくん 元教え子、5歳歳下、未成年。
これだけの要素が揃っていれば、自分が年上としてリードしてやらねばと思うのが普通だろう。
今まで誰かとベッドを共にした経験はないが、幸い手先は器用な方であると自負している。自慢ではないが頭も回るほうだ。
来るべきその日に備えて、役に立ちそうな文献を読み漁り、恥を忍んで経験のある団員に話を聞いてみたりもした。
それもすべて、年下の恋人であるショウとの初夜を滞りなく成功させるために。
(──そンな風に思ってたンだけどなァ)
スタートの時点はまだ良かった。互いにそっと唇を重ね、慣れないながらも徐々に雰囲気を高め次のステージへ進もうとしていたのだ。だが、舌を絡めた瞬間、ショウの纏う空気が変わった。
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