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    いぬみ

    @inucacao

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    いぬみ

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    あんまり書きすぎても蛇足だよな…と思って新刊には載せなかった裏設定などです。ネタバレしてます。

    グラ忍・あとがき・ザ・ファイナルここを見ていただいているということは私の妄想の塊を読んでくださったということでしょうか。
    これは本編で描き切れなかった裏設定とかそういったものを晒していこうという蛇足です。
    後書きでやれや~
    死ネタがあるので苦手な方は読まない方がよいかもしれません。

    ・おそ松と一松
    おそ松と一松が打ち合わせ(?)しているシーン、おそ松が一松に尋ねようとしたのは「死のうとしてるんじゃないのか」ということでした。でもおそ松は一松の境遇も全て知っているし一松の気持ちに十分共感もしているので何も訊くことができませんでした。
    そして「アイツなら一松を救ってくれるんじゃないか」と考えました。アイツです、アイツ。
    どうでもいいことですがスパイ映画なんかで背中合わせで他人の振りをしながら情報を交換するというのを一度でいいからやってみたい、と思いながら描いてました。

    ・一松の過去
    一松は二人の弟、十四松とトド松と同じ小さな忍びの里で育ちました。戦の終わった時代なので忍びも数が減り、里の子どもは一松だけでした。育ててくれた里長は厳しく、忍びらしい冷徹さも持ち合わせている人でしたが、三人はそれなりに楽しく暮らしていました。
    ある日、裏の世界で着実に名を挙げていた成金が腕のいい忍びを育てている里があるという噂を聞きつけ、里にやってきます。子どもの方が扱いやすく価値があると判断した成金は一松達を買おうとしますが、里長に断られます。
    その夜、成金は金で雇った野盗を引き連れ、里に火をつけ、不意をついて里長を殺害してしまいます。
    そして急な事態に狼狽える一松に偽造した証文を見せ、自分自身が兄弟と共に成金に買われたのだと吹き込みました。一松はまだ幼く、証文が偽造であることを見抜けませんでした。
    一松は泣きながら「自分がどんな仕事でもするから弟達は自由にしてほしい」と頼み込みます。成金は、無下にして自殺でもされてはコトだと、その頼みを受け入れます。
    自分に利用価値があるうちは成金が自分達を殺さないと思った一松は心を殺して成金の悪事に加担していました。うう、かわいそう…。
    十四松とトド松はそんな兄をいつか救えるようにと、隠れて忍びの修行をしていました。そして二人そろって今の職場=お城の城主にヘッドハンティングされます。ちなみに城主はハタ坊です。
    二人はこれで一松を成金から引き離せると喜びましたが、当の一松は自分が居なくても二人が立派にやっていけると理解し、結果、成金との心中を決意することになってしまいました。

    ・グラサン風来坊の過去
    裏垢ですでに呟いていた設定ですが、グラサン風来坊が言っていた「一人で全部抱え込んで…一人で死んじまったひと」はカラ一派生のひとつ極文の極さん…という妄想です。
    グラサン風来坊ことカラ松は幼いころは気弱で人を殴ることもしない子どもでしたが、同時に正義感が強く、困っている人やいじめられている人を放っておけない子どもでした。(そしてそれをカッコイイと思っているフシがありました。いやカッコイイよ)
    ある日、いじめられている子を助けていじめっ子とケンカになり、ケガをしてしまったカラ松は、極さんと出会い、手当をしてもらいます。
    カラ松のことを気に入った極さんは我流の剣術をカラ松に教えることにします。カラ松も極さんによく懐き、「師匠」といって慕うようになりました。
    そして極さんに剣術を習う中で、カラ松はもう一人の大人と出会います。カラ松に「武器になるのは腕っぷしだけじゃない」と読み書きを教えてくれた文さんです。カラ松は文さんのことを「先生」と呼び、初恋という感情を学びました。
    しかしある日、極さんが破落戸に刺されて命を落としてしまいます。
    実は極さん、間夫との子どもを身ごもり、遊郭から逃げてきた遊女を二人に黙って匿っていました。黙っていた理由はもちろん、愛する人を巻き込みたくなかったからです。
    その遊女が働いていた店の主人が差し向けた刺客から、彼女を庇った結果の最期でした。
    極さんの葬儀を終えた日の夜、文さんはカラ松に極さんが使っていた仕込み杖を託します。「復讐したい」と憤るカラ松を文さんは窘め、「あいつに代わって、その刀を世のため人のために使ってほしい」と告げます。これが、グラサン風来坊のオリジンってコト…。
    (葬儀の場では涙を見せず気丈に振舞っていた文さんですが本当はすぐにでも後を追いたいと思っていました。それを思いとどまらせたのは、やっぱりカラ松の存在でした。子どもが出来ない二人にとっては息子みたいな存在だったのかもしれません)
    (カラ松は文さんにポポポとなりながらも、二人の関係を知っていました。大人になったとき、自分もこんな愛と出会えるといいなあと思ったり思わなかったり)

    ・むつご
    六人は血のつながった生き別れの兄弟です。トド松がチョロ松を「兄さん」と呼んでいますがアレは尊敬の意味を込めているだけでまさか本当の兄だとは思っていません。
    おそ松だけは薄々勘付いているようですが、それを確かめる予定はありません。
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